・S&P500に投資したいけど、ETFと投資信託があるらしい…。
・ETFと投資信託のどっちを買えばいいのかな?
このようなお悩みを解決します。
この記事の結論
- ETFは保有コストを抑えることができる
- 投資信託は少額から購入できる
- お得に投資するにはETFがおすすめ
2024年からは新NISAも始まり、投資を始める方も増加傾向です。
多くの投資先がある中でも、高いリターンが見込めるS&P500は圧倒的な人気を集めています。
そんなS&P500ですが、ETFと投資信託のどちらで投資するべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回はS&P500に連動するETFと投資信託の違いについて、8つの比較ポイントを中心に分かりやすく解説します。
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S&P500に連動するETFと投資信託を8項目で比較
ここからはS&P500に連動するETFと投資信託の違いについてご紹介します。
以下で詳しく解説します。
売買手数料
ETFも投資信託も、売買する際に手数料がかかる場合があります。
手数料の金額は売買する証券会社や取引プラン、商品などにより異なります。
今回はS&P500に投資できる代表的な商品を例にして、売買手数料を比較していきましょう。
まず、S&P500に投資する代表的なETFは「バンガード S&P500 ETF(VOO)」です。
多くのネット証券では海外ETFの売買手数料として、約定代金の0.495%ほどがかかります。
しかしSBI証券や楽天証券など一部の証券会社では、VOOを含む一部の海外ETFの買付手数料が無料となっています。
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続いて、S&P500に投資する代表的な投資信託は「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」です。
投資信託も銘柄や証券会社によってかかるコストが変わってきますが、こちらの銘柄は多くのネット証券で売買手数料が無料となっています。
そのためS&P500の代表的な銘柄に投資する際は、ETFでも投資信託でも売買手数料を無料にすることができます。
売買手数料を無料にするために、適切な証券会社と銘柄を選ぼう!
保有コスト
続いて、ETFと投資信託の保有コストを比較しましょう。
一般に、ETFは投資信託よりも保有コストが低いとされています。
実際に、S&P500に投資する銘柄で比較していきます。
ETF(バンガード S&P500 ETF(VOO)) | 投資信託(eMAXIS Slim 米国株式) | |
---|---|---|
保有コスト | 0.03% | 0.09372% |
このように、ETFの保有コストは投資信託の約3分の1です。
保有コストの面ではETFが優れているね!
為替手数料
投資信託を購入する際は、日本円で購入するため為替手数料はかかりません。
しかしVOOのような米国ETFを購入する際には、日本円からドルに交換する必要があります。
その際、多くの証券会社では為替手数料がかかります。
為替手数料は1ドルあたり25銭ほどかかる場合が多いワン!
ただしSBI証券では2023年12月1日より、米ドル/円の為替手数料が0銭となっています。
前述した売買手数料無料化と併せ、SBI証券で米国ETFを購入する際のコストが大きく削減されています。
これを受けて、楽天証券など他ネット証券も為替手数料の無料化を進めているワン!
積立投資
ETFも投資信託も、どちらも積立投資することができます。
しかしその利便性を考えると、投資信託の方が優れていると言えるでしょう。
多くの投資信託は1口100円から購入できるのに対して、ETFは価格が常に変動しています。
そのため毎月同じ金額を積み立てるには、投資信託を選ぶべきです。
投資信託はキリのいい数字で毎月同じ金額購入できるんだね!
NISA
NISAのつみたて投資枠で購入できるのは、一部の投資信託と国内ETFのみです。
VOOといった海外ETFは、成長投資枠でのみ購入できます。
成長投資枠 | つみたて投資枠 |
---|---|
・投資信託 ・国内外の株式 ・国内外のETFやREIT ・公募株式投資信託 | 一部の投資信託やETF |
海外ETFをNISAで購入したい方は、成長投資枠を活用すると良いでしょう。
最低投資額
「eMAXIS Slim 米国株式」をはじめ、多くの投資信託は100円から購入することができます。
対して海外ETFであるは「バンガード S&P500 ETF(VOO)」は、株価がおよそ450ドルとなっています(2024年1月25日時点)。
そのためVOOを購入する際は、1口6万円以上となってしまいます。
少額から投資したい人にとっては、投資信託の方が始めやすいね!
分配金の自動再投資
一般的な投資信託と異なり、 ETFの分配金は決算時にすべて支払われます。
支払われた分配金は自動で再投資する仕組みがないため、再投資する場合は手動で買い付けを行わなくてはなりません。
再投資って一体何?
投資信託で分配金がある場合は、「受取型」と「再投資型」の2種類を選べます。
「受取型」はその名の通り、分配金を現金として受け取れます。
「再投資型」は受け取った分配金で同じ投資信託を追加購入し、利益を生み出すための元本にすることです。
ETFは「受取型」なので、定期的に運用成果を少しずつ受け取りたい場合に適しています。
一方、再投資をしなければ「複利の効果」は期待できないので、注意が必要です。
逆に言うと、分配金が欲しい人はETFでも良いんだね!
分配金の外国税額控除
海外ETFに投資する場合、分配金の外国税額控除の申請が必要です。
分配金の外国税額控除って?
