毎週月曜日に更新する『投資初心者向け注目ニュース』では、いろはにマネー会員様に向けて、先週の振り返りや今週の注目トピックを分かりやすくお伝えします。
今週も、いろはにマネー編集長の曽根原がお届けします!
日経平均が4万円突破!今後はどうなる?
3月4日、日経平均は取引開始直後に40,000円を突破し、終値も40,109円と史上最高値を更新しました。
2024年に入ってからの伸びがすごいですよね。
現在の株価上昇の要因は様々ですが、長期的な円安による影響や、NISAの拡充による期待感の高まりも影響しているようです。
以下では、日経平均株価が上昇を続けている理由のうちいくつかと、今後の見通しを簡単にご紹介します。
長期的な円安
日経平均株価の上昇要因の1つとして挙げられるのは、長期的な円安です。
コロナショック後の世界的な金融緩和後には、インフレ鎮静化の為の利上げがトレンドになりましたが、日本では金融緩和を継続していたため、円安が常態化しました。
円安の影響は、製造業を中心に輸出企業の好決算を後押ししました。
また、海外の投資家にとってはドルやユーロなどとの比較で日本株の割安感が高まったため、買い需要が大きくなりました。
ドル建てで見ると日経平均株価はそこまで上がっているわけではないと言う意見もあります。
取引所の取り組み、株価を意識した経営
もう1点留意しておきたいのは、日本の証券取引所の取り組みです。
海外投資家へのさらなるアピールとして、「資本コスト」や「株価を意識した経営」を促す取り組みに力を入れてきました。
実際、「PBR1倍割れ」を解消するために増配や自社株買いなどを積極的に行う企業が増えました。
株高の局面で、さらなる株主還元策を行う企業の株価は上がっていっています。
取引所の取り組みに応える企業が増え、日本市場全体の魅力も上がっている気がします。
今後は?
日経平均はバブル崩壊の時から最高値を約30年更新していませんでした。
しかし、2024年に入ってからは新NISAによる個人マネーの流入拡大や海外投資家からの資金流入等を追い風に株価が上昇。
2月22日に念願の最高値更新を成し遂げ、3月4日には40,000円を突破しました。
一方、株価指標で見ると日経平均の平均PERは16.5倍、PBRは1.5倍とそれほど過熱感があるわけではありません。
そのため長期的に見ると今後もまだまだ上昇する可能性が高いと言えます。
ただ、年初からの急激な高騰に対して調整が入る可能性があるため、短期的な売買は様子を見ておいたほうが良いでしょう。
ただし、日銀の政策決定により大きく左右される可能性があります。
3月18日・19日に開催される金融政策決定会合では、マイナス金利解除に引き続き注目が集まります。
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新たな投資信託が続々登場!新設ファンドは買うべき?
2024年1月より新NISA制度がスタートし、NISAという言葉をよく耳にするようになりましたね。
そのような中で、新たな投資信託も続々登場してきています。
一般社団法人 投資信託協会によると、2024年1月時点の投資信託の本数は、5,924本(前年同月比36本増加)とかなりの数があります。
日本の上場企業の数より多いですね…
新設された投資信託にはどのようなものがあるのでしょうか。
注目のファンドをご紹介します。
米国大型テクノロジー株式ファンド(マグニフィセント・セブン)
項目 | 米国大型テクノロジー株式ファンド(マグニフィセント・セブン) |
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設定日 | 2024年3月22日 |
運用会社 | 三井住友トラスト・アセットマネジメント |
買付手数料 | なし |
信託報酬 | 0.594%(税込) |
純資産総額 | 7,476百万円 |
NISAつみたて投資枠 | ✕ |
NISA成長投資枠 | ○ |
販売会社 | SBI証券、楽天証券 |