・7月に新規上場する企業について知っておきたい!
・どの企業が注目なんだろう?
このようなお悩みを解決します。
この記事の結論
- ブレインズテクノロジーはAIソフトウェア事業を展開
- ストック売上の比率が伸びている
- 業界・企業共に成長性の高さが期待できる
2021年7月には9社が新規上場予定となっています。
その中から、いろはに投資編集部が気になる企業を徹底分析していきます。
今回は、7月28日にマザーズ上場予定のブレインズテクノロジー(4075)をご紹介。
ブレインズテクノロジーはどんな会社?
ブレインズテクノロジーってどんな会社なのかな?
ブレインズテクノロジー株式会社は2008年8月に、”明るい未来を創造する技術集団”を目指して設立されました。
「企業活動の継続性と生産性の向上に貢献する」というミッション達成のために、先端技術を活用した実用的なサービスを創り続けています。
事業内容
ブレインズテクノロジーは、エンタープライズAIソフトウェア事業を展開しています。
具体的には、企業がデジタル技術による業務やビジネスの変革(DX)を加速するためのAIを実装する支援をしているのです。
AIソフトウェア事業の主要なサービスは以下の2つです。
①Impulse
「Impulse」は機械学習技術の実用化を目的に、2014年に市場に先駆けてリリースされました。
企業がこれまで対応困難であった業務課題を解決し、企業の競争力と生産力の向上を支援してます。
製造業・建設業・IT業を中心に21,000を超える機械学習のモデル運用を支えています。
AI分析の全プロセスをサポートできるってすごいね!
②Neuron Enterprise Search
「Neuron Enterprise Search」は企業内のデータ検索を行うためのソフトウェアです。
利用者の利便性を考え、特別な研修を受けなくても迷わず使用できるように設計されています。
業績推移
業績はどうなんだろう?
業績は以下のようになっていて、直近4年間で大幅な増収増益を達成しています。
なんで増収増益を達成できているの?
増収増益の要因として、自社のソフトウェアサービスの拡販が挙げられます。
ライセンス販売数増加が、大幅な増収増益を支えているんだね!
ストック売上が増えている点も注目だワン!
ブレインズテクノロジーの成長性は?
同社の成長性を考えるにあたり、AI市場の成長性、そして、その中での同社の取り組みを分析します。
市場の成長性
ブレインズテクノロジーの属している市場は「AIソフトウェア市場」と考えられます。
そして、AIソフトウェア市場は成長中です。
IDCが公表したレポートによると、AIソフトウェア市場全体の年平均成長率(5年間)は17.3%となっています。
企業の成長性
今回は、企業の成長性として売上高成長率と株価収益率(PER)に着目します。
AIソフトウェア業界で東証マザーズ上場の、FRONTEO及びALBERTと比較してみました。
売上高成長率は他社よりも高く、PERは業界内では平均的ですが比較的高いことが分かりました。
なんでこんなに値が高いの?
成長性の要因としては、以下の2つが挙げられます。
- AIや機械学習を活用した取り組みは、PtoC(実証実験)に留まることが多いとされる中、国内外で多く稼働されている
- ストック売上比率が全体売上の約3割を占めるため、安定性がある
なるほど!同業他社に比べても高く評価されそうだね!
経営環境・戦略
同社は経営環境を以下のように定義しています。
経営環境
- 新型コロナウイルス感染症の影響により、内外経済の先行きは不透明な状況が続いている。
- あらゆる業界において、デジタル環境を駆使した革新的なビジネスモデルを展開する企業が台頭している。
- 労働力不足や技術承継が問題となっており、企業がデジタル変革を進める必要性に迫られている。
そして、2つの経営戦略を打ち出し、成長の実現を図っています。
経営戦略
- 2つのソフトウェアパッケージの推進を継続する。
- 研究開発による新製品・サービスの創出を行う。
課題
ブレインズテクノロジーが課題として認識しているものは以下の通りです。
- 世界的に研究開発が活発なAI関連技術への対応
- 最先端の技術を有する人材の確保・育成
- 開発プロセスの見直しによる強固な開発体制の構築
AI業界は変化が激しいから、AI関連技術への対応と開発体制の構築は必要だね!
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ブレインズテクノロジーのIPO概要
ブレインズテクノロジー のIPO概要について、以下の2つを解説していきます。
- 日程・価格
- 株主構成
同社を購入検討している方は、ぜひ確認してみてください。
日程・価格
日程・価格については以下の通りです。
抽選申込期間 | 7月9日(金)~7月15日(木) | |
当落発表日 | 7月16日(金) | |
購入申し込み期間 | 7月19日(月)~7月26日(月) | |
上場日 | 7月28日(水) | |
公募株数 | 62万株 | |
売出株数 | 32万3,000株 | |
公募価格 | 1,780円 |
以下のIPOスケジュールページでは、他のIPO企業のスケジュールも確認できます。
大株主
株主構成については以下の通りです。
株主 | 比率 |
---|---|
齋藤佐和子 | 54.17% |
中澤宜貴 | 12.64% |
NVCC7号投資事業有限組合 | 5.42% |
SMBCベンチャーキャピタル2号投資事業有限責任組合 | 5.42% |
河田哲 | 4.51% |
今野勝之 | 4.51% |
三生6号投資事業有限責任組合 | 2.71% |
林琢磨 | 2.53% |
榎並利晃 | 2.35% |
田中幸一 | 0.81% |
ブレインズテクノロジーの分析結果【まとめ】
ブレインズテクノロジーに興味が湧いたよ!
ブレインズテクノロジーについて分析してきました。
最後に、本記事で押さえておくべきポイントを3点にまとめます。
- ブレインズテクノロジーはAIソフトウェア事業を展開
- ストック売上の比率が伸びている
- 業界・企業共に成長性の高さが期待できる
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※本記事は2021年7月21日時点の情報を元に作成されています。参考サイト:JPX(新規上場会社情報)、みずほ証券(銘柄紹介)、ブレインズテクノロジーHP。
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