この記事の結論
- 空売りとは、株価が下がっているときに利益を狙える投資手法
- 保有している株式のリスクヘッジとしても利用できる
- 損失リスクが大きい点には注意が必要
株式投資をしていると、「空売り」と言う言葉を耳にしますよね。
でも、どんな意味なのか理解できない方もいらっしゃるでしょう。
結論から言うと、空売りでは「売り」から投資が始まります。
現物(株式)を持っていないのに売ることができるの?
と思うかもしれませんが、空売りでは現物を保有していなくても大丈夫なのです。
今回は空売りの仕組みからメリット・デメリット、個人投資家の空売りの方法を解説していきます!
空売りをするには信用取引を使うか、CFD(差金決済)を使う必要があります。
信用取引をする際には手数料無料のSBIネオトレード証券や、アプリで手軽に信用取引ができるLINE証券、CFDなら世界最大級のIG証券での口座開設がおススメです。
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空売りとは?
空売りとは売りから投資を始める手法のことで、株式の場合は以下の3ステップになります。
- 手元に持っていない株式を第三者(主に証券会社)から借りる
- 借りた株式を市場で売る
- 一定期間後に株式を買い戻して借り手に返す
→ ②-③が利益になる!
通常の投資では、株価の下落局面には値上がりを待つか、損切をするといった選択肢しか取れません。
しかし、空売りを活用すれば下落局面でも利益を狙うことができるのです。
売りでどのように利益を狙えるの?
以下で具体的に空売りの仕組みを見ていきましょう。
空売りの仕組み
あなたは現在、1株1,000円のA社株式が700円に下がると考え、空売りしたいと思っています。
空売りをするために、A社の株式を所有しているBさんからA社の株式を借り、1株1,000円で市場で売ります。
この時点でA社の株式を売ったので、市場価格である1,000円の収入を得ています。
しかし、Bさんから株式を借りているので返す必要があります。
そこでA社の株価が700円になったときに買い戻し、借りていた株式をBさんに返して取引が終了します。
結果として、空売りによって1,000円-700円=300円の利益を得ることができました。
とは言え、空売りをしたいときに株式を貸してくれる人を探すのは難しいので、証券会社が買い手と売り手を仲介する役割を担います。
CFDの売り取引
空売りと言うと株式の売り取引がメジャーですが、実はCFD(差金決済)でも売りから入ることが可能です。
CFDって何?
CFDとは「差金決済取引」のことで、株式など商品現物を持つことなく売買できる仕組みのことです。
株の空売りの場合は証券会社から株式を借りなければいけませんが、CFDの場合はその必要が無く、数百円から簡単に売り取引を始めることが出来ます。
日本株や米国株であればレバレッジも最大5倍までかけることができ、証拠金維持率は20%からとなっています。
レバレッジ取引はリスクも大きいから、しっかり勉強してから挑戦するんだワン!
CFD取引は少額から低コストで売り取引が出来るため、下落相場でも利益を狙いたい方におススメです。
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空売りのメリット・デメリット
空売りのメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット
- 株価下落時でも投資できる
- 保有している株式のリスクヘッジができる
デメリット
- 損失リスクが大きい
1つずつ詳しく確認していきましょう!
空売りのメリット
株価下落時でも投資できる
空売りの1番の良さは、株価の下落局面でも利益を得られることです。
通常の株式投資(現物取引)では、株価の下落局面は投資自体を見送るか、下落するまで買いを待つしかありません。
しかし、空売りを利用すれば、下落時でも利益を狙うことができます。
保有している株式のリスクヘッジができる
株価が購入時より下落してしまったとき、通常は損失が生まれてしまいます。
しかし、同時に空売りしていれば損失を抑えることができます。
保有株が下落しているけど、株主優待や配当金が大きいから今すぐは売れないなぁ…
という時に空売りをすることで現物株の損失を軽減できます。
空売りのデメリット
損失リスクが大きい
空売り後に株価が上昇した場合は、現物取引(通常の株式投資)よりも大きな損をする可能性があります。
と言うのも、現物取引であれば投資額分の損失を超えることがありませんが、空売りの場合は理論上株価の上限はないので、損失の額も青天井だからです。
どういうこと?
