・配当金ってよく聞くけど、どういう仕組みなのかな?
・損せずに配当金をもらう方法があれば知りたい。
このようなお悩みを解決します。
本記事の結論
- 配当利回りは株価に対するお得度を示す指標
- 配当性向は利益に対する割合を示す指標
- 配当をもらうには権利付最終日に注意する
銀行預金だけではお金を増やしづらい現在、株式投資の配当金をゲットして資産を増やす方法が注目されています。
とはいえ「配当金についてよく分からない…」と不安になり、なかなか始められない人もいるでしょう。
結論から言うと、配当金の仕組みはそれほど難しいものではありません。
今回は配当金を見るうえで大切な指標である、「配当利回り」や「配当性向」の計算方法などを含めて詳しく説明します。
一緒に配当金の醍醐味を学んでいこうワン!
配当金を受け取る株式投資をするには、証券口座が必要です。
大手ネット証券のSBI証券であれば、無料で口座開設ができ、ポイントもお得に貯めることが出来ます。
税金がかからないNISA口座にもおススメなので、まずは口座開設から始めましょう!
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配当金とは?【具体例で解説】
配当金って、そもそもどんなお金なの?
配当金とは、企業が利益のうちの一定割合を投資家に分配することです。
では具体例としてX社が1,000万円の利益を出し、以下のように配分したケースを考えましょう。
- 内部留保(会社で蓄えておくお金)
→50% - 配当金(株主に還元されるお金)
→50%
この時、AさんがX社の株式を20%分持っていた場合、受け取れる配当金の額を図で表してみました。
Aさんは500万円のうちの20%である、100万円を配当金として受け取れるのです。
もしもX社の発行済み株式数が10万株だった場合、1株あたりの配当金は「500万円÷10万株=50円」となります。
1株当たりの配当金はDPS(Dividend Per Share)と呼ばれるワン!
配当金を受け取るメリット・デメリット
それでは配当金を受け取るメリットとデメリットについて確認していきましょう。
強みと弱みをしっかり把握しておけば、より安心して株式投資ができるようになりますよ。
配当金を受け取るメリット
配当金を受け取るメリットとしては、主に以下の3つです。
- 不労所得を得られる
- 預貯金以上の利回りを狙える
- 株価変動よりも安定している
何と言っても株式の保有期間中は、配当の受け取りによって現金収入を得られることが最大の魅力になります。
さらに業績が堅調な会社であれば配当が減る可能性は低いため、変動の多い株価と比べても心理的な負担は少ないですね。
働かなくてもお金が入ってくる夢を叶えられる!
配当金を受け取るデメリット
配当金を受け取るデメリットとしては、主に以下の3つです。
- 配当金に税金がかかる
- 配当金が減るリスクがある
- ある程度の資金がないと増えにくい
企業の経営戦略が変わった場合や、業績が悪化した場合などは、配当金が減ってしまう「減配」のリスクが高まります。
また、そもそも株式投資額が少なければ配当金の額も少ないため、思ったよりリターンを得られないかもしれません。
リスクを知ったうえで、投資をするか決めるのが大切だね!
配当金の大切な指標2つ
配当のリターンって、どう調べればいいのかな?
配当金の多い銘柄を狙うにあたって大切な指標に、以下の2つがあります。
- 配当利回り
- 配当性向
それぞれの計算方法を踏まえて、詳しく見ていきましょう。
①配当利回りとは・計算方法
配当利回りとは、株価に対して1株当たりの配当金(DPS)が多いか少ないかを知るための指標です。
計算方法としては以下の通り。
配当利回りが高いということは、投資金額に対して多くの配当金を得られるため、狙い目の株式だと言えます。
例として、配当利回り1%の銘柄Aと配当利回り1.5%の銘柄Bを比較した場合の合計配当金を見てみましょう。
銘柄Bの方が株価は高いですが、配当利回りを比較すると銘柄Bの方がお得という結果になりました。
とはいえ実際に株式投資をする場合は、ビジネスモデルや事業環境等も踏まえて投資先を選びましょう。
配当と株価の関係性によって、配当利回りが導き出せるんだね!
配当利回りの高い「高配当株」について詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
②配当性向とは・計算方法
配当性向とは、企業が稼いだ利益のうち何%を株主に「配当金」として分配するかを示す指標です。
計算方法しては以下のようになります。
配当性向が低すぎると投資家から文句を言われたり、アクティビストと呼ばれる機関投資家が介入することもありますが、成長のために多額の投資を必要とするベンチャー企業だと下図のように配当性向が0%、もしくは非常に低い場合が多いです。
「配当性向が低いから投資魅力がない!」と判断せず、事業成長による株価の上昇を期待して応援投資するのも一つのテクニックですよ。
配当を出していなかった企業が大きく成長し、株価が5倍,10倍になることは珍しくありません。
成熟企業の場合、平均的な配当性向は20~30%だワン!
配当金の受け取りで知っておくべき用語3つ
配当金の受け取りで知っておきたい用語としては、以下の3つです。
- 権利確定日
→配当を受け取る権利が得られる日 - 権利付最終日
→権利確定日の2営業日前 - 権利落ち日
→権利付最終日の翌営業日
ん~、イマイチ違いが分からないなぁ…。
という方のために、権利確定日を31日の火曜日だと仮定して考えてみましょう。
権利確定日が火曜日ならば、権利付最終日となる2営業日前は金曜日なので、27日までに株を買う必要があります。
もしも権利落ち日である30日以降に株を購入すると、その期末の配当金は受け取れないため気を付けましょう。
つまり権利付最終日までに株式を買えばいいんだワン!
配当金の受け取りは「株式数比例配分方式」がおすすめ
配当金の受け取り方法はいくつかありますが、中でもおすすめなのは「株式数比例配分方式」です。
証券口座に配当金を振り込んでもらう方法でして、主なメリットとしては以下の3つ。
- 配当金を再投資しやすい
- 配当金を受け取りに行く手間が省ける
- 株式資産と配当金をまとめて管理できる
さらにNISA枠で配当金を受け取りたい人は、他の方法だと配当金が非課税にならないのでご注意ください。
まだ証券口座を開いてないけど、どれを選べばいいの?
と悩んでいるなら、以下のネット証券にて口座開設するのがおすすめです。
上記2社は国内大手のネット証券ということで、株式投資で配当金を得ている人からの支持も絶大です。
ネット証券について詳しくは、「【2021年版】株初心者におすすめのネット証券ランキング!」の記事もご覧ください。
配当金とは?まとめ
配当金についての理解がとっても深まったよ!
配当金とはどのようなものかについて、計算方法やおすすめのネット証券情報も交えつつ説明してきました。
最後に、本記事の重要なポイントを3つにまとめます。
- 配当利回りは株価に対するお得度を示す指標
- 配当性向は利益に対する割合を示す指標
- 配当をもらうには権利付最終日に注意する
株式投資をする上で配当金は魅力的なものですが、仕組みを理解しないとかえって失敗する可能性もあります。
本記事で紹介した配当金の知識を踏まえ、株式投資の世界をもっと楽しんでいきましょう。
株式投資についてもっと学びたい方は、合わせて以下の記事もご活用ください。
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配当金を受け取る株式投資をするには、証券口座が必要です。
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