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新NISAのおすすめ証券口座を比較!活用法や商品の組み合わせを現役投資家が解説

2024年1月から新NISAでは現行より投資限度額が増え、積立投資と個別株投資が併用できるようになります。

新NISAを上手く活用できるよう、証券会社選びや活用方法をこの記事でマスターしましょう。

🔰いろはに結論

  • 新NISAは次の3点が大きな変更点
    • 投資限度額の拡大:年間360万円、生涯で1,800万円までOK
    • 非課税期間の無期限化
    • つみたて投資・成長投資を併用できるので様々な戦略を組める
  • こだわりが無い方は「SBI証券」・「楽天証券」のどちらかにすべし!
    • SBI証券ならクレカ積立が最大5%還元。いろはにマネー限定のキャンペーンも実施中。
    • 楽天証券なら楽天ポイントが使える。投資信託の信託報酬に応じたポイント還元も。
  • つみたて投資枠と成長投資枠を併用して、投資先を分散するのが有効
  • NISA口座の申込が殺到して、手続きに時間がかかるという声も。
    今のうちにNISA口座を開設すれば自動的に新NISAに移行されるため、早めに口座開設しておくべし!

▼NISAに関するショート動画も公開中

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この記事を書いた人:伊藤 圭佑
この記事を書いた人:伊藤 圭佑

投資銀行や外資系資産運用会社の勤務経験を持つ金融ライター。FP3級証券アナリスト保有。
自身としても15年以上の投資経験を持ち、現在では不動産投資クラウドファンディング投資、投資信託、ETF、株式投資、FXに分散投資。
また、2021年よりアパートによる現物での不動産投資も手がける。

2024年から始まる新NISAとは?

2024年から始まる新NISAとは?

NISAは、投資した有価証券の収益(配当および売買益)に対してかかる税金(通常は20.315%)が非課税になる制度です。

2024年から始まる新NISAの概要は以下の通りです。

つみたて投資枠成長投資枠
年間投資枠(最大)120万円240万円
非課税期間無期限無期限
非課税保有限度額成長投資枠と合わせて
1,800万円まで
最大1,200万円まで
投資対象商品長期の積立・分散投資に適した一定の投資信託
(つみたてNISAと同様の予定)
上場株式
一定の条件を満たす投資信託*
ETFなど
出所:金融庁

*信託期間20年未満、毎月分配型やデリバティブ取引を用いた一定の投資信託は除外

制度を正確に理解して、うまく活用していこうね!

年間および全体の投資枠が大幅に拡充

新NISAは、年間でつみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円の計360万円投資が可能です。

それぞれの投資枠が拡大したうえ両制度が併用可能になり、大幅に年間の非課税投資額が増えます。

さらに、累計では元本1,800万円分まで非課税で投資できます。

つみたて投資枠と成長投資枠が併用可能に!

現行のつみたてNISAにあたる「つみたて投資枠」と一般NISAにあたる「成長投資枠」が併用できるようになるのも特徴です。

新NISA二つの制度の活用法

つみたて投資主体で投資するのも一案ですが、つみたて投資枠・成長投資枠を併用して投資先を分散するのもおすすめです。

つみたて投資枠を優先的に使用して、余裕資金で成長投資枠を活用するのが基本だね!

新NISAの口座は一つだけ!

新NISAは、一つの証券口座でしか投資できません。

成長投資枠とつみたて投資枠でともに一つの証券口座です。

後で証券会社を変更してもNISA口座の資産の移管はできないから、証券会社選びは慎重にね!

