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Liberaware<リベラウェア>(218A)のIPO初値予想と上場概要紹介

今回はIPO企業の中から、7月29日に東証グロースに上場予定のLiberaware(218A)をご紹介します。(同日は「同日上場企業」が上場予定です)

Liberawareは、ドローン事業を行う企業です。

想定時価総額は55.6億円で、精密機器業のIPOとなっています。

監修者:曽根原 大介
監修者:曽根原 大介

上智大学 外国語学部卒業。在学中に米 San Diego State University ファイナンス学部に留学。FP3級保持。
2019年より株式会社インベストメントブリッジにて投資家向けWebサイトの運営や上場企業のIRコンサルティングを手掛け、現在は社長室 室長。
学生・新卒向けの金融教育活動も実施。日本株やアメリカ株、NISAの投信積立、仮想通貨などに7年以上投資している。

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LiberawareのIPO基本情報

ここでは上場日や、いろはにマネー独自の初値予想を見てみましょう。

上場日7月29日(月)
いろはにマネー独自の初値予想S(1.7倍以上)
※想定価格295円から、502円以上
企業Webサイトhttps://liberaware.co.jp/
取り扱い証券SMBC日興証券(主幹事)、SBI証券松井証券楽天証券岩井コスモ証券 など

IPO取り扱い数No.1のSBI証券が取り扱っているね!

LiberawareのIPO日程と価格

IPOの日程と価格は次のようになっています。

※発表次第更新しています。

想定価格295円
仮条件295円~310円
ブックビルディング期間7月11日(木)~7月18日(水)
当選発表日7月19日(金)
公開価格310円
申込期間7月22日(月)~7月25日(木)
上場日7月29日(月)
初値454円

初値騰落率は1.46倍になったよ!

LiberawareのIPO初値予想【アマギフプレゼント】

時価総額は55.6億円、吸収金額は10.6億円と小さいためプラスに働きそうです。

また、ドローンやデータ分析など魅力的なIPOテーマであることもプラスになるでしょう。

一方、赤字幅が拡大し、業績が良くない点がマイナスの要因となりそうです。

しかし、同業他社であるACSL(6232)やブルーイノベーション(5597)と比較し、psrが低く、割安に評価されています。

これらの点から総合的に判断して、IPO評価: S(予想レンジ1.7倍以上=502円以上)と判断しました。

※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。

初値予想アンケート
想定価格
295円
初値予想アンケート
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詳しい評価項目を知りたい方はこちら(クリックで開きます)
  • 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
  • オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
  • 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
  • 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
  • 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
  • VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
  • 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
  • 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
  • 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。

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初値予想方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事で解説しています。

また、IPO初値・騰落率結果一覧では直近のIPOデータを掲載しています。

Liberawareの主幹事・幹事証券

同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。

証券会社名割当率割当株数
SMBC日興証券(主幹事)93.84%
SBI証券1.30%3,393,800株
松井証券0.69%47,100株
岡三証券0.69%25,100株
楽天証券0.69%25,100株
岩井コスモ証券0.69%25,100株
極東証券0.69%25,100株
丸三証券0.69%25,100株
水戸証券0.69%25,100株

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当選しやすい証券会社ランキング

なかなかIPOが当選しないな…

この記事をご覧頂いている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。

IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。

以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。

証券会社名 取扱数 主幹事数 抽選方法 事前入金
SBI証券 91 18
完全平等抽選: 60%
IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30%
取引状況等を踏まえて定めた配分: 10%
必要
楽天証券 59 0 完全平等抽選 必要
SMBC日興証券 52 18 完全平等抽選: 10% ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て 必要
松井証券 67 0 配分予定数量の70%以上を抽選 不要
岡三証券 49 3 取引実績に応じて優遇抽選 不要
マネックス証券 51 0 完全平等抽選 必要

※取扱数、主幹事数は2023年のデータ

松井証券や岡三証券は、事前入金不要で抽選に参加できるワン!

