・RSIってどんなテクニカル指標なの?
・RSIのダイバージェンスって使えるの?
このような疑問を解決します。
この記事の結論。
- RSI単体での利用はダマシが多い
- ダイバージェンスの利用はRSIの精度向上につながる
- 間違ったと思ったら早期に損切りする
RSIは逆張りの代表的なテクニカル指標ですが、ダマシも多いです。
しかし、ダイバージェンスを活用することで、精度向上につながります。
こちらの記事では、RSIのダイバージェンスの活用方法や活用時の注意点などを解説。
ダイバージェンスを活用することで、ダマシの多いRSIで優位性のある取引に近付くことができますよ。
テクニカルの取引で勝ちきれない人に、特に読んで欲しいワン!
RSIのダイバージェンス利用でおすすめの国内FX会社
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スマホでも簡単にRSIのダイバージェンスの発生状況を確認可能
RSIとは
RSIってなに?
RSI(Relative Strength Index)は、ADXなど多くのテクニカル指標を開発したJ.Wワイルダー氏によって開発されました。
日本語では「相対力指数」と呼ばれており、主に買われ過ぎ・売られ過ぎを判断するテクニカル指標として利用されています。
相場の過熱感が判断できるテクニカル指標であり、逆張りの代表的なテクニカル指標です。
RSIは非常に有名なテクニカル指標だワン!
RSIの計算式
RSIはどんな計算式で算出されんだろう?
RSIの計算式は以下となります。
(n日間のうち上昇した日の上昇幅の合計 ÷ n日間の変動幅の合計)÷100 = RSI(%)
※期間nは14が利用されることが多い
RSIは0~100の間で推移し、期間内の価格が全て上昇すれば100%、全て下落すれば0%となります。
「70%以上で買われ過ぎ、30%以下で売られ過ぎ」と判断されるのが一般的です。
(条件を厳しくして「80%以上・20%以下」で判断されることも)
30%以下で売られ過ぎ・70%以上で買われ過ぎ、というのはテクニカル分析の中では非常に分かりやすいよね。
RSIの代表的な見方
実際にRSIを利用する際は、どのように使っているのかな?
MACDやストキャスティクスなどは、線二本で表示されます。
一方、RSIは線一本で表示されるテクニカル指標であり、取引の判断がしやすいといえるでしょう。
RSIの代表的な見方としては下記があります。
- RSIのラインが70%以上で買われ過ぎ、30%以下で売られ過ぎと判断
- RSIのラインが70%や30%を突破した後に戻り同水準を逆にブレイクしたらエントリー
ただし、単純にRSIのラインが70%や30%を超えて逆張りするだけでは継続的に勝つことは難しい、といわざるをえません。
RSIを利用する際は、相場の行き過ぎの確認に加えて、70%や30%を逆に抜ける動きの確認も必要不可欠です。
テクニカル指標において、簡単に分かる=簡単に勝てる、とはならない点は注意するワン!
RSIのデメリット、強いトレンド時のダマシ
RSIの欠点を知っておきたいな。
RSIの70%以上や30%以下のゾーン入りは一定の頻度で発生しており、その後の反転もそれに応じて発生しています。
しかし、RSIの最大の弱点は、強いトレンドに弱くダマシのサインが頻発する、というものです。
「70%以上・30%以下に入り出てこない」、「一旦70%・30%を出たがすぐに戻ってしまう」というケースが発生します。
どんなテクニカル指標でも、ダマシの発生は避けられないワン!
このため、強いトレンド時にRSIを利用すると、何度もダマシが発生して負け続ける可能性が否定できません。
RSIの単純な利用は分かりやすいだけに、ダマシの発生リスクも高いといえます。
RSIに限らず逆張り系のテクニカル指標はダマシが多い傾向にあるんだ……
RSIでダイバージェンスを活用する
RSIで勝ちやすい方法ってないの?
相場の示す方向とテクニカル指標の示す方向が異なるサインは、「ダイバージェンス」と呼ばれるものです。
ダイバージェンスはテクニカル指標を利用する売買サインですが、テクニカル指標の単独サインより精度が高いといわれています。
また、ダイバージェンスは逆張りで利用されることが多いです(テクニカルの示す方向に取引する)。
順張りのダイバージェンス利用もあるけど、主流は逆張りでの利用だワン!
線一本で表示されるRSIは、ダイバージェンスの発生が分かりやすいといえます。
また、最初にRSIでダイバージェンスを学んだ後、MACDなどの他のテクニカル指標の活用に移行する方も少なくありません。
確かにRSIの1本の線なら、ダイバージェンスも発見しやすそうだよね。
RSIによるダイバージェンスの見方
RSIのダイバージェンスって、実際にどのように見ればいいの?
