・ダイバージェンスってなに?
・FXでダイバージェンスは使えるものなの?
このような悩みを解決します。
この記事の結論
ダイバージェンスはレートとテクニカル指標が逆行する状態です。
特殊なテクニカル分析となりますが、テクニカル指標単独の利用に比べ相場を予測しやすいという特徴があります。
ただし、逆張り中心の取引となるため活用には十分な注意が必要です。
テクニカル分析の方法として有用ながら、注意点も多いダイバージェンスについて、活用方法や利用時の注意点などを解説します。
テクニカル分析に興味がある方、テクニカル分析に行き詰まりを感じる方に、特に読んで欲しいワン!
ダイバージェンス活用におすすめのFX会社
- GMOクリック証券
公式サイト:https://www.click-sec.com/
ダイバージェンスを見ながらスムーズな取引可能 - 外為どっとコム
公式サイト:https://www.gaitame.com/
ダイバージェンスの活用した取引がしやすい高機能な取引ツールが魅力!
FXのダイバージェンスとは?
ダイバージェンスってなに?
ダイバージェンスとはレートとテクニカル指標が逆行している状態のことです。
テクニカル分析で相場の先行きを予測する際に使えます。
例えば、レートが徐々に高値や安値を更新する一方で、テクニカル指標が高値や安値を更新しない場合は「ダイバージェンスが発生している」と判断します。
具体的な事例を知りたいな。
上記の図は、ドル円のレートとオシレーターのMACDの間でダイバージェンスが起きている事例です。
通常のテクニカル分析では、MACDのラインが下向きならば、ドル円相場も下向きになると予測しますが、このケースではMACDとドル円の動きが逆行しています。
確かに反対の方向を向いているね!
このようにテクニカル分析と為替レートの動きが一致しているべきなのに、逆方向を向いているときがダイバージェンスです。
ダイバージェンスの発生後は相場が反転することが多く、ダイバージェンスは相場反転サインとして利用されています。
ダイバージェンスの直訳は、相違・分岐・逸脱など元々類似していたものが徐々に分かれて別のものになる様子、となるワン!
ダイバージェンスが効果を上げる理由
ダイバージェンスって実際に使えるものなの?
テクニカル指標は、過去の値動きを各計算式に基づいて再構成したものであり、相場の値動きを分かりやすく表すことができます。
例えば、オシレーター(逆張り指標)は相場の勢いを分かりやすく示すツールです。
そのような特徴を踏まえれば、レートよりもテクニカル指標の示す方向が正しい、という状態が現れるのは不思議ではありません。
ダイバージェンスは、テクニカル分析にレートも加えて分析がなされるため、単独での利用より効果が出やすいです。
ダイバージェンスもテクニカル分析の一種類、という見方は損切りの徹底のためにもよく認識しておいたほうがいいワン!
テクニカル分析の詳細はこちら
ダイバージェンスを知ればテクニカル分析の中級者に
テクニカル分析は、相場分析方法として多くの人を魅了します。
特に初心者は、テクニカル指標の利用ですぐに利益があげられる、と考えがちです。
しかし、「FXはテクニカル指標単体で勝ち切るのは難しい」と少し経験を積めば気づきます。
確かに、単純なテクニカル分析だけではFX取引では利益が残らないよね……
そしてテクニカル分析の研究が一歩進むと、次に気づくのがダイバージェンスです。
ダイバージェンスを知り、目から鱗が落ちる方も少なくありません。
ダイバージェンスを知ることは、テクニカル分析の中級者の仲間入り、にもつながります。
テクニカル分析のレベルが上がるのと、取引のレベルが上がるのは、似ているようで似ていないから注意だワン!
ダイバージェンスの2つの種類
ダイバージェンスにはどんな種類があるの?
ダイバージェンスには2つの種類があります。
それぞれ確認していきましょう。
①ダイバージェンス
通常のダイバージェンスは逆張りサインです。
レートは切り下がりの反面でオシレーターは切り上がる状態は、上昇を示唆する「強気のダイバージェンス」と呼ばれます。
買いシグナルが出ている状態と言えます。
逆に、レートは切り上がりの反面、オシレーターは切り下がりの状態は、下落を示唆する「弱気のダイバージェンス」です。
こちらは、売りシグナルが出ている状態となります。
②ヒドゥンダイバージェンス
ヒドゥンダイバージェンスは、トレンドに対する押し目・戻りを狙うサインです。
通常のダイバージェンスがトレンドの反転を狙うのに対し、ヒドゥンダイバージェンスはトレンドから逆行後の反発を狙います。
ダイバージェンスには逆張りのイメージがありますが、ヒドゥンダイバージェンスでトレンド方向への対応も可能です。
ダイバージェンスは順張りにも使えるというのは、意外に知られていないワン!
