いろはにマネー > たけぞうの「いろはに株ブログ」 > たけぞうの「いろはに株ブログ」2024年4月アーカイブ > 4月11日(木)☆昨日の日経平均は『前日比191円安』で終了!一時1ドル153円台まで円安が加速し『為替介入への警戒感』が強まる可能性も
昨日(4/10)の日経平均は前日比191円安、TOPIXは前日比11P安で終了しました。
出来高は14億6306万株、売買代金は3兆8033億円でした。
2営業日連続で売買代金は4兆円を下回りました。米国の消費者物価指数(CPI)を控え、模様眺めの展開となりました。
個別銘柄では、マイクロソフトが日本でデータセンターを拡充し、2年間で約4400億円を投じると報じられました。
電力消費が大きくなる事から以下などの電力株が軒並み買われ、データセンター関連の銘柄も物色されました。
電力株(上昇)
- 東京電力(9501)
- 北海道電力(9509)
- 中国電力(9504)
データセンター関連(上昇)
- さくらインターネット(3778)
- ブロードバンドタワー(3776)
日米、宇宙協力で「重大」発表との報道で、以下などの宇宙関連が買われました。
宇宙関連(上昇)
- QPS研究所(5595)
- ispace(9348)
- セック(3741)
日米首脳会談で、首脳は人工知能(AI)や量子、半導体、クリーンエネルギーなど重要な新興技術を巡る研究パートナーシップに合意する予定と伝わり、以下などAI関連の上昇が目立ちました。
AI関連(上昇)
- PKSHA Technology(3993)
- Laboro.AI(5586)
反面、前日決算発表を行ったパルグループホールディングス(2726)は、足元の収益鈍化傾向をネガティブ視され12%安となりました。
イオンモール(8905)も、前期業績大幅下振れ着地及び、 中期計画の目標値も引き下げた事で大幅下落となりました。
いすゞ自動車(7202)は、みずほ証券がレーティングを買いから中立に引き下げた事が嫌気され、2.6%安となりました。
また、ブラザー工業(6448)はシティが、ミネベアミツミ(6479)はモルガンスタンレーMUFGがレーティングを引き下げた為、大幅安となりました。
その他で、ZOZO(3092)やサンリオ(8136)などの下落が目立ちました。
今日の米国市場はNYダウは前日比422ドル安、ナスダック前日比136P安、S&P500前日比49P安で終了しました。
米国の3月CPIが予想を上回った事で、FRBの利下げが遠のくとの観測から米10年債 が4.56%台まで上昇し、株式市場は大幅安となりました
為替も円安が進み、一時153円台前半で1990年6月以来の円安・ドル高水準となりました。
特に中小型株への売りが広がり、ラッセル2000は2.78%安となりました。
💡ラッセル2000とは
米コンサルタント会社のラッセルインベストメント社が1984年に開発した米国の代表的な小型株指数。 ニューヨーク証券取引所やNASDAQなどに上場している銘柄のうち、時価総額が上位1001位から3000位までの銘柄の、浮動株調整後の時価総額加重平均型の株価指数です
今日のニュースから
●米3月CPI+3.5%に加速、予想上回る 利下げ予想9月に後ずれ(ロイター)
米労働省が10日発表した3月の消費者物価指数(CPI)は、前年同月比3.5%上昇した。前月の3.2%上昇から加速し、昨年9月以来の大幅な伸びとなった。市場予想の3.4%も上回った。ガソリンや住居費の上昇が背景。市場では、米連邦準備理事会(FRB)が9月まで利下げを見送るという観測が強まった。
CMEフェドウオッチによると、金融市場では最初の利下げ予想は6月から9月に後ずれした。
Reutersより(2024年4月11日)
米国のCPIを受け、為替が153円台まで円安が進んでいます。
1990年6月以来の水準で、今日は為替介入への警戒感が強まる可能性もありそうです。
しかし、単独介入であれば短期的に円高に動くにしろ、円安の流れは変わらないと思います。原油価格などが高止まりしているためです。
本日の予定
◆4/11(木)
【国内】
3月マネーストック(8:50)
3月都心オフィス空室率(13:00)
【海外】
中国3月消費者物価指数(10:30)
中国3月生産者物価指数(10:30)
ECB理事会(ラガルドECB総裁定例会見)
米3月生産者物価指数(21:30)
米30年国債入札
【決算】
ファーストリテイリング、ローソン、SHIFT、ローツェ、久光製薬、Sansan、ベルク、大黒天など