例えばある株式を1,000円で買う場合と、1,000円で空売りする場合を考えましょう。
1,000円で買った場合、損失額の最大値は株式が0円になったときで、1,000円の損失です。
一方で1,000円で空売りした場合、損失は株価が上がれば上がるほど大きくなります。
もし5,000円になってしまったら、損失は4,000円です。
このように株価には上限がないので、空売りでは損失リスクが大きい点は注意しておきましょう。
損失の他に、空売りする際には手数料がかかる場合があるので注意して欲しいワン!
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空売りのやり方は?
株式の場合、個人投資家も信用取引を使って空売りができます。
信用取引?
信用取引とは、少ない投資金額から多くのお金を動かす「レバレッジ」を活用して株式を売買する投資手法です。
信用取引を始めるなら手数料の安いネット証券を選ぶのがおすすめですが、中でも人気なのが以下の3社です。
- IG証券(CFD取引)
→CFD取引で信用口座を作らず売りから取引できる - LINE証券
→スマホで信用取引が出来る - SBIネオトレード証券
→ネット証券でも最安水準の手数料 - 松井証券
→デイトレードの信用取引に最適な一日信用取引がある
4社とも信用取引の実績が豊富な大手証券です。
サクッと確認していきましょう。
①IG証券(CFD取引)
株式の空売りをしたい場合、CFD取引であれば信用口座を作らずに売りから始めることが出来ます。
CFD取引の世界最大手がIG証券でして、IG証券には以下のような特徴があります。
- 45年以上の歴史を持ち、IGグループはロンドン証券取引所の上場企業
- レバレッジをかけて取引できる
- 1株から売り取引ができる
- 世界中の株価指数を扱っている
- スプレッドが業界最低水準
手軽に売り取引が出来るんだワン!
ただ、CFD取引は少し複雑な点もあるため、まずはIG証券のWebサイトで詳細を見てみましょう。
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評判が気になる方は「IG証券の評判まとめ|当サイト限定キャンペーンも徹底解説」をご覧ください。
②LINE証券
信用取引手数料 | 0円 |
金利(買い) | 年利2.8% |
金利(売り) | 年利0% |
貸株料 | 年利1.15% |
LINE証券は、LINE Financial株式会社(51%)と野村ホールディングス株式会社(49%)が共同で設立したスマホ向け証券会社です。
特に注目すべきは、いつものLINEアプリで信用取引が出来ること。
信用取引となるとハードルが高く感じてしまいますが、LINE証券であれば少額から気軽に始められますね。
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ただ、信用取引はリスクが高いので、投資経験の少ない方は注意が必要です。
メリット・デメリットをよく吟味したうえで、空売りを行ってください。
③SBIネオトレード証券
信用取引手数料 | 0円 |
制度信用取引(買建金利) | 2.30% |
一般信用取引(買建金利) | 2.75% |
委託保証金 | 30万円以上 |
SBIネオトレード証券は1948年創業の老舗で、2021年1月に「ライブスター証券」から商号変更されました。
多くのネット証券では約定代金によって信用取引手数料が上がる一方で、SBIネオトレード証券は金額に関係なく無料です。
そのため「高額取引や回数が多くなった結果、手数料だけで損をする…」という悲劇も起こりません。
定期的に信用金利優遇キャンペーンも開催されており、金利がさらに安くなるなど利用者に嬉しいサービスが満載ですよ。
信用取引をする人にはおススメの口座だワン
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④松井証券
信用取引手数料(デイトレ時) | 0円 |
金利(1注文あたりの約定金額100万円以上) | 年利0% |
金利(1注文あたりの約定金額100万円未満) | 年利1.8% |
委託保証金 | 30万円以上 |
松井証券は日本で初めて本格的なネット取引を導入した老舗のネット証券です。
特に注目すべきは、信用取引のデイトレードに最適な環境が整っていること。
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空売りとは?まとめ
いかがだったでしょうか。
相場が下落していても利益を狙える「空売り」は魅力的ですが、その分損失リスクも大きいので、しっかりと勉強してから挑戦しましょう。
最後に空売りのポイントをまとめました。
- 空売りとは、株価が下がっているときに利益を狙える投資手法
- 保有している株式のリスクヘッジとしても利用できる
- 損失リスクが大きい点には注意が必要
また、いろはに投資のLINEアカウントでは投資に役立つ情報を教えてもらうことができます。
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空売りをするには信用取引を使う必要があります。
信用取引をする際には、手数料無料のSBIネオトレード証券がおススメですよ。