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3月28日(木)☆昨日の日本株は業種別で『不動産セクターが上昇率トップ』に!NYダウも『今年最大の上げ幅』を記録

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昨日(3/27)の日経平均は、前日比364円高、TOPIXは前日比18P高で終了しました。
プライム市場の出来高は18億9669万株、売買代金は5兆2189億円でした。
配当再投資による買いや為替が一時、2022年10月につけた1ドル=151円94銭を下回り、1990年7月以来、約34年ぶりの円安水準となった事も追い風となりました。

個別銘柄では、前日に発表された公示地価が全国平均で約33年ぶりの伸び率となったことが好感され、以下のような不動産株が買われました

  • 三井不動産(8801)
  • 住友不動産(8830)
  • 東京建物(8804)

業種別でも、不動産セクターが上昇率トップとなりました。

大日本印刷(7912)は、最先端半導体の国産化を目指すラピダス向けに回路形成に使う原版 「フォトマスク」を2027年度に国内で量産するとの報道から2,7%高となりました。
M&A総研(9552)は、野村證券が目標株価12000円で新規カバレッジを開始した事が好感 され大幅高で終了しました。その他では、東京エレクトロン(8035)ファーストリテイリング(9983)などの日経平均構成比率の高い銘柄が買われ、日経平均を押し上げました。

反面、小林製薬(4867)は、「紅麹」の成分を含む健康食品を摂取した人が腎臓の病気などを発症した問題では、2人目の死亡事例が明らかになった事で大幅安となりました。
三菱重工(7011)は、2035年ごろをめどに官民で次世代の国産旅客機の開発を進めると日経新聞社が報じましたが、三菱モルガン・スタンレーでは参画はリスクが高いとし、株式市場にはネガティブに受け止められる可能性が高いとした事から2.85%安となりました。
その他では、三井E&S(7003)やさくらインターネット(3778)などが売られました。

今日の米国市場はNYダウは前日比477ドル高、ナスダック前日比83P高、S&P500前日比33P高で終了しました。NYダウは今年最大の上げ幅となりました。29日が聖金曜日で株式市場や債券市場 が休場で、3連休を前に市場参加者が少ないなか、値動きが大きくなりました。
メルクが4%を超える上昇となりました。同社は、FDAが「ソタテルセプト」を肺動脈性肺高血圧症の新たな治療薬として承認した事が好感されました。
一方、エヌビディアの下落が目立ちました。本日の米国市場の値上がり銘柄数は9000を超えました

ニュースから

円安、34年ぶり水準 業績追い風も消費には影。一時151円97銭(日経)

外国為替市場で27日、円相場が1ドル=151円97銭に下落した。1990年7月以来34年ぶりの円安水準。 日銀の政策修正後も、世界で突出して金利が低い状況は変わらないとの見方から売り圧力がとまらない。 円安の長期化は大企業の業績に追い風になる半面、国内のインフレ圧力を高め個人消費に影を落とす。

日本経済新聞より(2024年3月28日)

円安進行を受け、財務省と金融庁、日銀は国際金融資本市場に関する情報交換会合を開きました。
神田財務官は終了後に「あらゆる手段を排除せず適切な対応をとる」と述べ、為替介入を問われ 「文字通りあらゆる手段を排除しない」と語られました。
ただ、米経済は堅調さを維持しインフレ再加速の懸念が浮上する中で、為替介入を実施しても一時的な効果しかないように感じます。為替市場の影響は株式市場にも大きく影響を与える為、ここ数日間は注視する必要がありそうです。

今日の予定

◆3/28(木)

【国内】
日銀金融政策決定会合の主な意見(3/18~19開催分)
TOPIXリバランス

【海外】
米10-12月期GDP確定値(21:30)
米2月中古住宅販売仮契約(23:00)

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執筆者:たけぞう
執筆者:たけぞう

監修者たけぞうのプロフィール
合同会社 Next Meeting 代表取締役。1988年に証券会社へ入社し約30年間勤務。
東京証券取引所において、4年間の“場立ち”を経て20年間以上証券ディーラーとして活躍。多い時には約10億円の資金運用を託され、重圧と戦いながら約50億円の収益を上げる。
現在は個人投資家である傍ら「誰にでも、わかりやすく」にこだわりラジオ、セミナーなど多くの舞台で投資手法を伝え、一人でも多くの投資家が株で収益を上げられるように専門家として日々活動を行っている。
書籍:50億稼いだおっさんが教える 月5万稼ぐ株投資
X(旧Twitter):@noatake1127
当社主催イベント登壇実績:Bridge Live Seminar

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