・複数の証券口座を開設してどう使い分ければいいの?
・証券口座を複数持つときのおすすめはどこ?
このようなお悩みを解決します。
この記事の結論
- 証券口座は複数持っておくとリスク分散ができる
- 投資の目的に合わせて複数持っておくと便利
- 管理が面倒になるので注意が必要
株式投資をする上で証券口座の開設は必要不可欠です。
ただ、「証券口座って複数持っておいた方がいいの?」「複数持つときは何を基準に選択したらいい?」などと、悩んでしまう方もいるでしょう。
この記事では、証券口座を複数持つメリット・デメリットや目的別のおすすめ証券口座をご紹介します。
各証券会社の特徴を知り、証券口座を上手に使い分けましょう。
証券口座は複数持つべき?
結論からお伝えすると、証券口座は複数開設しておくべきです。
なぜなら、各証券会社ごとに特徴が異なり、複数の口座を開設しておくことでそれぞれの良いところを使えるためです。
投資初心者でも複数開設すべきなの?
「これから株式投資に慣れていこうかな」「勉強のためにもまずは口座を開設したい!」といった方であれば、複数口座を開設する必要はないでしょう。
株式投資に慣れてきたタイミングで、口座を付け加えていくのも一つの方法ですよ。
証券口座を複数持つメリット
証券口座を複数持つメリットを詳しく知りたい!
ここでは証券口座を複数持つメリットをご紹介します。
詳しく見ていきましょう。
①相場が分かる
証券会社によって、手数料や取扱商品、システムツールなどは異なります。
「自分が今使っているサービスが優秀なのか?」「手数料は相場通りなのか?」
このような疑問を持っても、複数のサービスを使ってみないと比較できないため、答えが分かりません。
1つしか使ってなかったら相場観は分からないよね…
複数の証券口座を使い、相場が分かってくれば、ぼったくりに遭ったり新たな証券口座を探すときに失敗したりする可能性を減らせます。
いろいろ使ってみることで相場観が磨かれるワン!
②利用できるサービスが増える
証券会社では株式投資をする以外にも、独自のサービスを提供しています。
うーんたとえばどんなもの?
楽天証券…日経テレコンや会社四季報
SBI証券…アナリストレポート
IG証券…限定のレポート
これらのサービスは証券口座を開設した方が利用できます。
使いたいサービスを使うために証券口座を持っておくのは有効だね!
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株価推移や商品価格など、2024年の投資戦略に役立てましょう!
③取引手数料がお得になる
株式投資をする際、約定代金に応じて取引手数料がかかります。
たしか、1日の約定代金が一定額未満なら無料になるプランもあったよね?
全ての証券会社で導入しているわけではありませんが、いくつかのネット証券ではそのようなプランを用意しているところもあります。
たとえばSBI証券や楽天証券では、1日の合計約定金額が100万円以下だと手数料は無料です。
そのため、100株で70万円の銘柄を購入する場合、2つの口座を持っておけば、手数料は無料となります。
1銘柄で100万円を超える場合は割高になるから注意が必要だワン!
④リスク分散になる
あまり発生することではありませんが、証券会社のシステム障害によって取引できなくなることもあります。
1つの口座にすべての銘柄を入れておくと、すぐに売買したいときにできなくなってしまう可能性も出てきます。
売買できなくなるのは怖いね…
ただ、複数の証券口座を保有しておくことで、比較的安全に投資を継続できるのです。
コロナショック時など市場が急変するときにつながりにくくなることがあるワン!
証券口座を複数持つデメリット
証券口座を複数持つと、以下のようなデメリットがあります。
順に解説します。
確定申告が必要となる場合もある
証券口座を開設するときに、源泉徴収ありの特定口座を指定していれば、確定申告は原則不要です。
しかし、複数の証券口座を保有している方は確定申告が必要となるケースもあります。
どんな時に必要なの?
たとえば、A社の証券口座では年間50万円の利益が出て、B社の証券口座で年間30万円の損失が出たとします。
この場合、トータルの利益は20万円で、本来支払うべき税金は20万円の約20%である約4万円です。
しかし、A社とB社の損益は自動で合算されないため、そのままにするとA社で約10万円の税金を払う必要があります。
合算して計算するために確定申告は必要なんだね
副業などでもともと確定申告をする必要があれば別ですが、会社員の方がいきなり確定申告をしようとするのは手間がかかるため、デメリットだといえるでしょう。
管理が面倒
証券口座にログインする場合、IDやパスワードを設定します。
複数の証券口座を開設すれば、その分だけ管理をする必要があり、手間がかかります。
使いまわしのパスワードは危険だもんね…
特に利用頻度があまりないサブの口座で、IDやパスワードを忘れてしまわないように、メモ帳などにしっかりと記載しておく必要がありますよ。
目的別のおすすめ証券口座
証券口座を複数持つときにどうやって選んだらいいの?
