毎週月曜日に更新する『投資初心者向け注目ニュース』では、いろはにマネー会員様に向けて、先週の振り返りや今週の注目トピックを分かりやすくお伝えします。
今週も、いろはにマネー編集長の曽根原がお届けします!
新NISAをやめる人続出!?初心者が気を付けたいこと
24年1月から開始され、使い勝手がよくなった新NISA制度。
新NISAをきっかけに投資を始めた人は多く、つみたて投資や高配当株投資は特に人気です。
そんな中、こんなツイートが話題になっています。
冗談で投稿された”ネタツイート”だけど、先週は日経平均が下がったこともあって話題になったよ!
日経平均株価とアメリカの株価(ダウ平均)の変化をグラフで見てみましょう。
こちらは、日経平均の直近1ヶ月のチャートです。
アメリカのダウ平均株価の直近1ヶ月の変化も見てみましょう。
どちらも直近で相場が下落傾向となっています。
日経株価平均は今年2月には34年ぶりに最高値を更新するなど上昇相場でしたが、4月に入ってから下落相場になっています。
下落している理由としては、以下が挙げられます。
- 半導体株を中心に株価が落ちている
- 中東情勢緊迫化により、リスクオフになっている
ツイートのように、やっぱ今は投資しない方が良いのかな…
長期投資を目的としているなら、株価が落ちても慌てる必要はありません。
そもそも長期・積立投資では”ドル・コスト平均法”を実践しているので、株価が落ちたら逆にチャンスです。
ドル・コスト平均法は、価格が変動する商品に対して「常に一定金額を、定期的」に購入する方法です。
購入金額を一定に保つことで、以下の効果が得られます。
- 価格が低いとき、購入量(口数)が増加
- 価格が高いとき、購入量(口数)は減少
10年~30年タームで投資するなら、今のような株価下落は“誤差の範囲”です。
株価がどうなっているか確認するのは大事ですが、一喜一憂しないようにしましょうね。
不安な方は、最近リリースした「いろはにマネーのお悩み相談チャット”いろは”」も使ってみてください。
私個人のxでは、本音を忖度なくツイートしています…(笑)
戦争が始まる?イラン・イスラエル情勢の株価への影響
先週、中東地域で屈指の軍事力を持つ”イラン”と”イスラエル”の衝突が激化し、世界に衝撃が走りました。
以下、中東情勢の経緯をまとめました。
日付 | 出来事 |
---|---|
2023年 10月~ | イスラエル(国家)とガザ地区を占領するハマス(イランが支援する組織)の戦争 |
2024年 4月1日 | イスラエル軍がシリアにあるイラン大使館の関連施設を空爆。 居合わせた「革命防衛隊」の司令官など7人が殺害された。 |
4月14日未明 | イランがイスラエルに対し報復として大量のミサイルやドローンを発射。 これにより、国家間への戦争に発展。 |
4月19日 | イラン中部の都市イスファハンで爆発音があったと報じられる。 イスラエルによるイランへの報復とみられている。 |
イランとイスラエルの戦争が激化することで、以下のような事象が起きています。
- 原油価格高騰
- ドル高
- 金の値上がり
中東は原油の主要生産地でもあるため、情勢が悪化すると原油価格が上昇します。