今回は10月20日に東証グロースに上場予定のビジネスコーチ(9562)をご紹介します!
ビジネスコーチは、クライアントへビジネスコーチング・人資本開発プログラムを提供している企業です。
想定時価総額は22.9億円で、東証グロースに上場します。
IPO概要・初値予想
まず、ビジネスコーチの初値予想、およびIPO概要について以下の4つを解説していきます。
同社を購入検討している方は、ご確認ください。
IPO評価・初値予想
IPO評価:B(予想レンジ1.3倍~1.5倍)
市場からの調達額が小さい点で、初値上昇に期待ができます。
また、VCの保有株がない点でも、可能性のあるIPO企業だと言えます。
一方で、あまり人気のあるテーマではないため上昇は一定程度になると予想しました。
これらの点から、IPO評価: B(予想レンジ1.3倍~1.5倍)と判断しました。
※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。
詳しい評価項目を知りたい方はこちら(クリックで開きます)
- 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
- オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
- 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
- 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
- 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
- VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
- 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
- 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
- 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。
初値予想の方法については、「【IPO初値予想】IPOの評価方法を初心者向けにやさしく解説!過去の事例も」の記事をご覧ください。
取り扱い証券
同社のIPO株を取り扱う証券会社は以下の通りです。
証券会社名 | 割当率 | 割当株数 |
---|---|---|
SMBC日興証券(主) | 92.10% | 244,900株 |
SBI証券 | 4.96% | 13,200株 |
岡三証券 | 0.98% | 2,600株 |
マネックス証券 | 0.98% | 2,600株 |
楽天証券 | 0.98% | 2,600株 |
\ 主幹事証券でIPO投資をしよう!/
どの証券会社が良いのか詳しく知りたい方は「IPO投資におすすめの証券会社ランキング」をご覧ください!
日程・価格
IPOの日程は以下のようになっています。
抽選申込期間 | 10月4日(火)~10月11日(火) |
当選発表日 | 10月12日(水) |
購入申込期間 | 10月13日(木)~10月18日(火) |
上場日 | 10月20日(木) |
続いて、価格は以下のようになります。
仮条件 | 1,910円〜2,070円 |
公募価格 | 2,070円 |
初値 | 4,155円 |
IPO企業の初値や騰落率に関しては、「IPO初値・騰落率結果【2022年】」をご覧ください。
大株主
株主の状況は以下のようになっています。
株主名 | 比率 |
---|---|
(有)コーチ・エフ | 44.20% |
細川 馨 | 15.0% |
橋場 剛 | 9.69% |
田中 広道 | 3.00% |
諸橋 奈々 | 2.20% |
吉田 有 | 2.00% |
菅原 泰男 | 2.00% |
湊 伸悟 | 2.00% |
伊藤 善廣 | 1.60% |
栗原 保雄 | 1.20% |
企業概要
事業内容
同社は、ビジネスコーチングを中心とした人材開発を主な事業とし、人や組織の生産性向上支援に最適なコーチングを行なっています。
一人ひとりに合わせた支援から、きめ細かなフォローアップを行い、一線を画すサービス提供を可能にしています。
事業内容は、以下の3つになります。
- 1対1型サービス
- 1対n型サービス
- その他のサービス事業
1対1型サービス
同社ではクライアントの業務上の課題解決に向けてコーチが率先して対話を行い、クライアントの理想に向けてコーチングを行い、定着させる段階まで支援しています。
企業役員など、理想的な行動変容を周囲にまで波及させる必要がある人への支援も行なっているのが同社の個別コーチングになります。
1対1型サービスの最大の強みは、対象者個人の目標達成のための行動変容支援も個別コーチングを通して行えることです。
また、業種や職種を問わず、一人ひとりの力を最大限に引き出すアプローチを行なっているのが同社の魅力です。
キメ細かなフォローアップがあるのは期待できそうだね!
1対n型サービス
本サービスにおける最終的な目標は、企業管理者などが部下または後輩の成長支援、目標達成、門際解決、技能向上を援助するコミュニケーションを行い、それらを体験的に習得させることです。
まずクライアントとなる管理職がビジネスコーチングを学び、行動の内省と見直しを行い行動変容し、個人の成長により組織力の向上を図ります。
同社では、クライアントの目的において研修やコンサルティングとの明確な差別化を行い、フォローアップを最大の根幹と位置付けています。
また、上記のような仕組みの継続こそが組織成長の源泉になると考えています。
目的ごとにプログラムの内容が少し異なっているね!
さらに、部下の能力解放を目指して、具体的には一対一のミーティングスキル向上支援も行っています。
2つの異なるコーチングアプローチがあるんだね!
その他のサービス
同社では上記のサービスを軸に、補助的なサービスも展開しており、マイクロラーニング、クラウドコーチング、人事コンサルティングの3つになります。
具体的には、コーチング動画のe-learningや、コーチングの記録や管理システムの導入、プロフェッショナルによる人事コンサルティングの実行支援などになります。
これらのサービスは、コーチングの範囲・質を大幅に向上するものになります。
詳細なコーチングでしっかりとコミットできそうだワン!
決算情報
続いて、同社の決算情報を見ていきましょう。
同社は売上高、資産額ともに堅調に推移しています。
資産額に関しては、2017~2020年にかけて横ばいで推移しているものの、直近2年間は大幅に増加しています。
昨年の売上高成長率は、40%を超えていてすごいね!
経常利益、当期純利益ともに2021年より大幅に更新しています。
また、一株当たりの純資産額も成長しています。
今後も人材開発事業としての収益の拡大が図れるかが肝心となります。
収益機会拡大を狙った同社の取り組みに期待だワン!
企業からのメッセージ
上場後、企業様へインタビューを実施できた際に掲載致します。
いろはに投資のTwitterフォロー、LINE公式アカウントを登録しておいて欲しいワン!
経営陣
同社の役員は10名(うち女性1名)おり、その中から抜粋で役員の経歴を紹介します。
代表取締役社長 細川 馨
1980年4月 セゾン生命保険株式会社(現・ジブラルタ生命保険株式会社) 入社
2003年1月 有限会社コーチ・エフ創業 取締役就任(現)
2005年4月 当社創業 代表取締役就任(現)
最後に、他の企業の上場スケジュールについて知りたい方は以下のページもご覧下さい。
※本記事は2022年9月20日時点の情報を元に作成されています。
※本記事内で紹介されている意見は個人的なものであり、記事の作成者その他紹介企業等の意見を代表するものではありません。
※本記事は情報提供を目的としており、特定の商品や手法を推奨するものではありません。投資に関する意志決定はご自身の判断にてお願い致します。