毎週月曜日に更新する『投資初心者向け注目ニュース』では、いろはにマネー会員様に向けて、先週の振り返りや今週の注目トピックを分かりやすくお伝えします。
今週も、いろはにマネー編集長の曽根原がお届けします!
日経平均再度高値更新!今後はどうなる?
3月1日、日経平均の終値が39,910円と史上最高値を更新しました。
前日のナスダックが史上最高値を更新した影響で、日本の株式市場でも特に半導体関連の株などが大幅に上昇しています。
半導体関連株とは?
半導体関連株とは、半導体メーカーや半導体の素材となる部材メーカーなどのことです。
代表的な銘柄を3つご紹介します。
- 東京エレクトロン(8035):半導体製造装置の製造
- アドバンテスト(6857):半導体検査装置の製造
- 味の素(2802):調味料だけでなく半導体製造に必要不可欠な層間絶縁材料を製造
どれも3月1日に大きく上昇した銘柄です!
今後は?
日経平均はバブル崩壊の時から最高値を約30年更新していませんでした。
しかし、2024年に入ってからは新NISAによる個人マネーの流入拡大や海外投資家からの資金流入等を追い風に株価が上昇。
2月22日に念願の最高値更新を成し遂げ、今週も高値を更新し続けています。
一方、株価指標で見ると日経平均の平均PERは16.5倍、PBRは1.5倍とそれほど過熱感があるわけではありません。
そのため長期的に見ると今後もまだまだ上昇する可能性が高いと言えます。
ただ、年初からの急激な高騰に対して調整が入る可能性があるため、短期的な売買は様子を見ておいたほうが良いでしょう。
初心者の方は周りの状況に左右されず、ドルコスト平均法で積み立てるのがおすすめです!
ビットコインも史上最高値更新!
2月28日、ビットコインが前週比20%増で史上最高値(日本円ベース)を更新し、1BTC950万円を超えました。
この最高値更新に影響を与えた主な要因は以下の2点が考えられます。
- 半減期の到来
- ビットコインETFの購入者の増加
この2点について解説していきます。
半減期の到来
ビットコインは半減期というものが約4年に1回起こり、その際には過去データを見ると毎回上昇しています。
半減期とはビットコインの作成を行うマイナーの報酬が一時的に半減する時期のことです。
これによりマイナーの数が少なくなり、供給が少なくなることでビットコインの価格が上がると言われています。
次回の半減期は2024年の4月頃と予想されているので、その上昇を見越して買う人が増えています!
ビットコインETFの購入者の増加
米国でビットコインETF(IBIT)が上場し、手軽に買えるようになり需要が拡大しています。
上場して2か月ほどしか経っていませんが、70億ドル(約1兆500億円)もの資金が流入しています。
個人投資家だけでなく機関投資家も参入し、投機筋も手軽に買えるようになったことも要因の一つです。
ビットコインはボラティリティが大きいから注意が必要ですが、魅力的な資産でもあります。
投資する場合は、ポートフォリオの5~10%程度にしておきましょう!