あなたの希望に応じて、証券口座を開設しましょう。
順に解説します。
①米国株投資をしたい人におすすめの証券口座
成長性の高さから人気を集めている、米国株投資をしたい人におすすめなのが以下のネット証券です。
- マネックス証券:取扱銘柄数が圧倒的に多い。
公式サイト:https://www.monex.co.jp/ - SBI証券:米国株式のほか米国ETFのラインナップも充実。
公式サイト:https://www.sbisec.co.jp/ETGate - DMM株:米国株式の取引手数料が一律0円。
公式サイト:https://kabu.dmm.com/
上記のネット証券は米国株投資をする上で重要な、「取引手数料、為替手数料、米国株取扱銘柄数、注文方法」の4点から総合的におすすめです。
各ポイントの詳細について、以下にまとめました。
証券会社 | マネックス証券 | SBI証券 | DMM株 |
---|---|---|---|
取引手数料(税込) | 約定代金の0.495% 最低0~最大22米ドル | 約定代金の0.495% 最低0~最大22米ドル | 約定代金にかかわらず一律0円 |
為替手数料(1ドルあたり) | 買付時(円→ドル):無料 売却時:25銭 | 25銭または6銭(※住信併用時) | 25銭 |
米国取扱銘柄数(ADR含む) | 5,000超 (個別株式・ADR・ETFの合計。含む売りのみ) | 個別株6,000銘柄以上 | 個別株1,738銘柄 ETF245本 |
注文方法 | 逆指値 トレールストップ ツイン指値 | 指値注文 成行注文 逆指値注文 | 指値注文 成行注文 逆指値注文 |
マネックス証券とSBI証券は取扱銘柄数、DMM株は手数料の安さに注目だワン!
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②少額から投資したい人におすすめの証券口座
日本株では100株単位で取引する必要があり、まとまった資金が必要です。
ただ、最近ではミニ株という、1株から投資できるサービスを提供している証券会社もあります。
少額から投資を始めてみたい人におすすめなのが以下のネット証券です。
- SBI証券:S株の買付手数料が無料。
公式サイト::https://www.sbisec.co.jp/ETGate - 大和証券CONNECT:口座開設で2,500円の投資資金プレゼント。
公式サイト:https://www.connect-sec.co.jp/ - auカブコム証券:プチ株の積立投資は買付手数料無料。
公式サイト:https://kabu.com/ - LINE証券:1株単位で夜21時まで投資できる。
公式サイト:https://line-sec.co.jp/
SBI証券は買付手数料無料、LINE証券とCONNECTはスプレッドが手数料代わりになるワン!
少額投資なら資金が少ない僕でも始められそうだね!
少額投資については「ミニ株(単元未満株)とは?メリット・デメリットやおすすめの証券会社を紹介!」の記事を参考にしてください。
③IPO投資をしたい人におすすめの証券口座
IPO投資は、上場する会社の株を割安で購入し、上場後に売却して利益を狙う投資方法です。
高確率で利益を得られることが多いため、個人投資家を中心に人気を集めています。
そんなIPO投資をしたい人におすすめなのが以下の証券口座です。
- SBI証券:IPO取扱数が最多。
公式サイト:https://www.sbisec.co.jp/ETGate - SMBC日興証券:国内屈指の取扱銘柄数。主幹事銘柄数も豊富なラインアップ。
公式サイト:https://www.smbcnikko.co.jp/index.html - 楽天証券:取扱銘柄数が増加傾向。
公式サイト:https://www.rakuten-sec.co.jp/
各証券会社にIPOの特徴があるので、まとめてみました。
証券会社 | SBI証券 | SMBC日興証券 | 楽天証券 |
IPO取扱銘柄数 | 122件 | 80件 | 74件 |
主幹事数 | 21件 | 26件 | 0件 |
抽選方法・ネット配分 | 完全平等抽選: 60% IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30% 取引状況等を踏まえて定めた配分: 10% | 完全平等抽選: 10% ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て | 完全平等抽選 |
SBI証券はIPOチャレンジポイントという制度があり、IPOに外れるとポイントが貯まるのが特徴的です。
各証券会社の抽選方式を理解して、自分に合った証券会社を見つけることが大切です。
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まだ証券口座を持っていない方は、当社のおすすめネット証券会社独自調査でも人気No.1だったSBI証券がおすすめです。
