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ノバック(5079)【IPO上場企業紹介・初値予想】

2022年3月には9社が新規上場予定となっています。(3/14時点)

今回は、3月31日に東証2部に上場予定のノバック(5079)をご紹介。

株式会社ノバックは1965年に設立された、公共工事や民間工事を請け負う建設会社です。

想定時価総額は約167.2億円で、東証2部に上場します。

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IPO概要・初値予想

IPO概要・初値予想

まず、ノバックの初値予想、およびIPO概要について以下の4つを解説していきます。

  • IPO評価・初値予想
  • 取り扱い証券
  • 日程・価格
  • 株主構成

同社を購入検討している方は、ご確認ください。

IPO評価・初値予想

IPO評価:D(予想レンジ1.0倍以下)

公募割合が0.6と比較的大きい点はプラス要因です。

しかし、東証2部への上場である点や、事業内容に目新しさが無い点はマイナス要因です。

また、現在の株式市場の環境が良好ではないため、初値上昇は見込みづらいと考えられます。

これらの点から、IPO評価:D、予想初値レンジ:1.0倍以下と判断しました。

※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。

IPO評価対応表
詳しい評価項目を知りたい方はこちら(クリックで開きます)
  • 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
  • オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
  • 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
  • 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
  • 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
  • VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
  • 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
  • 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
  • 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。

取り扱い証券

同社のIPO株を取り扱う証券会社は以下の通りです。

証券会社名割当率割当株数
東海東京証券(主)91.30%840,000株
野村證券2.61%24,000株
SBI証券 1.30%12,000株
楽天証券 1.30%12,000株
岩井コスモ証券0.87%8,000株
あかつき証券0.87%8,000株
東洋証券0.87%8,000株
丸三証券0.87%8,000株

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日程・価格

IPOの日程は以下のようになっています。

抽選申込期間3月15日(火)~3月22日(火)
当選発表日3月23日(水)
購入申込期間3月24日(木)~3月29日(火)
上場日3月31日(木)

続いて、価格は以下のようになります。

仮条件 3,000~3,260円
公募価格3,000円
初値2,630円

大株主

株主の状況は以下のようになっています。

株主名比率
ノバック従業員持株会25.98%
立花 充7.33%
石田 久男7.24%
大谷 敏博5.03%
山本 博和4.25%
牧野 久4.03%
東山 正人 3.82%
大谷 敏彦 3.05%
大谷 博三3.05%
齋木純一郎 2.51%

企業概要

企業概要

事業内容

ノバックは1965年に設立された総合建設業を行う企業です。
主な事業は「土木工事事業」と「建築工事事業」の2つです。

①土木工事事業

土木工事事業では、国土交通省各地方整備局や地方自治体等の官公庁から発注された社会インフラ建設工事を展開しています。

主な施工実績としては、以下の図のようなものがあります。

同事業は年間15件前後の工事を首都圏、関西圏を中心に受注しています。
また、同事業の特徴は、公共工事を軸としているため景気に左右にくいという点です。

2021年4月期において、同事業は全体の売上高の42%を占めています。

②建築工事事業

建築工事事業では、民間企業発注の共同住宅工事を数多く展開しています。

主な施工実績としては、以下の図のようなものがあります。

建築工事事業の施工実績
目論見書より

同事業は年間15件前後の工事を首都圏、関西圏、中部圏を中心に受注しています。
同事業が軸にする民間工事は、景気に左右されやすいですが、投資規模が大きいものが多いという特徴があります。

2021年4月期において、同事業は全体の売上高の58%を占めています。

安定性の高い土木工事事業と、やや不安定ながらも売上規模の大きい建築工事事業を持つことで、ノバックの事業はバランスの取れたものになっているワン!

決算情報

続いて、同社の業績を見てみます。

20年4月期を除けば、同社の売上高は微増のトレンドにあります。

20年4月期については、21年4月期と比べて、建築工事事業の受注高が少なかった点などにより、売上が減少したのではないかと考えられます。

事業環境自体は、コロナ禍が再拡大しなければ、企業や自治体の防災や自動化・省力化のための設備投資の増加が見込まれるため堅調です。

ノバックの利益推移
目論見書より

経常利益、当期純利益、EPSは減少トレンドにあります。

売上高とBPSが増加傾向にあることを考えると、収益性や資本効率性は減少しているということになります。

中長期での投資先として同社を考える際には、収益性や資本効率性の改善が見込めるのかには注目が必要です。

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経営陣

同社の役員は8名おり、その中から抜粋で役員の経歴を紹介します。

立花 充  代表取締役社長

1979年4月 株式会社ノバック 入社
1999年6月 同社取締役土木部長
2003年8月 同社専務取締役工務本部長
2005年7月 同社代表取締役社長
2007年8月 同社代表取締役社長兼管理本部長
2019年5月 同社代表取締役社長(現任)

牧野 久  専務取締役営業本部長

1978年3月 美樹工業株式会社 入社
1981年3月 株式会社ノバック 入社
2002年7月 同社取締役神戸支店長
2004年5月 同社取締役大阪支店長
2007年7月 同社専務取締役大阪支店長
2015年4月 同社専務取締役営業本部長(現任)

最後に、他の企業の上場スケジュールについて知りたい方は以下のページもご覧下さい。

https://www.bridge-salon.jp/toushi/ipo-2022/
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※本記事は2022年3月14日時点の情報を元に作成されています。
※本記事内で紹介されている意見は個人的なものであり、記事の作成者その他紹介企業等の意見を代表するものではありません。
※本記事は情報提供を目的としており、特定の商品や手法を推奨するものではありません。投資に関する意志決定はご自身の判断にてお願い致します。


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