いろはにマネー > たけぞうの「いろはに株ブログ」 > たけぞうの「いろはに株ブログ」2024年4月アーカイブ > 4月4日(木)☆昨日の日経平均は『前日比387円安』で終了!『米国株安や台湾地震』による影響を受けた形に
昨日(4/3)の日経平均は、前日比387円安、TOPIXは、前日比7P安で終了しました。
東証プライム市場の出来高は17億9795万株、売買代金は4兆7608億円でした。
米国株安と台湾の地震を受けて、日経平均は621円安の3万9217円まで売られる場面もありました。その後下げ幅を縮めたが、東証プライム市場では上昇銘柄数の方が下落銘柄数よりも多かったため、TOPIXは一時、前日終値水準まで戻した場面もありました。
個別銘柄では、伊藤忠商事(8001)が経営方針と2024年度経営計画を発表しました。2024年度に連結純利益8800億円、総還元性向50%をメド(1株当たり配当200円下限、自社株取得約1500億円)とする目標を掲げたほか、1兆円を上限に成長投資を実施していく方針を示しました。
原発再稼働の期待などから北海道電力(9509)や北陸電力(9505)、東京電力(9501)などが買われました。
静岡県の川勝平太知事が2日に辞意を示した事で、リニア関連の以下銘柄などの上昇が目立ちました。
- JR東海(9022)
- 日本車両(7102)
- 鉄建建設(1815)
反面、清水建設(1803)は、同社が手掛ける豊海タワーをコンクリート強度不足により発売延期との報道で大幅安となりました。ファーストリテイリング(9983)は3月既存店売上を受け、CLSA証券が格下げで3%を超える下落となりました。
先月、非常に人気の高かった以下銘柄などが大幅下落となりました。
- 三井E&S(7003)
- さくらインターネット(3778)
- QPS研究所(5595)
尚、グロース250指数は、一時700Pを割れる場面がありました。
今日の米国市場はNYダウは前日比43ドル安、ナスダック前日比37P高、S&P500前日比5P高で終了しました。NYダウは3日続落となったものの、ナスダック、S&P500は反発して引けました。
個別銘柄では、半導体のマイクロンテクノロジーが大幅高となりました。
また、デル・テクノロジーズが8%を超える上昇となりました。
反面、インテルは半導体受託生産事業の収益改善に時間がかかるとの観測から8%を超える下落となりました。その他では、P&GやJ&Jの下げが目立ちました。
今日のニュース
●台湾でM7.7、99年以来の大地震-TSMCは朝までに生産再開へ(Bloomberg)
台湾で3日午前7時58分(日本時間同8時58分)ごろ、過去25年で最大規模の地震が発生した。台湾当局によると、20棟を超える建物が倒壊し、934人が負傷したほか、56人が閉じ込められ、少なくとも9人が死亡した。
半導体受託生産の世界最大手、台湾積体電路製造(TSMC)は、生産ラインの一部エリアからスタッフを避難させた。広報担当によると、スタッフは全員無事という。また、極端紫外線(EUV)露光装置など重要な機器に被害はないもようだとし、4日朝までに生産を再開できるとの見通しを示した。
ブルームバーグより(2024年4月3日)
心配された、TSMCやUMCの半導体拠点が今日にも生産が再開される見通しとの報道。
地震の大きさから、サプライチェーンへの不安もあり、株価も下落する場面もあっただけに、一先ずは良かった感じ。しかし、今後の余震が心配ではある。
今日の予定
◆4/4(木)
【国内】
地域経済報告(さくらレポート)
30年国債入札
【海外】
米2月貿易収支(21:30)
休場:中国(~4/5)、香港(清明節)
【決算】
クスリのアオキ、OSG、壱番屋、ダイセキ、アダストリア、平和堂、不二越、オンワードホールディングスなど