この記事の結論
- アメリカにはニューヨーク証券取引所とナスダックという2つの株式市場がある
- アメリカ市場は米国東部時間9:30〜16:00で開いている
- 日本企業もADRを利用して米国に上場している
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アメリカにはニューヨークとナスダックの2つの市場がある
アメリカ市場を勉強する前に、まずは日本の市場からおさらいしましょう。
東京証券取引所では以下の4つの個人投資家向け市場が開かれています。
- プライム市場
- スタンダード市場
- グロース市場
では、アメリカの株式市場はどうでしょうか。
アメリカでは以下の2つの株式市場で取引がなされています。
- ニューヨーク証券取引所(NYSE:New York Stock Exchange)
- ナスダック(NASDAQ: National Association of Securities Dealers Automated Quotations )
ニューヨークは地名だからなんとなく分かるけど、ナスダックって何だろう?
2つの市場の違いについては後ほどご説明いたします。
アメリカ市場の取引時間は?
2つとも取引時間は9:30〜16:00となっており、昼休みはありません。
日本時間では、以下の様になります。
- 23:30〜翌朝6:00
- 22:30〜翌朝5:00(サマータイム:3月の第2日曜日から11月の第1日曜日まで)
また、米国株では上記の取引時間の前後に開かれる「プレ・マーケット」と「アフター・マーケット」というものもあり、時間は以下の通りです。
■プレ・マーケット
現地時間 8:00〜9:30
日本時間 22:00〜23:30、21:00〜22:30(サマータイム)
■アフター・マーケット
現地時間 16:00〜20:00
日本時間 6:00〜10:00、 5:00〜9:00(サマータイム)
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2つの市場の違いは?
ニューヨーク証券取引所とナスダック、東証の違いをまとめた表は以下の通り。
それぞれ詳しく見ていきましょう。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)
あの有名なニューヨーク市のウォール街にある世界最大の株式市場です。
NYSEは世界最大の証券取引所で、「ビッグ・ボード(Big Board)」とも呼ばれます。
NYSEの発表資料によると、2018年6月末時点での上場企業の時価総額の合計は約3,000兆円にのぼります。
ちなみに、東京証券取引所の合計時価総額は約716兆円だワン!(2021/2月末)
NYSEはロンドン取引所に次いで2番目に古い証券取引所であり、1792年に24人の仲買人によって、「すずかけ協定」という協定を以て創設されました。
その後、NYSEはインターコンチネンタル・エクスチェンジ(ICE)という、インターネットベースの電子取引市場を運営する会社に2013年に買収され、現在はその傘下にあります。
世界最大規模の時価総額を誇るNYSEは、上場審査が世界で最も厳しいと言われており、上場銘柄のほとんどが大型の優良企業と言えるんですよ。
例えばどんな企業があるの?
NYSEの上場企業
- みんな大好き『コカ・コーラ』
- 大手投資銀行の『ゴールドマン・サックス』
- アメリカ最大級のスーパー『ウォルマート・ストアズ』
日本企業では、以下のような企業が米国預託証券(ADR)を発行する方式で上場しています。
- ソニー
- トヨタ
- 三菱UFJフィナンシャル・グループ
ちなみに、アメリカの中でも配当利回りの高い「高配当株」も多く上場していますよ。
ナスダック(NDAQ)
ナスダックとは、アメリカ合衆国の新興企業向けの株式市場のことです。
新興企業向けの株式市場としては世界最大の規模を誇ります。
ナスダックは1971年に、世界初の電子株式市場として設立されました。
コンピュータシステムのみで運営される相対の取引所であることから、NYSEのような立会場は存在しません。
立会場(たちあいじょう)って何?
立会場とは、実際に取引所に売買の代理人がたくさんいて、手サインなどを駆使して株式の売買をする場です。
インターネットの発展で、現在日本では廃止されているんですよ。
今では当たり前のように思えるかもしれませんが、当時は極めてエポックメーキングな市場として注目されました。
また、ナスダックの上場企業には成長力があるIT企業が多く、以下のような超人気企業も上場しています。
- アルファベット(GOOG)
- アマゾン(AMZN)
- アップル(AAPL)
- ネットフリックス(NFLX)
企業名の後ろのアルファベットは「ティッカーシンボル」だワン!
これは、日本で言う「証券コード」と同じものだワン!
アメリカの代表的な株価指数
アメリカには主な株価指数として以下の3つがあります。
- NYダウ
- ナスダック総合指数
- S&P500
NYダウとは
NYダウの正式名称は 「ダウ工業株30種平均」で、アメリカで最も古い株価指数。
アメリカの上場企業から成長性や投資家の関心の高さなどを踏まえて、ダウ・ジョーンズ社が選んだ30銘柄で構成される株価指標です。
日経平均とイメージが近いね!
構成銘柄は、マクドナルドやアップル、マイクロソフトなどです。
ナスダック総合指数とは
ナスダック総合指数はナスダックに上場している全銘柄を対象としていて、1971年2月5日の時価総額を基準として、その値を100として算出しています。
近年のIT企業の爆発的な成長の裏付けもあり、着実に高値を更新しています。
ナスダックについて詳しく知りたい方は、「【4分で理解】ナスダック(NASDAQ)とは?ダウとの違いも分かりやすく解説」をご覧ください。
S&P500
S&P500はアメリカのスタンダード・アンド・プアーズ社が定めている株価指数で、NYSEとナスダックに上場している企業から代表的な500社を選定して算出しています。
ダウ平均とは違い、両市場の500社をカバーしている分散性から「アメリカの株式市場の状態」として世界中の投資家が参考にする指数です。
S&P500に投資したい方は、手数料が安い「SBI・バンガード・S&P500インデックスファンド」も確認してみましょう。
S&P500については、「S&P500とは?チャートでわかりやすく解説!連動の投資信託もご紹介!」でも解説しています。
ADR(米国預託証券)とは?
ADRとは米国以外の企業の株式を米国で取引できるように、預託機関によって原株式を裏付けに発行された証券です。
ADRの売買方法は一般の米国株式と同様で、最近ではブラジル、インドといった新興国の優良企業の上場も増えています。
ADRの仕組みは、以下の様になっています。
徐々にあいまいになる境界線
先述したように、アメリカの2つの市場では大企業を中心とした「オールドエコノミー」はNYSEに、新興企業を中心とした「ニューエコノミー」はナスダックに、という具合に役割を明確に分ける暗黙の了解がありました。
しかし近年では以下の時価総額ランキングの通り、アップル、アマゾン、アルファベット(Google)といった新興IT企業の方が存在感があります。
NYSEとしては、ニューエコノミーを自陣営に取り込まないと先細ってしまう危機感を持つようになりました。
そのため、両取引所の競争は一層激しくなり、それまで明確に分けていた境界線は徐々にあいまいになってきています。
その結果、現在NYSEにはニューエコノミーでもある以下の企業が上場しています。
- アリババ
- Salesforce
投資家からすると違いはあるの?
投資家である私たちからすると、両取引所の違いは実質的に無いです。
株式投資では「企業」に投資をするので、取引所はそこまで重要ではないのです。
アメリカには急成長企業も多くあるので、株式投資に慣れてきたらアメリカ株に挑戦してみても良いかもしれないですね。
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米国株の買い方について知りたい方は、「米国株(アメリカ株)の買い方を画像付きで解説!注意点やおすすめ銘柄もご紹介」の記事もお読みください。
また、米国株について包括的な知識をまとめた記事も、以下よりお読みいただけます。
あわせて読みたい:【記事まとめ】米国株投資で知っておきたい知識4選
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