RSIによるダイバージェンスの代表的な見方は下記となります。
- チャートのレートが切り上げ時にRSIが切り下げ → 下落を示唆
- チャートのレートが切り下げ時にRSIが切り上げ → 上昇を示唆
さらに、RSIの片側が70%以上・30%以下となっていることを条件とすれば、より手堅いサインとなります。
逆張りのRSIにダイバージェンスの発生も加えてエントリー根拠とすることで、精度の高い売買ができる可能性があります。
レートとテクニカルが反対の方向を示唆しているのがダイバージェンス、違和感を感じるチャートにチャンスがあるワン!
RSIのダイバージェンスのエントリー事例
RSIのダイバージェンスを利用した取引事例を見せて欲しいな。
以下が、RSIのダイバージェンスを活用したエントリー事例です。
(EUR/USD日足、チャート画像はTradingView)
単なるRSIの利用に比べエントリーの回数は減るものの、エントリー精度が向上していることが分かります。
ただしエントリー頻度が落ちるため、ダイバージェンスが発生するまで待つ忍耐力が必要です。
待てない投資家は勝てないワン!勝ちやすいと信じて待つしかないワン!
RSIのダイバージェンス利用時に注意すべき2点
RSIのダイバージェンスを利用する際の、注意点はどんな所?
比較的精度が高いといわれるRSIのダイバージェンスですが、利用時の注意点もあります。
以下が代表的な2点です。
それぞれ解説します。
①失敗したと思ったら早めに損切りする
RSIの単独利用でも、ダイバージェンスとの併用でも、RSIは相場に対し逆張りする取引方法です。
通常のRSIのサインに、ダイバージェンスでフィルターをかけるイメージになるよね。
しかし、RSIのダイバージェンス利用でエントリー精度を上げることができても、勝率100%はありえません。
また、元来が逆張り指標であるため、外れると大きく逆行する可能性が高いといえます。
よって、この取引は失敗した、と感じたら早めの損切りがおすすめです。
トレンドとは逆方向のエントリーになるから、傷が浅い早めに損切りするのがいいワン!
②利益確定の場所を決めておく
トレードはポジションを持った後、どこで決済するかを決める必要があります。
RSIのダイバージェンスでエントリーした場合、先にどこで決済するか決めておきましょう。
RSIの反対の行き過ぎゾーンに入ったら決済、移動平均線タッチで決済など、決済方法は様々です。
ダイバージェンスの反転は、トレンド反転のように大きく反転する場合もあれば、トレンド中の戻しに留まる可能性もあります。
トレンドの反転が確認できたら、利益確定場所を徐々に伸ばす選択肢もあり!
RSIのダイバージェンス活用におすすめのFX会社2選
RSIのダイバージェンスを活用するのに、おすすめのFX会社はあるのかな?
RSIのダイバージェンスを活用する際におすすめのFX会社として、下記2社があります。
それぞれ見てみましょう。
①GMOクリック証券【チャートを見ながら素早く取引可能】
おすすめ度 | ★★★★★ |
取引手数料 | 無料 |
口座開設費用 | 無料 |
口座維持費用 | 無料 |
クイック入金提携銀行 | 13行 |
最小取引単位 | 1,000通貨 ※南アフリカランド/円、メキシコペソ/円は10,000通貨 |
スプレッド(※1) | ドル円:0.2銭 ユーロ円:0.4銭 ポンド円:0.9銭 豪ドル円:0.5銭 NZドル円:0.7銭 |
通貨ペア数 | 20通貨 |
取引ツール | ・GMOクリックFX ・はっちゅう君FX+ ・FXwatch ・PLATINUM CHART |
提携ニュース・投資コンテンツ | ・NSJ日本証券新聞 ・ダウジョーンズ ・MarketWin24 |
デモ口座 | あり |
サポート体制 | ・電話 ・お問い合わせフォーム |
スマホで本人確認 | あり |
最短即日取引 | 最短当日 |
特典(※2) | 新規FX口座開設+お取引で最大1,000,000円キャッシュバック |
※2 期限やエントリーの有無など、詳しくはFX会社の公式サイトでご確認ください
FX業界大手のGMOクリック証券は、1,000通貨単位の取引で安定した取引環境を提供しています。
チャートについては、「プラチナチャート」という多機能なテクニカル分析ができるツールが提供されています。
またスピード注文機能があるため、チャートを見ながらスムーズな取引が可能です。
RSIのダイバージェンスを活用するなら、「プラチナチャート」とスピード注文機能のある、GMOクリック証券がおすすめです。
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GMOクリック証券はコスト面やツール面など、総合力の高さで大人気です。
業界最小水準のスプレッドを提供しており、初心者にもおすすめ!
