今回はIPO企業の中から、8月29日に福証Qボードに上場したのCross Eホールディングス(231A)をご紹介します。
Cross Eホールディングスは、廃棄物焼却炉や資源リサイクル施設の建設、ハウステンボスや公共施設の施設管理、産業用機械などの設置工事業を行う企業です。
想定時価総額は28.5億円で、建設業のIPOとなっています。
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Cross EホールディングスのIPO基本情報
ここでは上場日や、いろはにマネー独自の初値予想を見てみましょう。
上場日 | 8月29日(木) |
いろはにマネー独自の初値予想 | D(1.0倍未満) ※想定価格1,150円未満 |
企業Webサイト | https://cross-e-hd.co.jp/ |
取り扱い証券 | SBI証券(副)、マネックス証券、岡三オンライン証券など |
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Cross EホールディングスのIPO日程と価格
IPOの日程と価格は次のようになっています。
※発表次第更新しています。
想定価格 | 1,150円 |
仮条件 | 1,100~1,180円 |
ブックビルディング期間 | 8月14日(水)~8月20日(火) |
当選発表日 | 8月21日(水) |
公開価格 | 1,180円 |
申込期間 | 8月22日(木)~8月27日(火) |
上場日 | 8月29日(木) |
初値 | 1,085円 |
初値は公開価格を下回っているね…。
Cross EホールディングスのIPO初値予想【アマギフプレゼント】
吸収金額が小さく、8月のIPOが数少ないということで注目が高まります。
また、業績が好調で割安感から買いやすいです。
懸念点としては、福証Qボード上場で地方単独上場なので初値に弱いということです。
また、地方の建設業ということでIPOテーマの地味感も否めません。
加えて、マーケットの悪さやオファリングレシオの高さなども懸念点です。
これらの点から、IPO評価:D(予想レンジ1.0倍未満=1,150円未満)と判断しました。
※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。
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詳しい評価項目を知りたい方はこちら(クリックで開きます)
- 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
- オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
- 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
- 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
- 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
- VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
- 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
- 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
- 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。
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初値予想方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事で解説しています。
また、IPO初値・騰落率結果一覧では直近のIPOデータを掲載しています。
Cross Eホールディングスの主幹事・幹事証券
同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。
証券会社名 | 割当率 | 割当株数 |
---|---|---|
J トラストグローバル証券(主幹事) | 82.50% | 660,000株 |
SBI証券(副幹事) | 6.13% | 49,000株 |
岡三証券 | 4.38% | 35,000株 |
FFG証券 | 3.50% | 28,000株 |
西日本シティTT証券 | 1.75% | 14,000株 |
マネックス証券 | 1.75% | 14,000株 |
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当選しやすい証券会社ランキング
なかなかIPOが当選しないな…
この記事をご覧頂いている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。
IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。
以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。
証券会社名 | 取扱数 | 主幹事数 | 抽選方法 | 事前入金 |
SBI証券 | 91 | 18 |
完全平等抽選: 60%
IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30%
取引状況等を踏まえて定めた配分: 10%
|
必要 |
楽天証券 | 59 | 0 | 完全平等抽選 | 必要 |
SMBC日興証券 | 52 | 18 | 完全平等抽選: 10% ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て | 必要 |
松井証券 | 67 | 0 | 配分予定数量の70%以上を抽選 | 不要 |
岡三証券 | 49 | 3 | 取引実績に応じて優遇抽選 | 不要 |
マネックス証券 | 51 | 0 | 完全平等抽選 | 必要 |
※取扱数、主幹事数は2023年のデータ
松井証券は、事前入金不要で抽選に参加できるワン!
大株主情報
大株主の状況は以下の通りで、筆頭株主はCross Eホールディングスの親会社である株式会社エイチ・アイ・エスです。
第2位には代表取締役の松尾氏が、第3位には常務取締役の鶴田氏がランクインしています。
株主名 | 比率 |
---|---|
株式会社エイチ・アイ・エス | 93.33% |
松尾 貴 | 1.60% |
鶴田 修一 | 0.67% |
天羽 邦久 | 0.53% |
小川 幸男 | 0.53% |
村岡 実 | 0.44% |
中川 惠夫 | 0.44% |
松本 守二郎 | 0.36% |
西山 義隆 | 0.36% |
Cross Eホールディングス従業員持株会 | 0.30% |
上位10名はみんなCross Eホールディングスの関係者だね!