筆者はSBI証券を新NISAで活用予定

筆者はSBI証券を新NISAで活用予定

筆者は、次の3つの理由により新NISAの証券会社としてSBI証券を利用予定です。

特に、一つ目のクレカ積立による5%のポイント還元を重要視しています。
クレジットカードを普段の買い物でも頻繁に使用するため、年会費を払ってでも利用価値があると考えての選択です。

三井住友カードプラチナプリファードでのクレカ積立で還元率5%に

筆者がSBI証券を利用する最大の理由は「クレカ積立のポイント還元率」の高さです。

SBI証券は、三井住友カードプラチナプリファードで投資信託のクレカ積立をすると、積立額の5%がVポイントで還元されます。

年会費有料のカードも含めたクレカ積立のポイント還元率は次の通りで、SBI証券が突出しています。

証券会社 最高ポイント還元率
SBI証券5%
楽天証券1%
マネックス証券 * 1.1% *
auカブコム証券1%
松井証券クレカ積立なし
*マネックス証券は2023年11月時点で実施中の期間限定のキャンペーンを考慮しない水準、出所:SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券松井証券

新NISAで日本株・米国株・海外ETFの売買手数料が無料に

SBI証券は、「ゼロ革命」においてNISA・課税口座にかかわらず日本株の売買手数料が無料です。

さらに、新NISAが始まる2024年1月以降は、米国株や海外ETFの手数料も無料化予定です。

投資信託や外国株式の銘柄数が豊富

SBI証券は、他のネット証券と比べて投資信託や外国株式の取扱銘柄数が豊富です。

証券会社投資信託銘柄数
(カッコ内はつみたてNISA対象銘柄数)
米国株数外国株取扱国数
SBI証券2,596銘柄(210銘柄)5,400銘柄超9カ国
楽天証券2,559銘柄(203銘柄)4,789銘柄6カ国
マネックス証券1,608銘柄(199銘柄)4,518銘柄2カ国
auカブコム証券1,706銘柄(206銘柄)1,884銘柄1カ国
松井証券1,762銘柄(212銘柄)3,279銘柄1カ国
2023年11月6日時点の情報を各社Webサイトより作成

筆者は、国内株・ETFのほか投資信託・米国株の投資を行っているため、これらの資産の取扱銘柄が多いSBI証券をメインに利用しています。

将来、非米国の株に投資する場合やNISA限度額を上回った場合にも、銘柄の選択肢が豊富なSBI証券がよいと判断しています。

新NISAにおすすめの証券会社5選

新NISAにおすすめの証券会社5選

筆者はSBI証券を利用していますが、SBI証券を含む次の5社が新NISAに向けておすすめです。

SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券松井証券
口座数1046.5万924.3万222.8万157.1万146.7万
投信銘柄数 2,596銘柄 2,559銘柄 1,608銘柄 1,706銘柄 1,762銘柄
つみたてNISA
取扱銘柄数
210銘柄 203銘柄 199銘柄 206銘柄 212銘柄
投信購入手数料原則無料 原則無料 原則無料 原則無料 原則無料
新NISA国内株・
米国株
売買手数料*
無料 無料 無料 無料 無料
課税口座の日本株
売買手数料
無料 55円~無料
約定金額
100万円/日まで
無料
約定金額
50万円/日まで
口座数のみ2023年6月末時点、他は 2023年11月6日時点の情報を各社Webサイトより作成*2024年1月新NISA開始後に適用予定の手数料

新NISA開始後は上記の全証券会社が国内株・米国株の新NISA口座における売買手数料が無料になる予定です。

おススメ証券会社ランキング

SBI証券

口座開設数No1の最大手ネット証券会社

SBI証券は、国内ネット証券会社で初めて1,000万口座を突破した、口座数No1の最大手ネット証券会社です。

口座開設数の多さは、それだけ多くの投資家の支持を集めていることを示しています。

クレカ積立や投信マイレージによる積極的なポイント還元!

SBI証券は、クレカ積立により投資信託の積立額に応じたポイント還元が受けられます。

クレジットカード還元率
三井住友カード0.5%
三井住友カードゴールド1.0%
三井住友カードプラチナ2.0%
三井住友カードプラチナプリファード5.0%
出所:SBI証券 「Olive」のクレジットカードも同様。

