投資信託で全米株式とS&P500のどちらを始めるか迷っている方に向けて、それぞれの特徴を比較しました。
この記事を読めば、投資初心者でも自分に合った投資先がわかるワン!
結論、「より高いリターンを得る」という点では、S&P500を投資対象としたeMAXIS Slim 米国株式がおすすめです。
以下でその理由やそれぞれの特徴を解説していきます。
💡いろんな商品を調べても買う決心がつかない…
理由は、意思決定の判断材料が足りていないから。今のあなたに必要な投資知識はすぐ身に付けられます!
いろはにマネーの会員(もちろん無料!)になるだけで、「みんなのNISA投資先」や「安定利回り投資術」といった電子書籍をプレゼント。
メールアドレスだけで無料登録できるため、資産形成を“ムダなく、効率よくやりたい”方は以下より会員登録しましょう!
[signup-form]
代表的な投資信託で全米株式とS&P500を比較
まず、それぞれ代表的な投資信託である「楽天VTI(楽天全米株式インデックスファンド)」と「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」の基本的な情報を確認しましょう。
それぞれ連動する指数、銘柄数などの違いを表にまとめました。
楽天VTI | eMAXIS Slim 米国株式 | |
---|---|---|
連動指数 | CRSP USトータル・マーケット・インデックス | S&P500 |
銘柄数 | 3,803銘柄 | 503銘柄 |
投資対象 | 米国株全体 | 米国大型株 |
管理費用(信託報酬) | 0.162% | 0.0937% |
どちらも米国株を対象に投資する点において共通ですが、投資先銘柄数に大きく違いが見られます。
続いて、それぞれの投資信託について詳しいメリット・デメリットを確認していきましょう。
⚠️ヒトには聞けない投資のお悩み、チャットで解決します
※いろはにマネーの会員登録(無料)が必要です
全米株式に投資する楽天VTIの特徴
まず、楽天VTI(楽天全米株式インデックスファンド)です。
楽天VTIは楽天投信投資顧問が運用している投資信託で、正式には「楽天・全米株式インデックス・ファンド」と言います。
米国大手のバンガード社が運用する、「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」が主な投資対象です。
これ1本でアメリカ株式全体に投資できるのが強みだワン!
eMAXIS Slim 米国株式と比較した際の楽天VTIのメリットは、以下の2点です。
楽天VTIのメリット
- 大型株だけでなく小型株にも投資したい
- 業種の偏りをなるべく抑えたい
S&P500に投資するeMAXIS Slim 米国株式の特徴
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)は三菱UFJ国際投信が運用しており、米国大型株で構成するS&P500指数に連動する事を目指すインデックス・ファンドです。
2018年7月の設定月より資金が流入しつづけ、2023年の12月20日にはインデックス・ファンドで初の純資産総額が3兆円を突破しました。
出典:日本経済新聞「13年ぶりの3兆円投信、インデックス型で初の大台」
投資家から絶大な人気を誇るファンドなんだね!
楽天VTIと比較した際のeMAXIS Slim 米国株式のメリットは、以下の2点です。
eMAXIS Slim 米国株式のメリット
- 大手企業に集中して投資したい
- 手数料を少しでも安くしたい
全米株式とS&P500の違いを項目別に比較
2つの投資信託の特徴は分かったけど、結局どっちがおすすめなの?
「過去のリターン」と「実質コスト」の観点より、S&P500に投資するeMAXIS Slim 米国株式がおすすめです。
理由について、それぞれ解説していきます。
過去のリターン
まずは過去のリターンを比較してみましょう。
期間 | 楽天VTI | eMAXIS Slim米国株式 (S&P500) |
---|---|---|
1ヶ月 | +7.9% | +7.6% |
3ヶ月 | +1.4% | +1.7% |
6か月 | +14.4% | +14.6% |
1年 | +22.1% | +23.5% |
3年 | +75.3% | +84.0% |
のレポートをもとに作成
リターンを比較してみると、eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の方が概ねパフォーマンスが良いことがわかります。
アメリカの大型株の比重が大きい順と同じだね!
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)はアメリカ大型株にのみ投資している分、他よりリターンが大きくなっています。
これはGAFAをはじめ、近年のS&P500の強さが発揮された結果とも言えます。
ただ、米国市場の下落居面では世界中に分散投資をしている「楽天VTI」がより高いパフォーマンスを発揮します。
長期目線では、リターンの差は小さいワン!
実質コスト
人気の投資信託はノーロード(販売手数料がタダ)なものが多く、信託報酬だけを比べてファンド手数料の安い高いを判断しがち。
しかし、実際にはその他の費用が存在します。
その他の費用については目論見書に記載がありますが、具体的な数字はありません。
その他費用は事前に予測できず、運用して初めて分かるから具体的な数字がないワン!
この隠れたコストを含めたすべてのコストが実質コストと言うわけです。
実質コストの確認方法
でも実質コストはどうやって確認すればいいの?
実質コストは各ファンドの運用報告書から確認できます。
eMAXIS Slim米国株式(S&P500)の運用報告書を見てみましょう。
注目してほしいのは一番下の合計というところです。
ここに当期は1万口当たり16億円、0.124%も費用がかかった、と書いてあります。
つまり、この0.124%が実質コストってことね!
全米株式とS&P500で代表的な商品の実質コストを比較
さて、楽天VTIとeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の比較に戻ります。
楽天VTI | eMAXIS Slim全米株式 (S&P500) | |
---|---|---|
実質コスト | 0.157% | 0.124% |
どれも0.1%台に抑えられているため、大きな違いはありません。
運用期間が長ければ長いほど実質コストの影響は大きくなりますが、正直そこまで気にしなくてもいい差です。
少しでも実質コストを下げたい人にとっては、eMAXIS Slim (S&P500)がおすすめだワン!
⚠️ヒトには聞けない投資のお悩み、チャットで解決します
※いろはにマネーの会員登録(無料)が必要です
【まとめ】ハイリターンを狙うならS&P500に投資しよう
これら2つの観点から、より高いリターンを得たいならば「eMAXIS Slim 米国株式」を推奨します。
現在証券口座を持っておらず、今後eMAXIS Slim 米国株式に投資したい方は楽天証券での口座開設がおすすめです。
\最初の証券会社におすすめ/
楽天証券はNISA口座数No.1!(2023/05/08時点)
楽天ポイントが使えたり、100円から積立投資ができるなどメインの証券口座としてもおすすめです。
クイズに答えて楽天証券と楽天銀行の口座開設と条件達成で最大4,000円相当がもらえる!