Cross Eホールディングスの業績情報
2022年11月1日付で、ハウステンボス・技術センター株式会社単独による株式移転により純粋持ち株会社であるCross Eホールディングスが設立されました。
参考値として使用しているハウステンボス・技術センターと比較してもBPSはほぼ横ばいです。
そのため、株式移転が行われた直後ではありますが、企業の安定性は高いといえます。
これは主に建設及び機械設置工事事業の売上増加の結果です。
決算期 | 2019年9月 | 2020年9月 | 2021年9月 | 2022年9月 | 2023年9月 |
---|---|---|---|---|---|
売上高 | 1,417 | 1,219 | 1,351 | 1,229 | 1,369 |
成長率 | ー | -14.0% | +10.8% | -9.0% | +11.4% |
経常利益 | 163 | 142 | 175 | 148 | 13 |
成長率 | ー | -12.9% | +23.2% | -15.4% | -91.2% |
経常利益率 | 11.5% | 11.6% | 13.0% | 12.0% | 0.9% |
当期純利益 | 96 | 31 | 125 | 5 | |
成長率 | ー | -10.3% | -67.7% | +303.2% | -96.0% |
EPS | 51.4 | 45.5 | 14.7 | 58.8 | 54.5 |
BPS | 433.3 | 468.8 | 483.5 | 542.3 | 548.1 |
※2024年5月1日付で普通株式1株につき2株の割合で株式分割を実施。2019年9月期の期首において株式分割が行われたと仮定して算定
売上高が増加している主な理由は、建設及び機械設置工事事業の売上が大幅に増加したためです。
ハウステンボス株式会社の長期修繕計画に基づく各種更新工事やホテル改修工事等を受注し、建設及び機械設置工事事業の売上高は前期比40.9%増になりました。
これにより、株式移転後も売上高を向上させることが可能に。
詳しい事業は次の解説をご覧ください。
長期修繕計画に基づいて受注も増えているから、今後も成長を期待できそう!
Cross Eホールディングスの事業内容
Cross Eホールディングスは、ハウステンボスや公共施設等の施設管理および廃棄物焼却炉や資源リサイクル施設等の建設、産業用機械等の設置工事業を行う企業です。
主に2つの事業を提供しています。
どちらのサービスも月額固定料金が売り上げの大半を占めているストック型ビジネスであるため安定感があります。
①建設及び機械設置工事事業
産業用機械の設置、建物・構造物建設等の各種建設工事を行う事業です。
- 廃棄物焼却・資源リサイクル施設等の新設、更新及びメンテナンス工事
- 製造工場のプラント機器据付工事、配管工事及びメンテナンス工事
など
ハウステンボスから派生した企業であるため、ハウステンボスを工事の面から支えています。
その他にも他の民間企業や自治体に向けてもサービスを提供。
将来性は以下の点で見込まれます。
- 円安による工場の国内回帰の動き
- 炭素繊維焼成炉、半導体関連産業の工場投資により、製造機械の新設及び更新
- ハウステンボスの定期的な工事
長崎県佐世保市を中心に、今後活動領域を展開していくんだって!
②ファシリティ・マネジメント事業
各種施設の施設管理を行う事業です。
- ハウステンボスに関わる施設の指定管理者業務又は施設管理業務
- 長崎県、佐世保市等の公共施設、民間施設等の各種施設の指定管理者業務又は施設管理業務
など
具体的には、電力、上下水道、再生水供給、運河オペレーションなどのインフラ設備管理や検査を行っています。
現在、ビルメンテナンスでの売り上げは年々増加しており、今後も期待ができる分野です。
ハウステンボスへのサービスを主としていますが、今後は他の企業・自治体まで支援をより拡大する計画です。
そして北部九州での基盤づくりに励んでいます。
民間・行政問わず事業を行っているワン!
直近IPOの初期予想と騰落結果
直近の7月にIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。
企業名 | 上場日 | 初値予想 | 初値騰落結果 |
---|---|---|---|
Faber Company | 7/31 | C(1.0~1.3倍) | 1.19倍 |
Heartseed | 7/30 | A(1.5~1.7倍) | 1.33倍 |
Liberaware | 7/29 | S(1.7倍~) | 1.46倍 |
タイミー | 7/26 | C(1.0~1.3倍) | 1.28倍 |
フィットイージー | 7/23 | C(1.0~1.3倍) | 1.23倍 |
円高が進み、日本株から急激に資金が退避する動きもみられています。
そんな中でも、条件の良い銘柄はしっかりと強い上昇を見せています。
最後に、他の企業の上場スケジュールについて知りたい方は「IPOスケジュール」もご覧下さい。
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