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④手数料を安く抑えたい方におすすめの証券口座
効率的に資産形成を進めるべく、手数料の安い証券会社を利用したい人におすすめなのが以下のネット証券です。
- SBIネオトレード証券:業界最安水準の取引手数料が魅力。
公式サイト:https://www.sbineotrade.jp/ - SBI証券:25歳以下の人は現物手数料が実質0円。
公式サイト:https://www.sbisec.co.jp/ETGate - DMM株:最短即日取引可能!手数料も安く、スマホで使いやすい証券会社。
公式サイト:https://kabu.dmm.com/
ネット証券の手数料はもともと安いことで知られていますが、中でも上記3社は手数料がとりわけ安く設定されています。
各社の現物取引における、1約定ごとの手数料について以下でまとめました。
証券会社 | SBIネオトレード証券 | SBI証券 | DMM株 |
コース名 | 一律プラン | スタンダードプラン | 1プランのみ |
10万円 | 88円 | 99円 | 88円 |
50万円 | 198円 | 275円 | 198円 |
100万円 | 374円 | 535円 | 374円 |
300万円 | 660円 | 1,013円 | 660円 |
1,000万円 | 880円 | 1,013円 | 880円 |
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手数料の安い証券会社5選を比較した情報について詳細は、以下の記事でご確認ください。
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⑤クレカ積立をしたい方におすすめの証券口座
クレジットカード積立とは、クレジットカードを利用して毎月決まった日に、指定した商品を積み立てる投資方法のこと。
クレカ積立を導入する証券会社は増加傾向にあり、中でもおすすめなのは以下の3社です。
- マネックス証券×マネックスカード:ネット証券最大の通常還元率1.1%!
公式サイト:https://info.monex.co.jp/service/monex-card/index.html - SBI証券×三井住友カード:0.5~2.0%還元!貯まるVポイントで投資可能!
公式サイト:https://www.smbc-card.com/mem/for_sbi/index.jsp - auカブコム証券×au PAYカード:1.0%還元!貯まるPontaポイントで投資可能!
公式サイト:https://kabu.com/company/lp/lp200.html
上記のネット証券はクレカ積立をする上で重要な「ポイント還元率や投資信託の取扱銘柄数、ポイント投資」などの観点から総合的におすすめです。
各ポイントの詳細について、以下にまとめました。
証券会社×クレジットカード | ポイント還元率 | 投資金額 | 取扱投資信託数 | ポイント投資の可否 |
---|---|---|---|---|
マネックス証券×マネックスカード | 1.1% | 1,000~5万円 | 1,353件 *2023年6月現在 | 〇 |
SBI証券×三井住友カード(NL) | 0.5~2.0% | 100~5万円 | 約2,500件 | 〇 |
auカブコム証券×au PAYカード | 1.0% | 100~5万円 | 1,572件 | 〇 |
クレカ積立では主に投資信託に投資をするので、100円もしくは1,000円から投資ができます。
上限は5万円までと設定されていますが、年間40万円が上限の「つみたてNISA」など利用する人であれば大きなデメリットではないでしょう。
ポイントも貯まるし、現金で投資するよりお得だね!
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マネックス証券なら、カード積立で1.1%のポイント還元!
主要ネット証券(手数料無料のクレカ)で最大規模のポイント付与率です。
クレカ積立について詳しく知りたい方は「【クレカ積立】おすすめは?還元率や投資信託を主要証券で徹底比較」の記事を参考にしてください。
【まとめ】証券口座は複数持つべき
まずは目的を洗い出して複数の証券口座を開設するよ!
この記事では、証券口座を複数持つメリット・デメリットやおすすめの証券口座について解説してきました。
最後に、重要なポイントを3つにまとめます。
- 証券口座は複数持っておくとリスク分散ができる
- 投資の目的に合わせて複数持っておくと便利
- 管理が面倒になるので注意が必要
証券口座を複数持っておくことで、利用できるサービスが増えたり、リスク分散ができたりなどメリット大です。
この記事を読んで「証券口座を複数持とう!」と思った方は、目的を洗い出してから証券口座を開設しましょう!