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FX投資家向け注目ニュース(12/12ver.)

毎週火曜日に更新する『FX投資家向け注目ニュース』では、いろはにマネー会員様に向けて、先週の振り返りや今週の注目トピックを分かりやすくお伝えします。

今週は、現役トレーダーの山本がお届けします!

ドル/円一時141円台に!1日で5円の値動き

12/7は、1日で5円以上の値動きがありました。

出典:TradingView

東京為替市場は、日銀植田総裁の国会での発言を受けて金融政策の転換が近づいているのではないかとの見方が強まり、急速に円高ドル安が進みました。

植田総裁は年末から来年にかけて「一段とチャレンジングになる」と述べ、その上で「丁寧な説明、適切な政策運営に努めていきたい」と語りました。

これを受けて、市場では金融政策の転換が近づいているのではないのかとの見方が強まり、債券市場で10年債利回りは一時前日比10.5ベーシスポイント高い0.75%をつけ、今年最大の上昇幅を記録しています。

出典:TradingView

7日の円相場は147円台で推移していましたが、発言を受けて一時141円台まで下落しました。

憶測でこんなに値動きがあるとは思いませんでした。投資格言で「噂で買って事実で売る」というものがあるように、憶測により買いが買いを呼んだ結果でしょうか。

日銀の金融緩和の出口戦略が意識されたことで、日本の長期金利が上昇した一方、アメリカでは利上げが終結したとの観測が出ていて、日米の金利差が縮小するとの見方が広がったこで円を買う動きが強まったと思われます。

12月18日、19日に行われる金融政策会合で、金融政策についてどう議論されるかが次の注目点になります。

金利が上がり円高方向に進むと輸出企業にとってはデメリット、訪日外国人にも影響が出そうです。
原材料の高騰や海外旅行する人にメリットになるかもしれないですが、金利の上昇や円高は庶民にとっていいのか悪いのか一概には判断できません。

米雇用統計は予想以上に好調!利下げ予想5月に後ずれか

11月の雇用統計は、以下のような結果となりました。

非農業部門雇用者数 前月比予想:+18.0万人
→結果:+19.9万人
失業率予想:3.9%
→結果:3.7%
平均時給 前月比予想:+0.3%
→結果:+0.4%
平均時給 前年比予想:+4.0%
→結果:+4.0%

雇用者数と賃金の伸びが市場予想よりも良い結果となっています。

非農業部門雇用者数は10月(15万人)から伸びが加速し、市場予想の18万人を上回りました。

その結果、来年の金融緩和期待が後退しました。

雇用統計の発表前は3月利下げ開始の確率を60%とみていましたが、発表後は50%に低下し5月利下げの可能性がより高まったとみています。

発表直後ドル買いに反応し、ドル円は144.30円台から145.21まで上昇しましたが、すぐに戻す展開となりました。

出典:TradingView

朝方には再び上昇し144.96円で推移しています。

米雇用統計とは雇用情勢を調査した統計で、FRBの金融政策の方向性を測る上でも重要な経済指標の一つです。
毎月第一金曜日に米国労働省から発表されます。
このようなニュースの詳細は、楽天証券の口座を開設しておけば日経新聞が無料で読めます。

利上げすると私たちの生活にどういう影響がある?

来年には「アメリカが政策金利の利上げから利下げに転換するのでは」「日銀が来年からマイナス金利をやめるのでは」との観測が出ています。

ニュースなどでよく耳にする「政策金利」とは中央銀行が設定する短期金利のことです。
中央銀行とは国家や特定の地域の金融機構の中核となる機関のことで、日本の中央銀行は日本銀行のことをいいます。

まずは、なぜアメリカが利上げを続けていたのか解説していきます。


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