いろはにマネー > たけぞうの「いろはに株ブログ」 > たけぞうの「いろはに株ブログ」2024年4月アーカイブ > 4月16日(火)☆昨日の日経平均は『前週末比290円安』で終了!円が対ドルで『約34年ぶり154円台』に下落
4/15の日経平均は前週末比290円安(-0.74%)、TOPIXは前週末比6P安(-0.23%)で終了しました。
グロース250指数は前週末比6P安(-0.96%安)でした。
中東情勢の緊迫化を警戒した売りが優勢の展開で、日経平均は一時703円安の38820円まで下落する場面もありました。その後は、電力や非鉄金属、海運などが買われ290円安で終了しました。
個別銘柄では、東京電力(9501)が、柏崎刈羽原発7号機の原子炉への核燃料装填を原子力規制委員会が承認したの報道から大幅高となりました。
原発再稼働期待から、以下などの電力株も買われました。
- 北海道電力(9509)
- 中国電力 (9504)
イランがホルムズ海峡近くでイスラエルに関連する貨物船を拿捕したことや、ホルムズ海峡の封鎖も可能だと述べた事で、商船三井(9104)や日本郵船(9101)などの海運株の上昇も目立ちました。
今後、商品市況の高止まりも予想され、以下など非鉄株も大幅高となりました。
- 三菱マテリアル(5711)
- 住友金属鉱山(5713)
- UACJ(5741)
また、ローツェ(6323)やエヌ・ピー・シー(6255)など好業績銘柄が堅調に推移しました。
週末、好決算を発表したベイカレント(6532)やテラスカイ(3915)はストップ高となりました。
反面、パソナグループ(2168)は、24年5月期第3四半期累計(23年6月-24年2月)の連結最終損益が7.5億円の赤字と発表、JINSHD(3046)も実質下半期の下方修正し共にストップ安となりました。
また、先週末SOX指数が大幅安となった事を受け、以下などの半導体関連が軟調でした。
- レーザーテック (6920)
- ディスコ(6146)
- 東京エレクトロン(8035)
ファーストリテイリング(9983)も続落となり、 TOPIXに比べ日経平均の値下がりが大きくなりました。
今日の米国市場はNYダウは前週末比248ドル安、ナスダック前週末比290P安、S&P500前週末比61P安で終了しました。NYダウは取引開始直後に一時400ドルを超える場面がありましたが、イスラエルの 「明確かつ強力に」反撃すると報道をきっかけに大幅下落となりました。
また、3月の米小売売上高は 前月比0.7%増と市場予想0.3%を上回り、米長期金利が上昇した事も嫌気されました。NYダウは6日続落となりました。
今日のニュース
●円が対ドルで約34年ぶり154円台に下落、米長期金利上昇で売り圧力(ブルームバーグ)
15日のニューヨーク外国為替市場で円相場は1ドル=154円台に下落し、1990年6月以来の安値を更新した。ニューヨーク時間朝方に発表された米小売売上高が市場予想を上回ったほか、前月分も上方修正されたことに反応した。
中東情勢が緊迫化する中、米国の長期金利上昇を背景に日米金利差に着目した円売り・ドル買いが再燃している。
Bloombergより(2024年4月15日)
1990年6月以来の円安が進んでいます。日本当局としては、為替介入時期を探っていると考えられます。
しかし、中東情勢の悪化や商品市況の高止まり、米国市場の指標の堅調から介入をしづらい環境となっています。仮に介入を決定しても無意味になりそうです。
本日の予定
◆4/16(火)
【海外】
中国3月小売売上高(11:00)
中国3月固定資産投資(11:00)
中国3月鉱工業生産(11:00)
中国1-3月期GDP(11:00)
米3月住宅着工件数(21:30)
米3月建設許可件数(21:30)
米3月鉱工業生産(22:15)
米3月設備稼働率(22:15)