ダイバージェンスを利用するメリット2点
FX取引でダイバージェンスを利用するメリットを教えてほしいな。
ダイバージェンスをFX取引で利用するメリットは、以下の2点です。
それぞれ解説します。
①相場の転換点を早く見つけられる
テクニカル指標の値動きに対する反応は、実際のレートに比べると一歩遅れる傾向があります。
ただし、ダイバージェンスはレートとテクニカル指標の組み合わせによるパターン認識です。
両者の組み合わせで、レートの動きに対して一歩遅れる部分をカバーでき、相場の転換点をピンポイントで探ることができます。
トレンドの転換点や短期的な反転の終了点をピンポイントで探ることが出来る点が、ダイバージェンスの最大のメリットです。
逆張りのポイントを、ピンポイントで見つけられるのはスゴイ!
②通常のテクニカル分析より効きやすい
通常のテクニカル分析は、単独もしくは複数のテクニカル指標の組み合わせです。
一方で、ダイバージェンスはレートの値動きそのものも、判断材料として利用します。
テクニカル指標に加えてレートそのものも判断材料とするため、通常のテクニカル分析に比べ効きやすいといえるでしょう。
確かに値動き自体も判断基準に入れれば、テクニカルのみの時よりも効果がありそう!
ダイバージェンスのデメリット2点
ダイバージェンスを利用する、デメリットも知っておきたいな。
ダイバージェンスを利用するデメリットとして、以下の2点があげられます。
それぞれ見ていきましょう。
①逆張りに失敗するリスク
通常のダイバージェンスは逆張り指標となります。
強い上昇トレンドの時に、ダイバージェンスの売りサインが連続して出るケースは多いです。
特にファンダメンタル要因で相場が一方向に進んでいる時は、ダイバージェンスに関係なくトレンドは続きます。
ダイバージェンスを利用した売買は強いトレンドに対しても逆張りサインが発生するリスクのある取引手法です。
逆張りはダマシにあうと、ズルズルと含み損が増えていくから、早めの撤退判断が重要だワン!
②100%勝てる手法ではない
ダイバージェンスの利用により、トレードの勝率を上げられる可能性があります。
ただし、ダイバージェンスでも100%勝てる取引方法ではありません。
ダイバージェンスも、ダマシなどが発生するリスクを十分踏まえた上で活用しましょう。
いくら勝てる取引方法でも100%勝てる手法なんてないから、過度な期待は禁物。
ダイバージェンス利用時は損切りをしっかりする
ダイバージェンスを利用して取引する際の注意点は?
ダイバージェンスも必勝法ではなく、テクニカル指標特有のダマシも発生します。
よって、ダイバージェンスを利用して取引する際も、通常の取引と同様に損切りは厳守するようにしましょう。
通常テクニカル分析に比べ勝ちやすいから、と安心して損切りが遅れる可能性が否定できません。
ダイバージェンスの活用時も、損切りとなる撤退ポイントの設定と撤退の厳守が必要です。
勝ちが続いた後は損切りを甘くしてしまうから、勝って兜の緒を締めよ、が重要だワン!
ダイバージェンスにおすすめのテクニカル指標3選
ダイバージェンスってどうやって表示させるの?
ダイバージェンスはテクニカル指標を表示させて、そのテクニカル指標からダイバージェンスの発生を読み取ります。
ダイバージェンスの確認で利用されるテクニカル指標としては、主に以下の3種類。
それぞれ解説します。
FXのインジケーターについて知る
①RSI
ダイバージェンスは、逆張り指標として知られるRSI(Relative Strength Index)を利用するケースが知られています。
単一のラインで表示されるRSIは、ダイバージェンスを発見しやすいです。
本来的に逆張り指標ということもあり、RSIはダイバージェンスを見つける際に多く利用されています。
逆張り指標で相性もよいから、ダイバージェンスはRSIを利用して説明されることが多いよ。
②MACD
移動平均線をベースに作成されるMACD(Moving Average Convergence Divergence)は、テクニカル指標としては順張り指標に位置付けられます。
しかし、2本のラインの交差に加えて、ヒストグラムの2種類をダイバージェンスの判断に利用可能です。
2本のラインは判断が難しい面があるものの、ヒストグラムはRSIの1本のラインと同様に判断しやすいといえます。
ダイバージェンスはRSIよりMACDが効きやすい、という人もいるので、MACDもチェックしておきたいね。
MACDについて詳しく解説
③ストキャスティクス
RSIと同様に、逆張り指標として知られるストキャスティクスもダイバージェンスの活用が可能です。
ただし、相場に反応しやすいという特徴に加え、2本のライン交差によるダイバージェンスは見つけにくい、という面があります。
おすすめのFX会社2選
ダイバージェンスを利用して取引する際、おすすめのFX会社はどこになるのかな?
