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バリュークリエーション(9238)のIPO初値予想と上場概要紹介

今回はIPO企業の中から、11月22日に東証グロースに上場予定のバリュークリエーション(9238)をご紹介します。

バリュークリエーションは、マーケティングDX事業やデジタルメディア事業、不動産DX事業を運営する企業です。

想定時価総額は19.8億円で、サービス業のIPOとなっています。

監修者:曽根原 大介
監修者:曽根原 大介

上智大学 外国語学部卒業。在学中に米 San Diego State University ファイナンス学部に留学。FP3級保持。
2019年より株式会社インベストメントブリッジにて投資家向けWebサイトの運営や上場企業のIRコンサルティングを手掛け、現在は社長室 室長。
学生・新卒向けの金融教育活動も実施。日本株やアメリカ株、NISAの投信積立、仮想通貨などに7年以上投資している。

バリュークリエーションのIPO基本情報

ここでは上場日や、いろはに投資独自の初値予想を見てみましょう。

上場日11月22日(水)
いろはに投資独自の初値予想B(1.3倍以上1.5倍未満)
※想定価格1,790円から、2,327円~2,685円
企業Webサイトhttps://value-creation.jp/
取り扱い証券SBI証券(主幹事)、大和証券マネックス証券楽天証券岩井コスモ証券 など

IPO取り扱い数No.1のSBI証券が主幹事だよ!

バリュークリエーションのIPO日程と価格

IPOの日程と価格は次のようになっています。

※発表次第更新しています。

想定価格1,790円
仮条件1,610~1,790円
ブックビルディング期間11月7日(火)~11月13日(月)
当選発表日11月14日(火)
公開価格1,790円
申込期間11月15日(水)~11月20日(月)
上場日11月22日(水)
初値3,090円

公開価格は1,790円と仮条件の上限で決まったよ!

バリュークリエーションのIPO初値予想

吸収金額が6.2億円の小型案件であるため、市場に出回る株式数が少なく、需給はプラスに働くでしょう。

また、売上も好調であり今後の成長にも期待できるため、初値上昇にプラスの要因となっています。

一方で、オファリングレシオが約30%とやや高いことや、経常利益率が低いことから初値の上昇は一定にとどまると考えられます。

これらの点から、IPO評価: B(予想レンジ1.3倍~1.5倍= 2,327円~ 2,685円)と判断しました。

※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。

初値予想アンケート

想定価格:1,790円

投票は終了しました。ご回答ありがとうございます!

詳しい評価項目を知りたい方はこちら(クリックで開きます)
  • 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
  • オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
  • 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
  • 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
  • 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
  • VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
  • 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
  • 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
  • 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。

初値予想方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事で解説しています。

また、IPO初値・騰落率結果一覧では直近のIPOデータを掲載しています。

バリュークリエーションの主幹事・幹事証券

同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。

証券会社名割当率割当株数
SBI証券(主幹事) 89.75% 312,700株
大和証券5.20%18,100株
マネックス証券0.69%2,400株
楽天証券0.69%2,400株
あかつき証券 0.46% 1,600株
岩井コスモ証券 0.46% 1,600株
極東証券 0.46% 1,600株
東洋証券 0.46% 1,600株
松井証券 0.46% 1,600株
丸三証券 0.46% 1,600株
水戸証券 0.46% 1,600株
むさし証券 0.46% 1,600株

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当選しやすい証券会社ランキング

なかなかIPOが当選しないな…

この記事をご覧頂いている方の中には、1つの証券口座だけでIPO抽選に参加している方も多いのではないでしょうか。

IPO投資で成功するには、複数口座を使い分けて抽選に参加するのがおすすめです。

以下の表では、IPO投資で開いておくべき”おすすめの証券口座”を紹介しています。

証券会社名 取扱数 主幹事数 抽選方法 事前入金
SBI証券 89 13
完全平等抽選: 60%
IPOチャレンジポイントに基づいた配分: 30%
取引状況等を踏まえて定めた配分: 10%
必要
楽天証券 65 0 完全平等抽選 必要
SMBC日興証券 47 24 完全平等抽選: 10% ステージ別抽選: 最大5% ※ほか対面割り当て 必要
松井証券 55 0 配分予定数量の70%以上を抽選 不要
岡三証券 38 0 取引実績に応じて優遇抽選 不要
マネックス証券 60 0 完全平等抽選 必要

※取扱数、主幹事数は2022年のデータ

松井証券や岡三証券は、事前入金不要で抽選に参加できるワン!

