2022年6月には11社が新規上場予定となっています。
今回は、 6月20日に東証スタンダードに上場予定のヤマイチ・ユニハイムエステート株式会社(2984)をご紹介します。
ヤマイチ・ユニハイムエステート株式会社は、事業用不動産の取得(入口)~開発(商品化)~販売・賃貸(出口)までを縦断的に行っている会社です。
ヤマイチエステート株式会社は2021年3月にユニハイムエステート株式会社を吸収合併し、ヤマイチ・ユニハイムエステート株式会社になりました。
つい1年前に新しく生まれ変わったばかりなのね!
想定時価総額は66.7億円で、東証スタンダードに上場します。
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IPO概要・初値予想
IPO評価・初値予想
まず、ヤマイチ・ユニハイムエステート株式会社の初値予想、およびIPO概要について以下の4つを解説していきます。
- IPO評価・初値予想
- 取り扱い証券
- 日程・価格
- 株主構成
同社を購入検討している方は、ご確認ください。
IPO評価:C(予想レンジ1.0~1.3倍以上)
業績は右肩上がりで、自己資本比率も高く安定しているものの、IPOのテーマとして不動産は弱い印象です。
また6月には、他にも多くのIPOがある為、同社への関心が薄れてしまうことが予想されます。
これらの点から、IPO評価:C、予想初値レンジ: 1.0~1.3倍以上と判断しました。
※IPO評価、初値予想は過去のデータを元に編集部が予想したものであり、結果を確約、投資を推奨するものではございません。
詳しい評価項目を知りたい方はこちら(クリックで開きます)
- 発行済み株式数:想定時価総額を計算。
- オファリングレシオ:小さい方が投資家からの人気が高い。市場に出回る株式数が少なくなることを意味するため。
- 公募割合:大きい方が投資家からの人気が高い。企業に資金が多く入ることを意味するため。
- 上場市場:グロースに上場する企業は人気が高くなりやすい。
- 事業のトレンド性:成長市場に位置し、トレンド性が高い企業は人気になりやすい。
- VC保有比率:VCが多くいる企業は事業のトレンド性が高く・成長企業であることが多いが、ロックアップがない場合はIPO後の需給が悪化しやすい
- 売上高成長率・経常利益率:大きい方が人気。過去の業績が良い。
- 前後2週間のIPO数:少ない方が投資家からの人気が高くなりやすい。
- 過去1ヶ月の日経平均リターン:高い方が人気。投資家心理に影響。
取り扱い証券
同社のIPO株を取り扱う証券会社 は以下の通りです。
証券会社名 | 割当率 | 割当株数 |
---|---|---|
野村證券(主幹事) | -% | -株 |
大和証券 | -% | -株 |
SMBC日興証券 | -% | -株 |
三菱UFJモルガン・スタンレー証券 | -% | -株 |
SBI証券 | -% | -株 |
あかつき証券 | -% | -株 |
CONNECT | -% | -株 |
auカブコム証券 | -% | -株 |
LINE証券 | -% | -株 |
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日程・価格
IPOの日程は以下のようになっています。
抽選申込期間 | 6月2日(木)~6月8日(水) |
当選発表日 | 6月9日(木) |
購入申込期間 | 6月10日(金)~6月15日(水) |
上場日 | 6月20日(月) |
続いて、価格は以下のようになります。
仮条件 | 900~950円 |
公募価格 | 950円 |
初値 | 878円 |
大株主
株主の状況は以下のようになっています。
株主名 | 比率 |
---|---|
山田 茂(社長) | 55.10% |
Ys’ Assortment合同会社 | 27.65% |
ウィル・アセット(株) | 9.22% |
堂村 眞由美 | 4.91% |
大橋 一寛 | 0.37% |
國定 主征 | 0.37% |
山田 富雄 | 0.37% |
長束 友紀子 | 0.34% |
山田 香代 | 0.18% |
楠本 義之 | 0.18% |
企業概要
事業内容
同社は「安心」「快適」「満足」の3つをポリシーとして掲げており、「街づくり」と「地域の活性化」を実現するために不動産事業に取り組んでいます。
また、同社は以下の4つの事業を展開しています。
- 不動産開発・賃貸事業
賃貸用不動産の開発・取得及び賃貸を行う事業です。 - 不動産開発・販売事業
住宅用、企業用の用地開発から販売までを行っています。
- マンション事業
ファミリー層向け分譲マンションの企画開発及び分譲販売を行っています。 - その他事業
シニア向けマンションや居宅介護支援サービス及び和食飲食店の運営を行っています。
不動産を始め、幅広い事業を展開しているんだね!
それぞれの事業について見ていきましょう。
不動産開発・賃貸事業
同事業では、不動産が生み出す長期的なキャッシュ・フローを投資判断の基準として住宅、商業施設等、特定の用途に偏らずに分散投資しています。
また開発エリアは近畿圏中心でしたが、近年は東海及び関東エリアにも進出しています。
不動産開発・販売事業
同事業では、主に住宅・産業用地の開発、販売を行っています。
住宅用用地の分譲販売は、主に和歌山県と兵庫県において展開しています。
また産業用地の販売は倉庫、物流拠点や工場等の用途に適した条件を満たす用地を取得し開発、販売を行っています。
マンション事業
同事業では自社ブランドとして、「ユニハイム」「ユニハイムエクシア」を中心に展開しており、当社ブランドの「Only-l」という内装オプションによる他社との差別化を図っています。
さらにユニハイムエステート株式会社は50年以上に渡り積み重ねてきた、16,000戸以上の販売実績があります。
その他事業
さらに同社はシニア向けマンションの賃貸・分譲サービスや飲食店、温泉施設の運営等も行っています。
また不動産ビジネスに関連して、損害保険代理店業、売電事業からの収益も出ています。
温泉施設の運営まで行っているなんて、びっくりだね!
決算情報
続いて、同社の決算情報について見ていきましょう。
同社の売上高に注目してみると、右肩上がりになっている事が見て取れます。
また今期は第3四半期の時点で、前年度比80%を達成しているので、順調にいけば最高売上を更新しそうです。
経常利益・当期純利益共に大幅に上昇、過去最高を達成しています。
また前期34%だった自己資本利益率が、61.7%に大幅増加し安定性が高まりました。
今後は2021年3月の合併した、ユニハイムエステート株式会社とのシナジー効果をどこまで創出できるか注目です。
IPOに外れたとしても、今後の動向を見る価値がある企業だね!
経営陣
代表取締役社長 山田 茂
1981年4月延時商事入社
1985年3月山一不動産設立
1989年6月ヤマイチエステート(株)(現当社)設立
代表取締役社長就任(現任)
2018年6月ユニヤマイチハイムエステート(株)取締役就任
2018年6月(株)ウェルス・コート取締役就任(現任)
取締役副社長 今村 共秀
1985年4月大和団地(株)(大和ハウス工業(株))入社
2011年12月同社退職
2012年4月(株) 大忠建設入社
2014年6月同社退社
2014年7月藤本建設(株)入社
2018年5月同社退社
2018年6月ユニハイムエステート(株)入社
2019年3月同社取締役就任
2019年3月ヤマイチエステート(株)(現当社)不動産賃貸部管掌取締役就任
2020年6月ユニハイムエステート(株)代表取締役社長就任
2021年3月当社取締役副社長就任(現任)
最後に、他の企業の上場スケジュールについて知りたい方は以下のページもご覧下さい。
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