ダイバージェンスを実際にFX取引に活用する際におすすめのFX会社としては、以下の2社があります。
それぞれ見てみましょう
①GMOクリック証券【ダイバージェンスを見ながらスムーズな取引可能】
口座数 | 765,295口座(2022年10月時点) |
サービス提供会社 | GMOクリック証券 |
取引手数料 | 無料 |
最小取引単位 | 1,000通貨(※南アフリカランド/円とメキシコペソ/円は10,000通貨単位) |
取扱通貨ペア | 20種類 |
スプレッド(原則固定、例外あり) | 米ドル/円:0.2銭 ユーロ/円:0.4銭 ポンド/円:0.9銭 豪ドル/円:0.5銭 ユーロ/米ドル:0.3pips |
スワップポイント(買い/売り・1万通貨あたり) | 米ドル/円:135円/−138円 ユーロ/円:57円/−60円 ポンド/円:111円/−114円 豪ドル/円:60円/−63円 ユーロ/米ドル:−100円/97円 |
その他のサービス | ・外為オプション ・くりっく365 |
公式サイト | https://www.click-sec.com/ |
FX業界大手のGMOクリック証券は、チャートツールとして「プレミアチャート」を提供しています。
「プレミアチャート」は、RSI、MACD、ストキャスティクスなど38種類のテクニカル指標の表示が可能です。
また、チャートを見ながら素早く発注できるスピード注文機能を搭載しており、ダイバージェンスの状態を見ながらスムーズな取引ができます。
同社はFX業界大手であり、また2022年10月から1,000通貨単位での取引を開始し、FX初心者の使い勝手も向上しました。
ダイバージェンスを活用するなら、テクニカル分析の利用環境の整った、業界大手のGMOクリック証券がおすすめです。
\抜群の使いやすさが魅力/
GMOクリック証券はコスト面やツール面など、総合力の高さで大人気です。
業界最小水準のスプレッドを提供しており、初心者にもおすすめ!
詳細は「FXネオ(GMOクリック証券)の評判・口コミは?特徴やメリット・デメリットを徹底解説」をご覧ください。
②外為どっとコム【ダイバージェンスの活用環境が整う】
取引手数料 | 無料 |
口座開設費用 | 無料 |
口座維持費用 | 無料 |
クイック入金提携銀行 | 10行 |
最小取引単位(※1) | 1,000通貨(ロシアルーブルは10,000通貨から) |
スプレッド | ドル円:0.2銭 ユーロ円:0.4銭* ポンド円:0.9銭 ユーロドル:0.3pps* 豪ドル円:0.5銭* |
通貨ペア数 | 30通貨 |
取引ツール | ・外貨ネクストネオ リッチアプリ版 ・外貨ネクストネオ Webブラウザ版の特長 ・外貨ネクストネオ スマホアプリ版(GFX) ・外貨ネクストネオ iPadアプリ版 |
提携ニュース・投資コンテンツ | ・fx wave ・フィスコ ・ロイター ・独自ニュース配信 |
デモ口座 | あり |
サポート体制 | ・電話 ・問い合わせフォーム ・自動音声ダイヤル |
スマホで本人確認 | あり |
最短即日取引 | 最短当日 |
キャンペーン | ・口座開設と1万通貨取引で最大100万2千円キャッシュバック ・業界最狭水準スプレッドキャンペーン・スワップポイント最大30%増額キャンペーン ・お友達紹介キャンペーンetc |
外為どっとコムはチャートツールとして「G.comチャート」を提供しています。
「G.comチャート」は豊富なテクニカル指標(トレンド系10種類、オシレーター系11種類)を搭載する、直感的な操作性に優れたチャートツールです。
またマグネット機能があるなど、トレンドラインの描写機能も優れており、ダイバージェンス活用の環境が整っています。
また、外為どっとコムは老舗の中堅FX会社として知られる存在です。
テクニカル分析の優れた「G.comチャート」があるため、ダイバージェンスを活用したい方におすすめのFX会社となります。
\最大100万2千円キャッシュバック/
口座開設&1万通貨の取引を1回で2,000円キャッシュバック!
さらに、取引量に応じて最大100万キ円ャッシュバックがもらえます。
詳細は「【必見】外為どっとコム(外貨ネクストネオ)の評判・口コミは?スプレッド・スワップポイント・最新キャンペーンを解説」をご覧ください。
【まとめ】FXでダイバージェンス活用ならRSIやMACDが選択肢
FXでダイバージェンスを活用する際の注意点がよく分かった!
本記事ではFXトレードでダイバージェンスを活用するメリットやデメリット、注意点を解説しました。
最後に、本記事のポイントを3つまとめます。
- ダイバージェンスはレートとテクニカル指標が逆行する状態
- ダイバージェンスはテクニカル指標単独に比べ効きやすい
- ダーバージェンスは強いトレンドに対し逆張りするリスクがある
ダイバージェンスは、RSIやMACDなどのテクニカル指標とレートの逆行現象を指します。
逆張り取引となる傾向がありますが、相場の転換点をピンポイントで当てることも可能です。
また、順張りのヒドゥンダイバージェンスも活用することで、順張りの取引もできます。
損切り厳守で、ダイバージェンスを活用したトレードに取り組みましょう。
\抜群の使いやすさが魅力/
GMOクリック証券はコスト面やツール面など、総合力の高さで大人気です。
業界最小水準のスプレッドを提供しており、初心者にもおすすめ!