毎週火曜日に更新する『FX投資家向け注目ニュース』では、いろはにマネー会員様に向けて、先週の振り返りや今週の注目トピックを分かりやすくお伝えします。
今週も、現役トレーダーの山本がお届けします。
1月の為替相場は大きな値動き!今後1ヶ月の見通しは?
1月は7円以上も値動きがあり、難しい相場でした。
1月も最後の週となったので、振り返りと今後の予想をしていきましょう。
1月は141円台からスタートし、148円後半まで円安が進みました。
能登半島の地震により、日銀のマイナス金利解除予想が後退したことや、アメリカの指標結果が良かったことが原因です。
しかし、1月29日現在は147円〜148円のレンジ相場の高値付近となっており、予想するのが難しい位置にいます。
予想が難しい時は、無理に取引する必要はありません。
外為どっとコムのマネ育チャンネルに、面白い記事があったので今後の取引の参考にしてみてください。
今後1ヶ月の間の米ドル/円の見通しについて、個人投資家にアンケートをとったものです。
米ドル高・円安方向と答えた割合が最も多く53.1%、続いておおむね横ばいが25.9%です。
理由として以下のようなものが挙げられます。
- アメリカの3月利下げ観測後退
- 利下げ回数の織り込み済みが正常化
- 米大統領選に向けて株価ラリーが始まったタイミングでドルが強くなる
- 日銀がマイナス金利解除をしても日米の金利差は大して縮まらない
やはり注目されているのは、両国の政策金利や大統領選です。
外為どっとコムが提供している「マネ育チャンネル」では、ドル/円だけでなく為替に関するニュースをわかりやすく解説しています。
口座開設をしなくても見られるので、気になる方はチェックしておきましょう。
次のトピックでは、今週行われた日銀金融政策決定会合の結果を解説しています。
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日銀政策金利現状維持!マイナス金利解除はなぜ4月予想?
1月23日に日銀金融政策決定会合の結果と、植田総裁の発言をまとめているので参考にしてください。
2024年1月23日に日銀による金融政策決定会合にて、大方の予想通り大規模な金融緩和策を現状維持としました。
予想通りの結果を受けて、発表後ドル/円は円安方向に進みましたが、すぐ円高方向に推移しています。
2%の物価安定目標が賃金の上昇を伴う形で達成される見通しが立てば、政策の転換も検討されています。
現状では物価や賃金の動向を丁寧に見極めるため、金融緩和策を維持する必要があると判断したようです。
植田総裁の記者会見における発言まとめ
以下は、植田総裁の会見での発言をまとめたものです。
植田総裁は、物価目標の達成確度が少しずつ高まっていると述べました。
そして、マイナス金利解除後も長期金利コントロールの枠組みを、一定程度維持する意向も示しています。
上記の発言からわかるように、マイナス金利解除の判断で重要なのは、実質賃金の上昇を伴った物価上昇です。
それを見極めるのは、春闘や短観があって賃金と物価の好循環を評価する材料が増える、4月の会合だろうと予想されています。
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米指標結果!FOMC前で小幅な値動きに
今週はアメリカのさまざまな指標が発表されました。
結果をまとめているので、参考にしてください。
今週アメリカでは、主な指標として以下の4つが発表されました。
- 1/25
米10-12月期GDP・速報値 - 1/25
米新規失業保険申請件数 - 1/25
米12月新築住宅販売件数 - 1/26
米12月PCEデフレーター
結果としては予想を上回るものが多く、アメリカ経済の堅調さが読み取れる結果となりました。
とはいえFOMCを控えていることもあり、小幅な値動きだったワン!
1月4週目の米国指標結果
結果を以下の画像にまとめているので、参考にしてください。