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エリッツホールディングス(5533)のIPO初値予想と上場概要紹介

エリッツホールディングス IPOアイキャッチ

今回はIPO企業の中から、6月27日に東証スタンダードに上場予定のエリッツホールディングス(5533)をご紹介します。(同日は「クオリプス」「GSI」が上場予定です)

エリッツホールディングスは、近畿エリアを中心に不動産仲介・管理を行う企業です。

想定時価総額は52.8億円で、不動産業のIPOとなっています。

※上場後、企業様へインタビューを実施できた際に、企業からのメッセージを掲載致します。

監修者:曽根原 大介
監修者:曽根原 大介

上智大学 外国語学部卒業。在学中に米 San Diego State University ファイナンス学部に留学。FP3級保持。
2019年より株式会社インベストメントブリッジにて投資家向けWebサイトの運営や上場企業のIRコンサルティングを手掛け、現在は社長室 室長。
学生・新卒向けの金融教育活動も実施。日本株やアメリカ株、NISAの投信積立、仮想通貨などに7年以上投資している。

エリッツホールディングスのIPO基本情報

ここでは上場日や、いろはに投資独自の初値予想を見てみましょう。

上場日6月27日(火)
いろはに投資独自の初値予想C(1.0倍以上1.3倍未満)
※想定価格1,580円から、1,580円~2,054円
企業Webサイトhttps://www.elitz-holdings.co.jp/
取り扱い証券みずほ証券(主幹事)、SBI証券、野村證券、西村証券、岡三証券など

IPO取り扱い数No.1のSBI証券が取り扱っているね!

エリッツホールディングスのIPO日程と価格

IPOの日程と価格は次のようになっています。

※発表次第更新しています。

想定価格1,580円
仮条件1,420~1,580円
ブックビルディング期間6月9日(金)~6月15日(木)
当選発表日6月16日(金)
公開価格1,580円
申込期間6月19日(月)~6月22日(木)
上場日6月27日(火)
初値2,000円

初値は2,000円で、公開価格からの騰落率が1.27倍になったね!

エリッツホールディングスのIPO初値予想

エリッツホールディングス初値予想

オファリングレシオや吸収金額が小さく、需給はプラスに働くでしょう。

しかし事業内容にトレンド性はなく、統計的に初値が上昇しにくい東証スタンダードへの上場です。

しかし売り圧力が弱いことや割高感もないことから、公募割れはしないと予想されます。

これらの点から、IPO評価: C(予想レンジ1.0倍~1.3倍=1,580円~2,054円)と判断しました。

※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。

初値予想アンケート

想定価格:1,580円

The poll has expired!

詳しい評価項目を知りたい方はこちら(クリックで開きます)
  • 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
  • オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
  • 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
  • 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
  • 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
  • VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
  • 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
  • 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
  • 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。

初値予想方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事で解説しています。

また、IPO初値・騰落率結果一覧では直近のIPOデータを掲載しています。

エリッツホールディングスの主幹事・幹事証券

同社のIPO株を取り扱う証券会社は、次のようになっています。

証券会社名割当率割当株数
みずほ証券(主幹事)73.95%233,900株
SBI証券8.69%27,500株
野村證券6.07%19,200株
西村証券4.33%13,700株
岡三証券3.48%11,000株
東洋証券3.48%11,000株

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大株主情報

大株主の状況は以下の通りで、筆頭株主の槙野常美氏は同社の代表取締役です。

株主名比率
槙野 常美46.06%
佐々木 茂喜8.97%
黒田 富久子8.97%
エリッツホールディングスグループ従業員持株会7.54%
龍池 法子6.50%
平山 浩5.40%
龍池 亮3.25%
龍池 美沙3.25%
株式会社ハウズ2.99%
東 寛昭0.89%
上位10名を記載

第9位の株式会社ハウズは代表取締役の親族の資産管理会社だよ!

エリッツホールディングスの業績情報

エリッツ業績情報
エリッツ業績情報
決算期2018年9月2019年9月2020年9月2021年9月2022年9月
売上高1,4501,4881,4514,5654,864
成長率+2.6%-2.5%+214.6%+6.5%
経常利益427469387649685
成長率+9.8%-17.5%+67.7%+5.5%
経常利益率29.4%31.5%26.7%14.2%14.1%
当期純利益333375313438432
成長率+12.6%-16.5%+39.9%-1.4%
EPS109.3121.2101.2139.5137.7
BPS629.6725.9787.01,017.41,092.0
目論見書を元に、いろはに投資作成
※2021年9月期から連結決算へ移行。

同社は売上高、利益ともに安定して推移しています

新型コロナウイルスの影響で一時低迷していた不動産需要も、住宅の実需者層を中心に堅調に推移し始めています。

2021年9月期より連結決算に移行したため、単純な比較はできない点に注意だワン!

エリッツ業績情報
EPSは左軸、BPSは右軸。
エリッツ業績情報
EPSは左軸、BPSは右軸。

企業の価値に直結するBPSも堅調に推移しており、同社の順調な成長がうかがえます。

また想定価格(1,580円)で計算したPERは12.2倍、PBRは1.4倍と、割高感は見られません

不動産業のPER平均は約14倍、PBR平均は約1.7倍だよ!

エリッツホールディングスの事業内容

エリッツホールディングスは6つの連結子会社を有し、不動産仲介事業、不動産管理事業、居住者サポート事業を行なっています。

不動産仲介事業

  • 不動産賃貸仲介事業
  • 不動産売買仲介事業
  • 不動産賃貸事業
  • 不動産開発事業
  • 海外事業

不動産管理事業

  • 賃貸マンション・アパート等の管理事業
  • 分譲マンション管理事業

居住者サポート事業

  • 保険代理店事業
  • 滞納保証事業
  • 入居後サービス事業
  • コールセンター事業
  • 引っ越し事業、古物・遺品整理事業、シェアサイクル事業
エリッツ事業内容
目論見書より引用

※同社の事業内容分析は近日中にアップデートいたします。

直近IPOの初期予想と騰落結果

直近の4月にIPOした企業の初値予想と結果は以下の通りです。

企業名上場日初値予想初値騰落結果
Ridge-i4/26B(1.3~1.5倍)2.54倍
レオス・キャピタルワークス4/25B(1.3~1.5倍)1.33倍
楽天銀行4/21C(1.0~1.3倍)1.33倍
南海化学4/20C(1.0~1.3倍)1.46倍
エキサイトホールディングス4/19C(1.0~1.3倍)1.27倍

米国の金融不安などがありますが、直近のIPOは堅調に推移しています。

最後に、他の企業の上場スケジュールについて知りたい方は「IPOスケジュール」もご覧下さい。

IPO投資におすすめのネット証券3選

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