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いくら貯金できたら投資を始める? 初心者におすすめは「貯めながら少額投資」

貯金が少ないから、投資を始めるのなんてまだ先の話…そのような理由で躊躇している方もいるのでは?

投資するにはいくら貯金が必要なのか気になるところですね。

今回は、投資をスタートしたいけど一歩踏み出せない方に向けて、貯金と投資についてご紹介します。

🔰いろはに結論

  • 投資は生活費を3~6ヵ月確保してから始めるのが一般的な目安
  • 投資で重要なのは「期間」 長期運用で利益が大きくなる可能性
  • 初心者におすすめなのは少額からコツコツ投資で始めること

 

筆者の周りでも、貯金しようか投資しようか悩んでいるという声をよく聞きます。まずは、本記事の内容を参考にしてください。  

投資をする人の貯金ってどれくらい?

一般的に、投資は生活費を3ヵ月~半年分確保したうえで始めるのが目安と言われています。

仮に、生活費が毎月30万円なら90~180万円程貯金してそれ以上を投資に回すのがセオリーでしょう。

ただし、絶対にその額が必要というわけではありません。 それ以下の貯金であっても、家計の黒字部分を貯金と投資でバランスよく使い分ける方法もあります。

とはいえ、「貯金」と「投資」の、使い分けに悩む人も少なくないでしょう。 これは、両方の性質を理解して目的に応じた使い分けを覚えることで解決します。

貯金と投資は、どちらも将来のためなどある目的のために資産形成する手段です。

投資と貯金

しかし、「貯金は貯めること」「投資は増やすこと」を目的としているという点が大きく異なります。

貯金とは、銀行などにお金を預けることです。 貯金であれば基本的に元本が保証されており、リスクを抑えて安全に資金を確保できるというメリットがあります。

もちろん金利もつきますが、2024年現在は超低金利であり金利で増やすことは期待できません

一方、投資は資金を増やすために手元資金を投じることです。

運用方法によっては大きく資金を増やすことが期待できますが、元本保証がなくリスクもあります。

そのため、貯金と投資は目的に応じて使い分ける必要があるのです。

緊急時や近い将来必ず使うお金を投資で確保するのは、リスクが大きく適していません。

たとえば、5年後の大学費用や収入減少に備えた生活費の確保などは、期間などに応じてコツコツ貯金しておくほうが良いでしょう。

反対に、30年後の老後のためといった長期的な資金形成や貯金を確保したうえでの余剰資金の使い道としては投資が向いています

資金形成する目的に応じて貯金と投資を使い分けることが大切です。

投資自体は100円からできる

生活費の半年分を確保してから投資するとなると、ある程度の額がないと投資をスタートできないことになります。

「そんな額の貯金がない人は、投資はできないの?」と聞かれるなら、投資自体は100円からでも可能であり、貯金が絶対必要というわけではないというのが答えです。

もちろん、生活費や緊急の支出・直近での決まった目的のための貯金は確保する必要があり、それらの資金を投じてまで投資するのはおすすめできません。

ただ、絶対に高額な資金を貯めてからでないと投資できないというわけではありません。

先述したように、家計の黒字部分で投資と貯金をバランスよく行うことも可能です。

しかし、単元未満株のように1株単位で購入できる株式なら数百円からでも投資できます。

投資信託も、主要ネット証券では100円から積立投資ができます。

不動産投資クラウドファンディングやソーシャルレンディングであれば、1万円から投資できるのが一般的です。

何十万円・何百万円といった資金が無くても投資はできるので、資金に合わせて投資先を選ぶとよいでしょう。

毎月の収入から生活費や貯金を確保して、数百円でも余ったのならそれを投資に回すことは十分可能です。

また、投資は投資期間も重要になります。

基本的に、投資は長期間取り組むほど最終的な利益が大きくなるものです。

例えば、毎月5,000円を年利5%で運用すると、運用結果は次のようになります。

5年10年20年30年
340,030円776,411円2,055,168円4,161,293円

もし、50万円貯めてから投資しよう毎月5,000円貯金していると、貯まるまでに8年4ヵ月かかります。

その期間、5,000円を投資にあてていれば約60万円になっている可能性があるのです。

さらに、投資スタートが8年遅れることで最終的な利益はより大きく変わってきます。


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