また「投信マイレージ」により投信の保有残高に応じたポイント付与を受けられるのも特徴です。

SBIプレミアムチョイス銘柄を保有すれば、保有残高の最大0.25%(年率)のポイント還元が受けられます。

SBI証券投信マイレージ
出所:SBI証券
SBIプレミアムチョイス銘柄
  • One国内株オープン(愛称:自由演技)
  • スパークス・新・国際優良日本株ファンド(愛称:厳選投資)
  • ひふみプラス
  • コモンズ30ファンド
  • 農林中金<パートナーズ>長期厳選投資おおぶね
  • フィデリティ・米国株式ファンドBコース(資産成長型・為替ヘッジなし)
  • アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)
  • 野村未来トレンド発見ファンドBコース(為替ヘッジなし)(愛称:先見の明)
  • モルガン・スタンレー グローバル・プレミアム株式OP為替ヘッジなし
  • iTrust世界株式(愛称:世界代表~勝ち組企業厳選~)
  • キャピタル世界株式ファンド

出所:SBI証券

5種類のポイントから好きなポイントを貯められる

SBI証券は、次の5種類のポイントから好きなものを貯められるのが特徴です。

  • Vポイント
  • Tポイント
  • Pontaポイント
  • dポイント
  • JALマイル

クレカ積立を利用するならVポイント一択ですが、現金で投資するなら自分が使いやすいポイントを貯められます。

「ゼロ革命」でNISA以外でも日本株の売買手数料が無料

SBI証券は2023年10月より日本株の売買手数料を無料化しました。

将来もし、新NISAの投資枠を使い切って課税口座で投資するとなっても、コストをかけずに投資できます。

これから長期で投資するなら、新NISA枠を使い切ったあとのことまで考えておいた方がいいかもね!

楽天証券

楽天ポイントが貯まるので楽天ユーザーにおすすめ!

楽天証券では、クレカ積立をはじめさまざまな方法で楽天ポイントをためられます。

クレカ積立では、次の通り積立額に対して最大1%の還元を受けられます。

カードポイント還元率
楽天カード0.5%
楽天ゴールドカード0.75%
楽天プレミアムカード1.0%
2023年11月6日、 出所:楽天証券

さらに、ポイント投資を活用して米国株か投資信託を一月で30,000円以上投資すると、楽天市場でのポイント還元率がアップします。

楽天市場を頻繁に利用する方にとっては、お得なサービスです。

楽天証券でポイント投資をするとポイント最大+1倍
出所:楽天証券
マネーブリッジによる楽天SPUの適用条件に関する注意書き

※1 月末最終日の23:59時点で「楽天ポイントコース」と「マネーブリッジ」の設定している場合が対象です。楽天証券では「楽天ポイントコース」と「楽天証券ポイントコース」があります。2018年8月31日以前に、楽天証券ですでに「楽天ポイントコース」を選択されている方も、会員情報連携の同意が必要なため、再度設定いただく必要があります。マネーブリッジを設定するには楽天銀行の口座を開設いただく必要があります。※2 複数回に分けて合計30,000円以上のポイント投資をした場合も対象になります。※3 米株積立および 買付手数料無料海外ETF はSPU対象外です。

30,000円のうち1ポイントでもポイント投資を使用すれば、同月の楽天市場のポイント還元率アップの条件を満たします。

マネーブリッジが便利・楽天銀行の預金金利UP

楽天銀行・楽天証券の連携サービスである「マネーブリッジ」を活用すると、便利かつお得に楽天銀行・楽天証券を利用可能です。

マネーブリッジを利用すると「自動入出金(スイープ)」により楽天銀行口座との入出金が自動化されます。

さらに、楽天銀行の普通預金金利が~300万円まで年0.1%、300万円~500万円が0.04%と大幅アップするのも魅力です。

証券口座の待機資金は自動で楽天銀行に出金されて、優遇金利が適用されるよ!

