2021年10月には4社が新規上場予定となっています。
今回は、10月26日に東証マザーズに上場予定のCINC(4378)をご紹介。
他の企業の上場スケジュールについて知りたい方は、以下のページもご覧下さい。
企業概要
株式会社CINCは2014年に設立された、ビッグデータとAI・機械学習技術で顧客のマーケティング支援を行う企業です。
想定時価総額は約94.8億円で、東証マザーズに上場します。
事業内容
CINCは ソリューション事業、アナリティクス事業の2つを主な事業としています。
ソリューション事業
ソリューション事業では、マーケティング用調査・分析ツール「Keywordmap」、「Keywordmap for SNS」の開発と提供をしています。
「Keywordmap」 では、ビッグデータや自然言語処理などの先端技術を活用。
そのため、高度な技術力を要するマーケティングプロセスを再現性高く短時間で実現できます。
「Keywordmap for SNS」 では、Twitterを活用し、サービスの反響調査、潜在顧客獲得を目指します。
アナリティクス事業
アナリティクス事業においてはDXコンサルティングサービスを提供しています。
「Keywordmap」シリーズを活用して得たビッグデータを基に、顧客のマーケティングを統合的に支援しています。
DXコンサルティングは、主力製品であるKeywordmapを用いて行っています。
そこから蓄積される知見やユーザの声をKeywordmapに反映することで、進化を続けているのです。
2つの事業が連携していて、好循環になっているんだね!
決算情報
決算情報は以下の通りです。
売上高は創業以来増加しており、今期は売上高10億円を突破する見通しとなっています。
純資産も増加しており、自己資本比率は約38%です。
経常利益、当期純利益ともに成長しており、売上高純利益率は11.4%です。
設立間もないけど、黒字を確保しているんだね!
経営陣
同社の役員は7名おり、その中の役員の経歴を抜粋して紹介します。
石松 友典 社長
2004年4月 エキスパートスタッフに入社。
2007年10月 JPモルガン証券株式会社に入社。
2009年4月 スタンダードチャータード銀行に入行。
2012年1月 株式会社Speeeに入社。
2014年4月 CINC設立。代表取締役社長(現任)に就任。
平 大志朗 副社長
2009年11月 ㈱コーポ―・ホールディングスに入社。
2011年7月 ㈱シックスサイド株式会社に入社。
2012年8月 ㈱Speeeに入社。
2014年4月 CINCに入社。取締役(現任)に就任。
IPO概要
CINCのIPO概要について、以下の3つを解説していきます。
- 取り扱い証券
- 日程・価格
- 株主構成
同社を購入検討している方は、ご確認ください。
取り扱い証券
同社のIPO株を取り扱う証券会社は以下の通りです。
証券会社名 | 割当率 | 割当株数 |
SMBC日興証券(主) | 87.86% | 841,000株 |
野村證券 | 4.35% | 41,600株 |
SBI証券 | 3.47% | 33,200株 |
楽天証券 | 0.87% | 8,300株 |
松井証券 | 0.87% | 8,300株 |
いちよし証券 | 0.87% | 8,300株 |
岩井コスモ証券 | 0.87% | 8,300株 |
マネックス証券 | 0.43% | 4,100株 |
東海東京証券 | 0.43% | 4,100株 |
\IPO取扱銘柄数No.1/
日程・価格
IPOの日程は以下のようになっています。
抽選申込期間 | 10月11日(月)~10月15日(金) |
---|---|
当選発表日 | 10月18日(月) |
購入申込期間 | 10月19日(火)~10月22日(金) |
上場日 | 10月26日(火) |
続いて、価格については以下のようになります。
仮条件 | 2,850-3,080円 |
---|---|
公募価格 | 3,080円 |
初値 | 3,950円 |
大株主
株主の状況は以下のようになっています。
株主名 | 比率 |
石松 友典(社長) | 39.39% |
(株)CZ | 24.73% |
(株)平企画 | 14.20% |
平 大志朗 | 13.28% |
前山 奈津子 | 7.33% |
渡井 弘一 | 0.27% |
雨越 仁 | 0.27% |
山地 竜太 | 0.23% |
間藤 大地 | 0.20% |
外石 正行 | 0.09% |
※本記事は2021年10月7日時点の情報を元に作成されています。
※本記事内で紹介されている意見は個人的なものであり、記事の作成者その他紹介企業等の意見を代表するものではありません。
※本記事は情報提供を目的としており、特定の商品や手法を推奨するものではありません。投資に関する意志決定はご自身の判断にてお願い致します。