海外ETFでは、配当金に対し現地で源泉徴収された後に、日本国内でも所得税がかかってしまうことがあります。
この二重課税を回避するためには、自身で確定申告する必要があります。
投資信託では二重課税が起こらないため、ETFでのみこの手間が生じてしまいます。
手間を減らしたいなら、投資信託を選ぶべきだワン!
S&P500に連動するETFと投資信託はどっちがおすすめ?
違いはわかったけど、結局どっちを選べばいいの?
ここまでは、S&P500に連動するETFと投資信託を比較してきました。
続いてETFと投資信託、それぞれどんな人が向いているのか解説していきます。
ETFが向いている人
ETFは、以下のような方に向いています。
- 少しでもコストを抑えたい人
- 自分の好きなタイミングで購入したい人
1口あたりの価格が高く柔軟に購入することが難しい点や、確定申告が必要といったデメリットもあります。
とはいえ、コストを抑えるという点から考えるとETFが優れています。
いつでも購入できるのもETFの優れている点だワン!
投資信託が向いている人
対して投資信託は、以下のような方に向いています。
- 少額から投資したい人
- NISAのつみたて投資枠で投資したい人
- 手間をかけずに投資したい人
ETFよりも保有コストはかかりますが、やはり手間がかからないのは投資信託です。
一度積立設定をしてしまえば、あとは全てほったらかしでOKです。
毎月同じ金額で積み立てられるのも嬉しい点だワン!
それでも迷った人におすすめは?
どっちにもメリットがあって決められないよ…
そんな方には、ETFで投資することをおすすめします。
0.05%前後の手数料の差ですが、数十年と積立投資をしていくとその差は顕著に表れていきます。
毎月5万円、30年間積み立てる場合を想定すると、最終的には数十万円の差にもなるのです。
わずかな手数料の差も、積み重なれば大きな利益になるワン!
S&P500に投資できる具体的なファンド名
続いて、実際におすすめのETF・投資信託を紹介していきます。
S&P500に投資する際に参考にしてください!
S&P500に連動するおすすめETF
おすすめのETFは、以下の3つです。
- バンガード S&P500 ETF(VOO)
- iシェアーズ S&P500 ETF(IVV)
- iFree ETF S&P500(為替ヘッジあり)(2248)
上2つは、米国の株式市場に上場している米国ETFです。
この2つのETFが低コストで人気だワン!
また、iFree ETF S&P500(為替ヘッジあり)(2248)は東証に上場しているETFです。
こちらは為替ヘッジが行われているので、為替変動の影響を受けません。
為替リスクを負いたくない人におすすめだよ!
S&P500に連動するおすすめ投資信託
おすすめの投資信託は、以下の2つです。
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- SBI・V・S&P500
どちらもS&P500に連動する投資信託です。
経費率がわずかに異なりますが、過去の運用成績を見ると甲乙つけ難い結果となっています。
自身の証券会社で買える方を選ぶといいワン!
S&P500にお得に投資するには?
続いて、S&P500に投資する際のおすすめ証券会社を紹介します。
同じ銘柄でもどの証券会社で購入するかによって、コストが大きく変わってきます。
証券会社選びの参考にしてください!
ETFの購入におすすめなのはSBI証券
ここまで何度か紹介してきたように、S&P500に連動する米国ETFを購入するならSBI証券がおすすめです。
米国ETFの売買手数料や為替手数料が全て無料なのは主要ネット証券でSBI証券のみとなっています(2024年1月25日時点)。
SBI証券の特徴
- 2,500本以上の投資信託を取り扱っていて、NISA・つみたてNISA・iDeCoにも対応(2024/1/26時点)
- クレカ積立をすれば、投資金額の0.5~2.0%がポイント還元される
- SBI・V・S&P500など、オリジナルの低コスト投資信託も豊富
- 投資信託の運用にTポイントを使うことができる
SBI証券でコストを抑えて投資しよう!
投資信託の購入におすすめなのは楽天証券
楽天証券も手数料の低さや様々なキャンペーンの開催などから、多くの投資家から人気を集めているネット証券です。
株取引アプリの使いやすさ、情報の充実度、PC/スマホで簡単にトレードできる点が評価されています。
最大の特徴は「楽天ポイントで投資ができる」ことで、楽天経済圏の様々なサービス(楽天市場や楽天モバイルなど)で獲得したポイントを投資に活用できます。
楽天証券の特徴
- 楽天ポイントで株式・投資信託を購入できる
→要チェック:楽天証券の投資信託おすすめランキング!買い方やシミュレーション結果も紹介 - 便利な高機能ツール「Market Speed」「iSPEED」を無料で利用できる
- 手数料が安く、国内株式では2つのコース(超割、いちにち定額コース)が提供されている
【まとめ】S&P500に投資するならETFがおすすめ
おすすめの投資方法やETFと投資信託の違いを理解できたよ!
ここまで、S&P500に投資する方法をまとめてきました。
改めて本記事のポイントを3つにまとめると、以下のとおりです。
- ETFはコストが低く、投資信託は手間がかからない
- リターンを大きくしたいならETF、ほったらかし投資をしたいなら投資信託
- お得に投資するならSBI証券でETFを買おう!
ETFは投資にかかるコストを抑えられるので、長期投資におすすめです。
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