日本株の取引手数料が常に無料の「ゼロコース」がスタート

楽天証券は、NISA口座・課税口座双方における日本株の売買手数料が上限なく無料となる「ゼロコース」をスタートしました。

新NISAの投資枠を使い切るほど多額での取引が想定される方には、お得な手数料体系といえます。

楽天投信投顧の一部インデックスファンドでポイント還元

楽天証券では、グループ会社が運用する次の投資信託で、月額の保有残高に応じたポイント還元サービスを行っています。

対象ファンド信託報酬(税込)ポイント還元率(年率)
楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド0.0561%0.0175%
楽天・S&P500インデックス・ファンド0.077%0.0341%
引用:楽天証券

これらのファンドは信託報酬も安いので、コストをかけずに投資できます。

マネックス証券

クレカ積立還元率アップの長期キャンペーン実施中

マネックス証券では「【最大2.2%ポイント還元!】NISA口座でのクレカ積立 全力ポイント還元!」というキャンペーンを実施中です。

以下の通り、クレカ積立のポイント還元率が最大2.2%にアップします。

条件キャンペーン中のポイント還元率
2023年10月以降にマネックス証券のNISA口座を開設2.2%
2023年9月までにマネックス証券のNISA口座を開設1.5%
2023年11月6日、 出所:マネックス証券

2024年9月末までの長期間適用される還元率なので、当面は多くのマネックスポイントを獲得できます。

無料クレジットカードでのクレカ積立還元率が高い

マネックス証券は、キャンペーンなしでも年会費無料のクレジットカードでのクレカ積立の還元率が高いのが特徴です。

証券会社ポイント付与対象の
年会費実質無料のクレジットカード
ポイント還元率
マネックス証券マネックスカード1.1%
SBI証券三井住友カード0.5%
楽天証券楽天カード0.5%
auカブコム証券au PAYカード1.0%
松井証券クレカ積立なし
2023年11月6日、出所:SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券松井証券

米国株買付時の為替手数料が無料

マネックス証券は、米国株を買付時の円→ドルの為替手数料が無料です。

ほとんどの証券会社では、米国株購入時の円→ドル、売却時のドル→円の為替変換それぞれに手数料がかかります。

マネックス証券では、売却時の為替手数料しかかからないため、コストを抑えて米国株投資が可能です。

auカブコム証券

au PAYカードでのクレカ積立で還元率1.0%

auカブコム証券はau PAYカードでのクレカ積立により、Pontaポイントの還元を受けられます。

還元率は月次積立額の1.0%で、年会費無料のクレジットカードでのクレカ積立ではマネックス証券に次ぐ高還元率です。

auじぶん銀行との連携で普通預金金利が0.1%にアップ

auカブコム証券は、auじぶん銀行との連携サービス「マネーコレクト」を導入するのが便利かつお得です。

同サービスを導入すると、auじぶん銀行での普通預金金利が年0.1%(税抜)に上昇します。

auじぶん銀行との連携で普通預金金利0.1%にアップ
2023年11月6日、 出所:auカブコム証券

なお、じぶん銀行とau PAYの連携、au PAYカードの支払い口座設定もすると、じぶん銀行の預金金利は年率0.2%(税抜)までアップします。

さらにマネーコレクトを使用すると、入出金が自動化されていちいち証券口座への入出金手続きをせずに済みます。

投信残高に応じて最大0.24%のポイント付与

auカブコム証券では、「資産形成プログラム」で、保有銘柄や残高に応じて年率0.005%~0.24%のポイントが付与されます。

さらに、「auの投資信託ポイントプログラム」でauアセットマネジメントが運用する投資信託の保有額に応じて以下のポイントが付与されます。

投資信託auの通信契約ありauの通信契約なし
auスマート・ベーシック(安定・安定成長)0.04%0.02%
auスマート・プライム(成長・高成長)0.10%0.05%
2023年11月6日、 出所:auカブコム証券

auスマート・ベーシックは、2023年11月時点で新NISAの成長投資枠で投資可能な銘柄に含まれています。

松井証券

投資信託の信託報酬をポイントもしくは現金で還元

松井証券は、投資信託を保有している間、信託報酬の返還という形でポイント・現金での還元が受けられます。

還元率の計算式は以下の通りで、松井証券の信託報酬取り分が高い銘柄ほど高還元率となっています。

  • ポイント還元の場合の還元率(年率)|(松井証券分の信託報酬*- 0.3%)×110%
  • 現金還元の場合の還元率(年率)|(松井証券分の信託報酬*)- 0.3%