大株主情報

大株主は以下の通りで、筆頭株主は代表取締役の資産管理会社である合同会社ひまわりとなっています。

2位の新谷 晃人氏は同社の代表取締役で、合同会社ひまわりと合わせると約80%を所有しています。

株主名比率
合同会社ひまわり57.18%
新谷 晃人22.47%
大坂谷 優介3.01%
株式会社エアトリ 2.01%
乗冨 健矢1.90%
和田 晃一1.67%
田中 佑弥1.56%
西田 憲司1.50%
かっこ株式会社1.00%
株式会社アンビション・ベンチャ
ーズ
1.00%
上位10名を記載

180日のロックアップがかかっているよ!

バリュークリエーションの業績情報

バリュークリエーション 企業業績
バリュークリエーション 企業業績2
決算期2019年2月2020年2月2021年2月2022年2月2023年2月
売上高1,4711,6672,0692,4382,823
成長率+13.3%+24.1%+17.8%+15.8%
経常利益150428121
成長率+4900.0%-92.0%+600.0%+332.1%
経常利益率0.1%3.0%0.2%1.1%4.3%
当期純利益135-151686
成長率+3400.0%+437.5%
EPS1.335.5-15.516.786.0
BPS24.660.144.661.3147.3
目論見書を元に、いろはに投資作成
※2023年8月25日付で、普通株式1株につき20株の割合で株式分割。
※ 第11期の期首に当該株式分割が行われたと仮定し、1株当たり純資産額及び1株当たり当期(四半期)純利益を算定

2023年2月期は、売上高 2,823 百万円(前年同期比15.8%増)、経常利益 121 百万円(同332%増)となりました。

2021年2月期に業績が落ち込んでいるように見えますが、マーケティングDX事業を拡大していく上での先行投資費用が増加したことによるものなので、一時的なものだと考えられます。

同社は、マーケティングDX、不動産DXをはじめ、DX領域におけるメディアの展開をしています。

今後も継続的なサービスの拡大や、ユーザー獲得のための施策や集客コストの効率化などを効果的に行っていくとのことです。

DX事業をメインに行っている企業なので、今後のDX領域への更なる展開に注目だよ!

バリュークリエーションの事業内容

バリュークリエーションは、顧客に対してマーケティングDX事業不動産DX事業を提供しています。

マーケティングDX事業では、個社別の集客に関する課題を解消、業界の集客課題の特定を行い、解消のための集客ノウハウを蓄積しています。

マーケティングで培ったノウハウや課題意識を活かし、不動産DX事業において「解体の窓口」を運営しています。

マーケティングDX事業

顧客のマーケティング戦略に応じて以下の広告手法・プラットフォームを柔軟に組み合わせ、プロモーションを設計・運用しています。

a. 運用型広告

運用型広告は、広告運用者が広告を配信するための設定を行い、ほぼリアルタイムに広告配信結果を確認、設定の改善をしていきます。

それに伴い、運用者によって広告効果に大きな違いが出るため、業界や業種特有の課題を識別、情報を蓄積することでサービス品質の向上を図っています。

b. Vasta

Vastaは、運用しているレポートを自動生成するサービスです。

Meta広告の配信結果レポート(広告費、クリック数、獲得数など)をワンクリックで生成可能で、広告の分析をすばやく提供することができます。

c. Mola

Molaは、ビジネス、デジタル、お金などを含む12カテゴリに関して人生に役立つ情報を網羅する記事を掲載している総合情報サイトです。

マーケティングDX事業

  • 個社別の集客に関する課題を解消
  • 業界の集客課題の特定
  • 解消のための集客ノウハウの蓄積

不動産DX事業

解体の窓口

解体の窓口」は、業者との直接のやりとりをすることなく見積もり比較から解体後の土地の売却まで、すべてオンラインで完結できるサイトです。

所有する物件を解体したいユーザーとユーザーを探している解体業者をマッチングさせ、安値で見積書を提示する逆オークションを採用しています。

解体の窓口の利用により、複数業者と個別の電話対応をしなくて済み、見積もりと最安値をオンラインで入手することが可能になります。

不動産DX事業

  • 解体の窓口
  • 見積もりから土地の売却まで全てオンラインで完結できるサイトの運営
  • 中間流通を排除したプラットフォームの構築

顧客と解体業者の架け橋になっているね!

直近IPOの初期予想と騰落結果

直近の10月にIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。

企業名上場日初値予想初値騰落結果
成友興業10/13 D(1.0倍未満) 0.92倍
くすりの窓口10/4A(1.5~1.7倍)0.93倍
キャスター10/4S(1.7倍超)3.05倍
西部技研10/3 D(1.0倍未満) 1.03倍
ニッポンインシュア10/3D(1.0倍未満)1.24倍

日経平均が足踏みしている中、初値が公開価格を下回ったIPO銘柄もありました。

ですが、条件の良い銘柄はしっかりと強い上昇を見せています。

最後に、他の企業の上場スケジュールについて知りたい方は「IPOスケジュール」もご覧下さい。

IPO投資におすすめのネット証券3選

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