今回はIPO企業の中から、6月20日に東証グロースに上場したPostPrime(198A)をご紹介します。(同日は「タウンズ」、「WOLVES HAND」が上場予定です)
PostPrimeは、金融・経済情報プラットフォーム事業としてSNS「PostPrime」を運営する企業です。
想定時価総額は45.5億円で、情報・通信業のIPOとなっています。
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PostPrimeのIPO基本情報
ここでは上場日や、いろはにマネー独自の初値予想を見てみましょう。
上場日 | 6月20日(木) |
いろはにマネー独自の初値予想 | C(1.0倍以上1.3倍未満) ※想定価格450円から、450円~584円 |
企業Webサイト | https://postprime.com/ |
取り扱い証券 | みずほ証券(主幹事)、SMBC日興証券、SBI証券、大和証券、マネックス証券 、楽天証券 |
IPO取り扱い数No.1のSBI証券が取り扱っているね!
PostPrimeのIPO日程と価格
IPOの日程と価格は次のようになっています。
※発表次第更新しています。
想定価格 | 450円 |
仮条件 | 430~450円 |
ブックビルディング期間 | 6月4日(火)~6月10日(月) |
当選発表日 | 6月11日(火) |
公開価格 | 450円 |
申込期間 | 6月12日(水)~6月17日(月) |
上場日 | 6月20日(木) |
初値 | 450円 |
初値は公開価格と同じになったね!
PostPrimeのIPO初値予想【アマギフプレゼント】
45.5億円と低い想定時価総額と、15.2億円と小さい吸収金額は、初値にプラスの要因となるでしょう。
また、後述するように業績が安定している点も好影響です。
しかし、3.4%と公募比率が低く、かつ売出し比率が高いことはマイナス要因となるでしょう。
加えて、同日に「タウンズ」と「WOLVES HAND」が上場することは考慮しておくべき点です。
これらの点から、IPO評価: C(予想レンジ1.0倍以上1.3倍未満=450円~584円)と判断しました。
※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。
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詳しい評価項目を知りたい方はこちら(クリックで開きます)
- 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
- オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
- 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
- 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
- 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
- VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
- 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
- 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
- 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。
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初値予想方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事で解説しています。
また、IPO初値・騰落率結果一覧では直近のIPOデータを掲載しています。
PostPrimeの主幹事・幹事証券
同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。
証券会社名 | 割当率 | 割当株数 |
---|---|---|
みずほ證券(主幹事) | 95.65% | 3,223,000株 |
SMBC日興証券 | 0.87% | 29,300株 |
SBI証券 | 0.87% | 29,300株 |
大和証券 | 0.87% | 29,300株 |
マネックス証券 | 0.87% | 29,300株 |
楽天証券 | 0.87% | 29,300株 |
当選しやすい証券会社ランキング
なかなかIPOが当選しないな…
この記事をご覧頂いている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。
IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。
以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。
証券会社名 | 取扱数 | 主幹事数 | 抽選方法 | 事前入金 |
SBI証券 | 89 | 13 |
完全平等抽選: 60%
IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30%
取引状況等を踏まえて定めた配分: 10%
|
必要 |
楽天証券 | 65 | 0 | 完全平等抽選 | 必要 |
SMBC日興証券 | 47 | 24 | 完全平等抽選: 10% ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て | 必要 |
松井証券 | 55 | 0 | 配分予定数量の70%以上を抽選 | 不要 |
岡三証券 | 38 | 0 | 取引実績に応じて優遇抽選 | 不要 |
マネックス証券 | 60 | 0 | 完全平等抽選 | 必要 |
※取扱数、主幹事数は2022年のデータ
松井証券や岡三証券は、事前入金不要で抽選に参加できるワン!