*信託報酬は税抜で計算

2023年11月6日時点では最大で年率1%のポイント還元が受けられます。

ただし、ポイント還元のために信託報酬の高い銘柄に投資するのは本末転倒なので、信託報酬もチェックして投資先を考えてください。

電話・チャットでのサポートが丁寧で手厚い

松井証券は「HDI-Japan(ヘルプデスク協会)主催 2022年度問合せ窓口格付け(証券業界)」で最高評価を12年連続で獲得しています。

チャットや電話でのサポートの丁寧さに定評があり、初心者でも安心して取引できます。

「松井証券リモートサポート」では、オペレーターが利用者と同じ画面を見ながら説明してくれるのも魅力です。

MATSUI BANKとの連携で待機資金の預金金利が0.2%に

松井証券では、証券口座の保有者専用の銀行サービス「MATSUI BANK」をはじめました。

MATSUI BANKは住信SBIネット銀行との提携サービスで、実質的にネット銀行として活用が可能です。

MATSUI BANKに預けると、普通預金0.2%(年率・税抜)が適用されます。

自動振替(スイープ入金)・即時入出金サービスを活用すれば、証券口座への入出金作業が不要になります。

新NISAの口座の選び方のポイント5選

新NISAの口座の選び方のポイント5選

新NISAの口座選びでは、次の点に着目して自分に合った証券会社を選びましょう。

  • 貯めたい・使いたいポイントに対応した証券会社を選ぶ
    普段の買い物やスマホ・ECショップとの連携も踏まえて、日常使いするポイントを貯められる・使える証券会社がおすすめ!
  • クレカ積立の活用方針もポイントに
    年会費を払って上位カードを活用するならSBI証券、無料カードを使うならマネックス証券・auカブコム証券。
  • 取引銘柄数や投資できる国の多さに着目
    SBI証券・楽天証券は銘柄数・投資できる国数が特に多く、迷ったらこの2社から選ぶのも一案。
  • ネット銀行との連携が新たな注目ポイントに
    入出金の手間が省けるのはもちろん、待機資金に優遇金利が適用されればさらにお得。
  • 課税口座での取引手数料に着目
    新NISAの取引手数料は差が小さいが、課税口座ではSBI証券と楽天証券で国内株取引が完全無料化。

新NISAの投資商品のおすすめの組み合わせ

新NISAの投資商品のおすすめの組み合わせ

つみたて投資枠でシンプルなインデックス投信、成長投資枠でそれ以外の投資を組み合わせるプランを2つご紹介します。

成長投資枠で個別株やETFにチャレンジ

成長投資枠と個別株・ETFの組み合わせ例

つみたて投資枠でインデックス投資を行う一方で、成長投資枠は個別株やETFに投資する組み合わせです。

将来有望な個別企業・セクターがある方におすすめの選択肢となります。

また、債券やREIT・金などつみたて投資枠(現行のつみたてNISA)で投資しづらい資産にETFで投資するのも一案です。

株に投資する場合には、つみたて投資枠と成長投資枠間のリスク分散に留意しましょう。

NISAおすすめ銘柄

組み合わせ例①|日本を除く全世界株インデックス投信 + 日本の個別株

つみたて投資枠で日本を除く世界株のインデックスに投資し、成長投資枠で日本の個別株に投資する方法です。

「日本を除く世界株」のインデックス投信では、eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)などがつみたて投資枠の対象となる見込みです。

日本株で、特に成長を期待する銘柄がある方におすすめのポートフォリオです。

イオンや吉野家ホールディングスなどのように株主優待が期待できる銘柄を個別で保有するのも良いでしょう。

組み合わせ例②|均等型の世界株インデックス + 米国の個別株

米国個別株に投資して、米国の高成長を捉えるという方法もあります。

米国株については多様な選択肢がありますが、たとえば以下の様な銘柄が初心者に人気です。

  • 成長性重視なら|アップル、アマゾン、ネットフリックスなど
  • 安定性や配当重視なら|コカ・コーラ、P&G、ユニリーバなど

つみたて投資枠には「eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型)」がおすすめ。

、先進国・日本・新興国を1/3ずつ投資するため、通常の全世界株インデックスより「米国の投資比率が20%台と低め」なのが特徴です。

組み合わせ例③|世界株インデックス + 外国債券のETF

安全性をより重視したい方は、ETFで債券ファンドに投資する方法があります。

つみたて投資枠には、債券のみのインデックスファンドがないので、成長投資枠を活用すれば、株+債券のポートフォリオをより自由に形成できます。

全世界株のインデックスは、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)などがつみたて投資枠で投資可能です。

