投資を始めてみたんだけど、評価損益がマイナスになっちゃいました。このままでいいのでしょうか…
投資初心者の方のほとんどが、このような不安に駆られてしまうのではないでしょうか。
初めての投資で「損をした」「負けた」「失敗した」と感じることは、多くの投資家が通ってきた道。
この記事では、「投資信託」という投資方法をテーマに、失敗した経験をもつ方々が失敗から学び、利益を出せる投資家へと成長するためのヒントを紹介します。
🔰いろはに結論
- 昨日は+10%でも今日は-5%だった話はよくある
- 投資信託の価格が下がることには必ず理由がある
- 複数の企業に分散された投資信託で長期的な視野を持つことが重要
いきなり値下がりしてしまった
投資信託で投資を始めてみたんです。でも、始めてすぐに評価額を見たら、前日より下がっていました…どうしよう、初めての投資で失敗しちゃったかも…
買った翌日に値下がりするのは投資あるあるですね。下がったことに落胆するよりも原因を探りに行きましょう!
初めての投資で、投資信託の価格の下落を経験して「投資なんてするんじゃなかった」と後悔する方もいるでしょう。
ただ、短期間で収益を出すトレードでなければそこまで気にする必要はありません。
市場は常に変動しており、投資信託の価格が上がる日もあれば下がる日もあります。
大きく上がった次の日に大きく下がるなんてこと、よくあるよね。
あなたが投資信託を使って投資を始めた理由を思い出してください。
おそらく老後のための資産形成だったり、お子さんの数十年先の教育費だったりすると思います。
短期的な値下がりを気にするよりも、将来必要になる年代やタイミングで資産が増えているのかを考えることが重要です。
分散投資で長期的な視野を持つ理由
基準価額が下がってしまって心配です。どうしてこんなに変動が激しいんですか?
短期的な要因によって基準価額は大きく変動します。企業の決算もあれば新型コロナウイルスの蔓延のようなパンデミックもあります。これらを全て避けてずっとプラスでいることは難しいです。そのため長期的な視野で考えることが大切です。
初心者の方は、価格の上下は投資においてよくあることだと覚えておきましょう。
1つの企業だけに投資していれば、昨日は+10%でも今日は-5%だったみたいな話はよくあります。
経済状況や業界のニュースなど、さまざまな外部要因が価格に影響を与えます!
これらの変動を受け入れ、利益を生み出すためには、1つの銘柄に投資するのではなく、複数の企業に分散された投資信託で長期的な視野を持つことが重要です。
実際、米国の主要500企業を詰め込んだS&P500という指標では、10年や20年といった長期間で運用した場合、いつ始めてもプラスのリターンをもたらしていることが分かっています。
短期的に見れば株価は乱高下していますが、中長期単位でみると右肩上がりで推移しているのです!
「失敗した」ことには必ず理由がある
投資の失敗は避けられないのでしょうか? 失敗した、と感じたらどうすればいいですか?
株価が下がることには必ず理由があります。大切なのはその理由を理解し、次への学びに変えることです。そして、すべての投資にはリスクが伴うため、失敗から逃れることは難しいですが、失敗を貴重な経験として受け止めることが大切ですよ!
投資で損をしてしまうことは、誰にでも起こり得ることです。
そもそも投資信託を購入している場合、多くの方は毎月同じ金額を購入するドルコスト平均法を使っていると思います。
ドルコスト平均法であれば基準価額が下がったら多く買えるので、むしろラッキーですよ!
とはいえ、基準価額が下がった理由を知っておくことに越したことはありません。
なぜそのような結果になったのかを自分なりに分析してみましょう。
すべての投資にはリスクが伴い、それをどの程度受け入れるかは個人によります。
時には投資をやめる、または投資戦略を変更することも賢明な選択かもしれません。
自分が納得できる基準を設定し、自分の判断に自信を持ちましょう。
また、現在個別株などで運用している場合、投資信託などのより低リスクな運用に目を向けることも一つの方法です。
もちろん、どの投資信託も個別株より低リスクというワケではありません!リスクを下げたい場合、銘柄をきちんと調べ、広く分散された銘柄を購入するのがおすすめです!
Tips:投資信託の魅力
投資信託の特徴
- 投資のプロに運用を任せられる
- 商品1つで手軽に分散投資できる
- コストとなる信託報酬は年0.09%~1.0%程度