詳しくは、「FXネオ(GMOクリック証券)の評判・口コミは?特徴やメリット・デメリットを徹底解説」の記事をご覧ください。
②SBI FXトレード【1通貨単位で取引可能】
人気度 | ★★★★★ |
口座数 | 30万口座を突破(2020年9月) |
取引単位 | 1通貨 |
取り扱い通貨ペア | 34種類 |
スプレッド | 1~1,000,000通貨の場合の基準値 ・USD/JPY 0.18銭 ・EUR/JPY 0.48銭 ・GBP/JPY 0.88銭 ※2024年3月19日調査時点 |
スワップポイント | ・USD/JPY 220円 ・EUR/JPY 208円 ・GBP/JPY 280円 ※2024年1月16日時点 、10,000通貨あたり |
積立FX | ○ |
スキャルピング | ○ |
自動売買 | × |
SBI FXトレードは1通貨単位の取引が可能です。
また、PCやスマホアプリに加えブラウザからもチャートの確認ができます。
よって、PCはもちろん、スマホでも簡単にRSIのダイバージェンスの発生状況を確認可能です。
ダイバージェンスを活用した取引を行う際は、1通貨単位で取引できるSBI FXトレードの利用がおすすめとなります。
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詳しくは「【1通貨から】SBI FXトレードの評判・口コミは?SBI証券との違いも解説!」の記事をご覧ください。
RSIのダイバージェンスについてよくある質問3選
RSIのダイバージェンスについて、もう少し詳しく知っておきたいな。
RSIのダイバージェンスについて、よく出る質問を以下に3点取り上げました。
RSIのダイバージェンスについて、知識を深めましょう。
①ダイバージェンスは難しそうなので通常のRSIで利用したい
ダイバージェンスは慣れればすぐに見つかりますが、若干慣れが必要のため中級者以上の利用となります。
ダイバージェンスの活用なしでRSIを利用することは、ダマシのリスクと表裏一体です。
RSI単独利用の場合、取引する上位足でトレンド確認後、トレンド方向に対し取引足で逆張りする取引を行いましょう。
上記方法なら、取引足のRSIの買われ過ぎ・売られ過ぎは、上位足のトレンド方向の押し目・戻しとなるケースが多くあります。
RSI単独で利用する際は、上位足のトレンドに逆らわない取引を心がけましょう。
逆張り取引であっても、上位足のトレンド方向に取引することで、大きな流れに沿った取引ができるワン!
②RSIの他の利用方法を知りたい
RSIによるライン分析方法があります。
RSIは有名なテクニカル指標であり、様々な利用方法が考案されています。
その中でもダイバージェンスの活用は有効性が高い利用方法です。
また、RSI自体にライン分析を行いながら取引する方法もあります。
(EUR/USD日足、チャート画像はTrading View)
RSI自体にトレンドラインや水平線を引いて、ライン分析を行いブレイクや戻しでエントリーする方法です。
興味があれば、チャートにラインを引く要領で、RSIにもラインを引いて有効性を確認してみましょう。
非常にユニークなRSIの使い方だけど、かつては比較的知られていた利用方法だワン!
③ダイバージェンスの発生が待てない場合はどうしたらよい?
待てない投資家は勝てません、他のコトをして待ちましょう。
通常のRSIのサインに比べると、ダイバージェンスを活用したRSIのサインは数が減ります。
RSI単体の利用では、強いトレンド発生時にダマシが連続で生じるなど厳しい局面が相応に発生します。
一方、ダイバージェンス活用で、ダマシによる連敗はある程度避けられます。
RSIのダイバージェンスに限りませんが、待ちきれずに「まぁいいか」とエントリーしてタマタマ勝つことがあります。
しかし、ルール外のトレードを続けていては継続的に勝つことは難しいです。
トレーダーは待つのも仕事であり、ゲームや読書などして、サインが出るまで待ちましょう。
この手法は自分には合わない、と感じたら一旦その手法をあきらめることも大切なんだよね。
【まとめ】FX取引でRSIのダイバージェンスはダマシ対策として有効
本記事では、RSIのダイバージェンスの見方や活用方法などを解説しました。
最後に、本記事のポイントを3つまとめます。
- RSI単体での利用はダマシが多い
- ダイバージェンスの利用はRSIの精度向上につながる
- 間違ったと思ったら早期に損切りする
RSIはライン一本で表示される、分かりやすいテクニカル指標ですがダマシも多いです。
ダイバージェンスと併用で、勝率を高められる可能性があります。
RSIのダイバージェンスを活用して、テクニカルで勝ち切るトレードを目指しましょう。
RSIのダイバージェンス利用でおすすめの国内FX会社
- GMOクリック証券
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スマホでも簡単にRSIのダイバージェンスの発生状況を確認可能
筆者コメント
RSIは見やすい逆張り指標として知られていますが、強いトレンド時にダマシが発生する欠点があります。
しかし、ダイバージェンスを活用することで、RSIのダマシをある程度避けられます。
ただし、ダイバージェンスの活用には若干の慣れも必要です。
上位足の方向に注意しながら、ダイバージェンスをエントリーサインとして利用しましょう。