債券ETFは「NEXT FUNDS外国債券・FTSE世界国債インデックス」のように世界の国債に投資するファンドが適しています。

配当重視なら成長投資枠で

分配を出さずに再投資して複利効果の最大化を目指すファンドが多くなっています。

定期的な現金収入がほしい方にとって、成長投資枠での高配当株投資が有効です。

組み合わせ例①|株式インデックス投信 + 高配当株投信

個別銘柄の選別が難しい方は、成長投資枠で高配当株の投資信託やETFを購入するのがよいでしょう。

現金収入を重視するなら、分配金を定期的に出すファンドを探してみてください。

分配金を出す高配当株投資ファンドの例(2023年11月7日時点で成長投資枠で投資可能なもの)

  • フランクリン・テンプルトン・アメリカ高配当株ファンド(3ヵ月決算型)
  • 日経平均高配当利回り株ファンド
  • グローバル高配当株式ファンド(奇数月分配型)

参照:投資信託協会

高配当株ファンドでも分配金を出さずに再投資するファンドもあるから注意してね!

つみたて投資枠については、成長投資枠のファンドとリスク分散が可能なインデックス投信を選ぶのが基本です。

組み合わせ例②|株式インデックス投資 + 高配当な個別株

個別株の配当水準を見るときは、年間配当額を株価で割った「配当利回り」に着目するのが基本です。

配当利回りは、自分で計算しなくとも日経新聞のWebサイトなどで閲覧できます。

たとえば、配当利回り5%超の銘柄の例は以下の通りです。

銘柄名予想配当利回り
ジャフコG(8595)9.23%
日東工業(6651)5.36%
松井証券(8628)5.34%
タマホーム(1419)5.28%
JT(2914) 5.11%
2023年11月7日時点、出所:日本経済新聞

配当利回りは株価が低迷すれば上昇する性質があります。

業績や今後の配当の安定などもチェックして、今後も潤沢な配当が期待できる投資先を選別しましょう。

日本の高配当株に投資する場合、つみたて投資枠はeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)など日本以外の世界株へ分散投資する銘柄がおすすめです。

【まとめ】新NISA開始に向けて証券会社と投資先を考えておこう

【まとめ】新NISA開始に向けて証券会社と投資先を考えておこう

今回の記事の内容を復習しましょう。

🔰いろはに結論

  • 新NISAは次の3点が大きな変更点
    • 投資限度額の拡大:年間360万円、生涯で1,800万円までOK
    • 非課税期間の無期限化
    • つみたて投資・成長投資を併用できるので様々な戦略を組める
  • こだわりが無い方は「SBI証券」・「楽天証券」のどちらかにすべし!
    • SBI証券ならクレカ積立が最大5%還元。いろはにマネー限定のキャンペーンも実施中。
    • 楽天証券なら楽天ポイントが使える。投資信託の信託報酬に応じたポイント還元も。
  • つみたて投資枠と成長投資枠を併用して、投資先を分散するのが有効
  • NISA口座の申込が殺到して、手続きに時間がかかるという声も。
    今のうちにNISA口座を開設すれば自動的に新NISAに移行されるため、早めに口座開設しておくべし!

2024年初から投資を始められるよう、NISA口座開設する証券会社選びを最優先で進めましょう!

現行NISA口座を開設すれば新NISA口座も基本的に自動開設されるから、新年を待つ必要はないワン!

いろはにマネーの無料会員になると、投資基礎のノウハウをメールマガジンで受け取れます。
最低限知っておきたい用語や注目すべき指標など、運用中に気になるテーマを随時配信。
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