（4412）サイエンスアーツ【11月IPO上場企業紹介】

2021年11月には9社が新規上場予定となっています。

今回は、11月24日に東証マザーズに上場予定のサイエンスアーツ（4412）をご紹介。

他の企業の上場スケジュールについて知りたい方は、以下のページもご覧下さい。

IPOスケジュール（2021年）

企業概要

株式会社サイエンスアーツは2003年に設立された、「世界中の人々を美しくつなげる」ことをミッションに掲げ、ライブコミュニケーションプラットフォームを提供する企業です。

想定時価総額は約50.7億円で、東証マザーズに上場します。

事業内容

同社の提供するコミュニケーションツールのBuddycomは、タブレットやスマートフォン版のトランシーバとも言われています。

通常作業現場で使われることが多いトランシーバですが、Buddycomはインターネット回線を利用しているため通信障害や遅延が最小限に抑えられ、さらに会話内容はクラウドサーバに保存されるため聞き逃しのようなミスも生じにくいのが特徴です。

またリアルタイム翻訳機能やライブキャスト機能も有しているため、現場でのコミュニケーションをよりスムーズに行うことが可能になります。

ビジネスモデルとしては、製品をサブスクリプション方式で提供し、代理店を通して販売拡大を推進しています。

Buddycomは顧客先が特定の業界に縛られないため多種多様な業界の顧客を抱えており、2020年9月から2021年5月までの平均月次解約率は僅か0.54%となっています。

決算情報

続いて、同社の業績を見てみます。

純資産額はわずかに減少しているものの、売上高は今期3Q累計時点で前年度売上高を更新しており、着実に伸長しています。

働き方改革やIoT普及の流れからも、今後の更なるニーズの増加に期待ができます。

同社は今期、事業拡大に向けた先行投資をした分、各利益は大きく減少しています。

具体的には、Buddycomの製品力・販売力強化のための人件費増加、認知度向上のための宣伝広告費の増加などが挙げられます。

経営陣

同社の役員は8名おり、その中から抜粋で役員の経歴を紹介します。

IPO概要

サイエンスアーツのIPO概要について、以下の3つを解説していきます。

同社を購入検討している方は、ご確認ください。

取り扱い証券

同社のIPO株を取り扱う証券会社は以下の通りです。

証券会社名	割当率	割当株数
岡三証券（主）	86.96％	220,000株
大和証券	3.48％	8,800株
SBI証券	3.48％	8,800株
SMBC日興証券	1.74％	4,400株
三菱UFJモルガン・スタンレー証券	1.74％	4,400株
岡地証券	0.87％	2,200株
マネックス証券	0.43％	1,100株
楽天証券	0.43％	1,100株
エイチ・エス証券	0.43％	1,100株
むさし証券	0.43％	1,100株

＼IPO取扱銘柄数No.1／

日程・価格

IPOの日程は以下のようになっています。

抽選申込期間	11月4日(木)～11月10日(水)
当選発表日	11月11日(木)
購入申込期間	11月15日(月)～11月18日(木)
上場日	11月24日(水)

続いて、価格については以下のようになります。

仮条件	1,510円 ～ 1,710円
公募価格	1,710円
初値	4,545円

大株主

株主の状況は以下のようになっています。

株主名	比率
(合)平岡秀一事務所	45.66%
平岡秀一（社長）	19.48%
SBテクノロジー(株)	6.85%
auカブコム証券(株)	6.09%
(株)ブロードバンドタワー	4.05%
横道克己	2.54%
岡地証券(株)	2.13%
日本ATM(株)	2.03%
JPE第２号(株)	1.83%
(株)プラネット	1.52%

※本記事は2021年11月01日時点の情報を元に作成されています。
※本記事内で紹介されている意見は個人的なものであり、記事の作成者その他紹介企業等の意見を代表するものではありません。
※本記事は情報提供を目的としており、特定の商品や手法を推奨するものではありません。投資に関する意志決定はご自身の判断にてお願い致します。