大株主情報
大株主の状況は以下の通りで、第2位の高橋 ダニエル 圭氏は同社代表取締役です。
また、第1位のDAN TAKAHASHI LLCは高橋代表取締役の資産管理会社となっており、高橋氏が88%以上保有している状態となっています。
株主名 | 比率 |
---|---|
DAN TAKAHASHI LLC | 79.27% |
高橋 ダニエル 圭 | 8.81% |
コタエル信託株式会社 | 3.96% |
ヴー ヴァン チュン | 1.98% |
羽鳥 有紀彦 | 1.32% |
同社従業員 | 0.55% |
同社従業員 | 0.44% |
同社従業員 | 0.44% |
同社従業員 | 0.40% |
同社従業員 | 0.40% |
VC保有率は0%で、ベンチャーキャピタルが関与していない企業のIPOとなっているよ。
PostPrimeの業績情報
決算期 | 2021年2月 | 2021年5月 | 2022年5月 | 2023年5月 |
---|---|---|---|---|
売上高 | 18 | 205 | 644 | 787 |
成長率 | ー | +1,038.9% | +214.1% | +22.2% |
経常利益 | 11 | 318 | 419 | 260 |
成長率 | ー | +2,790.9% | +31.8% | -37.9% |
経常利益率 | 61.1% | 155.1% | 65.1% | 33.0% |
当期純利益 | 7 | 206 | 200 | 186 |
成長率 | ー | +2,842.9% | -2.9% | -7.0% |
EPS | 0.74 | 20.67 | 20.08 | 18.61 |
BPS | 0.84 | 21.51 | 41.60 | 60.21 |
※2020年9月の設立より第1期は2021年2月末まで、第2期は2021年3月〜2021年5月までの3ヶ月間
※2024年1月26日に1株につき10株の割合で株式分割を行なっており、第1期首に分割したと仮定した数値を記載
2023年5月期は、売上高787百万円、経常利益260百万円となりました。
2020年9月の会社設立より順調に売上高を伸ばしています。
2021年5月期には、わずか3ヶ月間で1,000%を超える売上高の成長、2,500%を超える経常利益の成長を達成しました。
2023年5月期は、売上高前年比22.2%増と直近の成長率は比較的穏やかになっていますが、依然成長期にあると言えます。
サービス開始後すぐに、急激な成長を遂げたんだね!
PostPrimeの事業内容
PostPrimeは、金融・経済情報プラットファーム事業の単一セグメントで構成されており、当該事業としてSNS「PostPrime」を運営しています。
コンセプト
SNS「PostPrime」は、SNSの中でも金融・経済を中心としたコンテンツに強みを持ち、ユーザー数を着実に増やしています。
このような成長の背景には、以下の3つのコンセプトが根ざしているとされています。
金融知識を手に入れるだけじゃなくて、他ユーザーとの情報交換・交流の場になっているのが特徴だね!
概要
SNS「PostPrime」に登録したユーザーは、文章・画像・音声・動画・ライブ配信といった多様な手段で情報発信ができるとともに、他ユーザーの投稿も閲覧可能です。
基本的に会員登録は無料ですが、特定ユーザーの限定情報を視聴・閲覧するための「プライム登録」やグレードに応じて特典が付与される「メンバーシップ」といった一部有料の機能があります。
特徴
SNS「Post Prime」の特徴は、主に3つです。
さらに独自のコンテンツとして、ユーザーに付与される「バッジシステム」という機能があります。
このバッジは10段階で分けられていて、バッジレベル4に達すると「プライムクリエイター」として公式から認定されます。
「プライムクリエイター」になることで、自身の投稿の収益化が可能になります。
有料サービスへの登録によってサイトを収益化するのは、今どきのSNSでよく見る形態だよね!
バッジの獲得・グレードアップには、他ユーザーからの「閲覧数・いいね数・コメント数」が評価基準となっており、良質な投稿を心掛ける必要があります。
ユーザー本人が他ユーザへの「いいね数・コメント数」も評価対象になるよ!
収益構造
収益構造は4つに分化されています。
ユーザーが特定のプライムクリエイターを応援する、「ありがとう」というシステムも収益の一つだよ!
直近IPOの初期予想と騰落結果
直近の4月にIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。
企業名 | 上場日 | 初値予想 | 初値騰落結果 |
---|---|---|---|
コージンバイオ | 4/25 | S(1.7倍~) | 1.07倍 |
レジル | 4/24 | C(1.0~1.3倍) | 1.00倍 |
Will Smart | 4/16 | C(1.0~1.3倍) | 0.95倍 |
ハンモック | 4/11 | C(1.0~1.3倍) | 1.05倍 |
イタミアート | 4/8 | B(1.3~1.5倍) | 1.25倍 |
アズパートナーズ | 4/4 | C(1.0~1.3倍) | 1.52倍 |
4月中旬からの日経平均の下落によって、IPO市況も悪化しています。
初値予想が1.7倍以上と期待されていたコージンバイオも1.07倍となっているように、マイナスにはならないものの大きく上昇していない状況です。
最後に、他の企業の上場スケジュールについて知りたい方は「IPOスケジュール」もご覧下さい。
IPO投資におすすめのネット証券3選
- SBI証券
公式サイト:https://www.sbisec.co.jp/
2023年のIPO取扱数No.1。IPO投資をするなら必ず持っておきたい証券会社です。 - マネックス証券
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IPOが完全平等抽選制なので、初めてのIPO投資でも平等に抽選に参加できます。 - SMBC日興証券
公式サイト:https://www.smbcnikko.co.jp/
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