大株主情報

大株主の状況は以下の通りで、筆頭株主の閔 弘圭氏は同社社長です。

また、第2位のBIG2号投資事業有限責任組合をはじめとして多くの大株主がベンチャーキャピタルとなっています。

株主名比率
閔 弘圭18.3%
BIG2号投資事業有限責任組合11.78%
AI・テクノロジー・イノベーショ ン・ファンド3号有限責任事業組合11.15%
千葉道場ドローン部1号投資事業有限責任組合7.38%
みやこ京大イノベーション2号投資事業有限責任組合5.20%
和田 哲也5.20%
千葉道場ドローン部2号投資事業有限責任組合4.01%
AI・テクノロジー・イノベーショ ン・ファンド3号アルファ有限責任事業組合3.61%
野平 幸佑3.40%
コタエル信託株式会社2.65%
上位10名を記載

第6位、第9位の和田氏、野平氏はそれぞれ当社の取締役と従業員だよ!

Liberawareの業績情報

Liberawareの業績情報1
Liberawareの業績情報2
EPSは左軸、BPSは右軸
決算期2019年7月2020年7月2021年7月2022年7月2023年7月
売上高4686161260379
成長率+84.8%+89.4%+61.5%+45.8%
経常利益-95-152-316-455-635
成長率
経常利益率
当期純利益-95-155-322-456-641
成長率
EPS-11.1-16.1-30.5-36.2-46.7
BPS-13.7-26.7-52.2-79.5-104.2
目論見書を元に、いろはにマネー作成
※2021年12月4日付で普通、A1種優先、A2種優先、B種優先、C種優先株式を株式1株につき100株の割合で株式分割を実施。2019年7月期期首において株式分割が行われたと仮定して算定。

2023年7月期は売上高379百万円、経常利益-635百万円となりました。

現状では売上に対して研究開発費が大きく上回っており、2019年から引き続き赤字です。

損失も過去最大となっています。

今回のIPOでの資金調達も研究費に充てられる予定であり、業績改善への具体的な目処は立っていません。

しかしながら、積極的に投資を行っており、まだまだ成長する余地がありそうです。

売上は毎年上昇しているため、数年のスパンで見れば投資期が終わり、利益を生み出すようになる可能性はありそうです。

株価は将来の期待も織り込んで形成されるよ!

Liberawareの事業内容

Liberawareはドローンを用いた点検業務とデータ提供を行っています。

ドローン事業

  • 点検ソリューション
  • プロダクト提供サービス

デジタルツイン事業

  • データ処理・解析サービス
  • TRANCITYプラットフォーム

ソリューション開発事業

ドローン事業

点検ソリューションとしてドローン等によるインフラ・プラントの調査・点検・測量に資するデータの提供を行っています。

プロダクト提供サービスとして当該用途のドローンを販売・レンタルを行うサービスを提供しています。

ドローンは20cm程度の小型で暗視、耐熱、防塵を兼ね備えています。

これにより、危険で点検が困難な箇所を人に代わって調査・点検することができます。

顧客は、製鉄業、鉄道業、建設業、製造業、官公庁などで、継続して利用するユーザー率が高いです。

継続している顧客が多いということは、サービスに満足してる人が多いんだワン!

デジタルツイン事業

ドローンで取得した映像やデータを基に、データを提供しています。

設備の維持管理や建設現場の管理などを行うための情報を一元管理するサービスを提供しています。

主な顧客は鉄道業、建設業です。

データは時系列で管理することでより有効になるため、他社サービスへスイッチすることが少ないです。

ソリューション開発事業

両事業を支える事業として、当社の技術力やノウハウをベースにした新しいソリューションを開発する事業です。

各企業のニーズに応じたドローンやデジタルツインプラットフォームの開発を行っています。

顧客企業とのヒアリングや情報分析を基に、長期的に課題解決を支援しています。

日本製鉄や東京電力とこの事業でドローンの共同開発を行っているね!

直近IPOの初期予想と騰落結果

直近の6月にIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。

企業名上場日初値予想初値騰落結果
MFS6/21C(1.0~1.3倍)0.92倍
PostPrime6/20C(1.0~1.3倍)1倍
タウンズ6/20C(1.0~1.3倍)0.93倍
WOLVES HAND6/20A(1.5~1.7倍)1.14倍
ライスカレー6/19B(1.3~1.5倍)1.1倍

日経平均が足踏みした中、初値が公開価格を下回ったIPO銘柄もありました。

ですが、条件の良い銘柄はしっかりと強い上昇を見せています。

最後に、他の企業の上場スケジュールについて知りたい方は「IPOスケジュール」もご覧下さい。

IPO投資におすすめのネット証券3選

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