いろはにマネー > たけぞうの「いろはに株ブログ」 > たけぞうの「いろはに株ブログ」2024年4月アーカイブ > 4月9日(火)☆昨日の日経平均は『前週比354円高』で終了!NYダウは『利下げ先送り観測』が重荷で小幅反落11ドル安
昨日(4/8)の日経平均は前週比354円高、TOPIXは前日比25P高で終了しました。
東証プライム市場の出来高5億6579万株、売買代金は4兆633億円でした。
日経平均は、朝方624円高の3万9617円まで上昇する場面がありましたが、上げ幅を縮小して引けました。
個別銘柄では、ソシオネクスト(6526)が7%を超える値上がりとなりました。次世代半導体の本命と目されるSoC(システム・オン・チップ)をファブレス形態で供給している同社に注目が集まっています。
プライム市場の売買代金もトップとなりました。半導体洗浄装置の開発・設計・製造・販売及びアフターサービスをワンストップで手掛けるJET(6228)もストップ高まで買われました。
また、QPS研究所(5595)は、内閣府から小型SAR衛星コンステレーション実証落札した事が好感され、大幅高となりました。
先週末に決算を発表したキユーピー(2809)は、想定以上の上方修正で15%高となりました。
その他では、以下の銘柄などが買われました。
- 小林製薬(4967)
- 東京電力(9501)
- 富士通(6702)
反面、先週末決算発表した安川電機(6506)は、朝方上昇しましたが、新製品効果が2025年2月期に小さい点や、中国などが会社側の想定通りに需要が回復するどうか懐疑的な見方もあり、買いが続かず下落しました。
半導体関連がしっかりの展開の中でアドバンテスト(6857)の下落が目立ちました。
その他、ダイキン(6367)や伊藤忠商事(8001)が売られました。
今日の米国市場はNYダウは前週比11ドル安、ナスダック前週比5P高、S&P500前週比1P安で終了しました。FRBの利下げが先送りされるとの観測が株価の重荷となりました。
暗号通貨の急騰を受け、コインベースやマイクロストラテジーが買われました。
反面、メタやエヌビディアなどが下落しました。
今日のニュースから
●TSMC、米から116億ドルの補助金・融資獲得(Bloomberg)
米政府は半導体受託生産大手、台湾積体電路製造(TSMC)に対し66億ドル(約1兆円)規模の補助金と最大50億ドル相当の融資を提供する計画だ。同社がアリゾナ州で進める工場の建設を後押しし、重要技術の国内生産に向けたバイデン政権の取り組みを強化する。
8日発表された暫定合意によると、TSMCはアリゾナ州フェニックスに第3工場を建設する見通し。同州の第1、第2工場はそれぞれ2025年、28年に生産を始める見込みとなっている。今回の支援パッケージは米アップルやエヌビディア向けに半導体を供給するTSMCが予定する3工場の投資(650億ドル超)を下支えすることになる。
ブルームバーグより(2024年4月8日)
米国は、インテルや韓国サムスン電子にも補助金・融資をする見通しで、数週間以内にマイクロンテクノジーなどにも検討する見通しです。
尚、日本政府は、半導体の確保に向け、熊本第1・第2工場に最大1兆2080億円を補助することを決定しています。
TSMCの魏哲家CEOは、第2工場を第1工場と同じ菊陽町に建設すると明らかにしています。
今週の予定
◆4/9(火)
【国内】
3月消費動向調査(14:00)
5年国債入札
【海外】
米3年国債入札
【決算】
イオンモール、USENNEXT、イオンフィナンシャルサービス、パルグループホールディングス、イオンディライト