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(3486)グローバル・リンク・マネジメントのアナリストレポートを読んでみよう【投資初心者向け企業分析】

投資初心者向け企業分析では、投資初心者でも読みやすい「ブリッジレポート」をもとに様々な企業をご紹介しています。

今回は、不動産事業を展開している株式会社グローバル・リンク・マネジメントをご紹介します。

※ブリッジレポートが掲載されている「ブリッジサロン」、「いろはに投資」ともに株式会社インベストメントブリッジが運営。

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グローバル・リンク・マネジメントはどんな会社?

グローバル・リンク・マネジメント 見出し1

まずは、グローバル・リンク・マネジメントの沿革や事業内容を確認していきましょう。

会社概要

株式会社グローバル・リンク・マネジメントは、2005年に設立されました。

投資用マンションの設計から販売後の賃貸管理・建物管理までをワンストップで手掛けています。

「不動産を通じて豊かな社会を実現する」というミッションをもとに、世界中の人々の幸せにLinkすることを使命と考え、不動産の新たな可能性を追求しています。

代表者などの概要は以下の通りです。

代表取締役社長金 大仲
所在地東京都
決算期12月
株価(3/9終値)804円
時価総額(3/11時点)6,369百万円

現在は東証1部に上場していますが、新市場区分では「プライム市場」に選択申請しています

東京証券取引所は2022年4月4日に、「プライム・スタンダード・グロース」の3つの市場区分に見直すんだワン!

事業内容

グローバル・リンク・マネジメントは不動産ソリューション事業プロパティマネジメント事業の2つの事業セグメントに分かれています。

これらの事業を、詳しく見ていきましょう。

不動産ソリューション事業

この事業では、東京23区を中心に投資用マンションで25~50㎡の「アルテシモ」を提供しています。

事業用地の仕入れから、販売後の賃貸管理・建物管理までをワンストップで行なっており、投資家は購入後のサポートを一切行う必要がありません。

アルテシモは、以下の「3チカ」を特徴としています。

  • 最寄駅から徒歩10分圏内(駅からチカイ)
  • 山手線駅から30分圏内(都心からチカイ)
  • 長期的にニーズが見込めるエリア(高いチカ)

こうした戦略で、長期的に価値が継続する物件を提供できるんだね!

土地の仕入れに関しては、土地仲介会社や開発事業者からだけでなく、士業との提携による不動産セミナーを実施し、土地所有者へ直接アプローチしており、さらなる事業拡大に繋げています。

プロパティマネジメント事業

この事業では、オーナーからの委託を受けて不動産経営に関する様々な業務を代行しています。

具体的には、家賃の集金や入居・退去に関わる各種契約管理業務などです。

また、オーナーから一定期間賃貸物件を借り上げ、契約で定めた賃料を支払い、入居希望者に転貸するサブリースサービスも提供しています。

原則7年毎の賃料改定とし、賃料が下がる場合でも下げ幅を最大5%に制限しており、オーナーが長期にわたり安定した家賃収入を確保できるよう最大限の配慮がなされています。

外部環境の変化や法制度・税制度の変更等による場合でも、下げ幅を最大5%までに制限しているんだね!

また、11年連続98%超え達成と高い入居率も誇っています。

直近の業績・事業戦略

グローバル・リンク・マネジメント 見出し2

続いて、グローバル・リンク・マネジメントの2021年12月期業績と、今後の事業戦略について見ていきましょう。

業績:2021年12月期本決算

まず、最新の業績を見てみましょう。

売上高は前期比14.3%増の306億75百万円となり、営業利益も前期比22.8%増の16億77百万円となりました。

新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けた区分販売やその他の販売は減少したものの、販売に注力した1棟販売の売上高が大幅に増加し、増収に繋がりました。

また、複数物件をまとめて売却するバルク販売を進めたことが販売促進費の圧縮へつながり、営業利益の大幅増に貢献したようです。

セグメント別の売上高では、不動産ソリューション事業は前期比16.0%増の280億93百万円、プロパティマネジメント事業は前期比1.8%の25億81百万円でした。

不動産ソリューション事業での増収増益の理由は前述の通りです。

一方、プロパティマネジメント事業では管理戸数が前期比で微増となったものの、サブリース契約の減少により業績が悪化し、減収減益となりました。

今後の事業戦略

続いて、今後の事業戦略について見てみましょう。

グローバル・リンク・マネジメントは22/12期から24/12期まで3カ年の中期経営計画を公表しています。

その中期経営計画の基本方針として以下の4つを挙げています。

中期経営計画の基本方針

  • 開発する物件の資産価値向上を図る
    政府が主導する、2030年までに新築される建造物における環境基準を標準仕様にし、入居者の光熱費低減や快適性向上と所有上の環境規制リスク回避を実現
  • 販売の効率化による利益率の向上
    1棟バルク販売とゼネコン等とのオフバランス開発を推進
  • 新しいセグメントの確立
    物流(ロジスティクス)領域におけるSPC開発を推進
  • 事業エリアの拡大
    23区中心から1都3県プラス関西エリアへ開発エリアを拡大 2030年に全国展開

中期経営計画の基本方針を基にした施策や成長投資によって、外部環境の変化に対応し、24/12期には売上高500億円、経常利益50億円を計画しています。

事業KPIである販売戸数は24/12月期に1,400戸、環境対応比率は自社物件100%を予定しており、今後不動産分野のESG投資対象として販売が活発になると考えられます。

新セグメントにおけるSPC開発の仕組みは、以下のようになります。

SPCを利用することで、リスクを抑えつつ収益性を保った形で事業が展開できるんだね!

今後の注目点

グローバル・リンク・マネジメント 見出し3

不動産ソリューション事業では増収増益でしたが、プロパティマネジメント事業では、主にサブリース契約の減少により、減収減益となりました。

ただし、体制強化に伴う人員増も減益に影響しているため、この効果が翌期以降に現れるかに期待がかかります。

また、中期経営計画に記載のあった新事業の物流領域事業は、開発期間の関係で不確定要素があるため、予想値には反映されておらず、この事業が今後の業績を大きく左右すると言えます。

本事業は22/12期よりSPC開発を開始する予定です。

【まとめ】株式会社グローバル・リンク・マネジメント

グローバル・リンク・マネジメント 見出し4

今回は株式会社グローバル・リンク・マネジメントのアナリストレポートから、同社の事業内容や注目点などを簡単にご紹介しました。

株式会社グローバル・リンク・マネジメントについて詳しく知りたい方は、以下より無料でブリッジレポートをご覧いただけます。

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