・「デリバティブ取引」って聞いたことはあるけど、方法とかよく分からないなぁ。
・デリバティブってなんか怪しいイメージ…
このようなお悩みを解決します。
この記事の結論
- デリバティブとは「金融派生商品」とも呼ばれ、通貨、株式、債券などの原資産から派生した取引の総称。
- デリバティブ取引には「先物取引」「オプション取引」「スワップ取引」などの種類がある。
- デリバティブ取引を活用することで、リスクやリターンの管理ができる。
株式投資ではただ単に株を買うだけでなく、「先物」「オプション」など少し特殊な取引がいくつかあります。
それらを総称して「デリバティブ取引」と呼ぶのですが、初心者の方にはあまりなじみがないですよね。
デリバティブ?デリバリー?
そこで今回は、デリバティブ取引の概要やメリット・デメリット、活用方法まで初心者の方向けに解説します。
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デリバティブ取引とは
「デリバティブ」とは、株式、債券、通貨といった原資産から派生した商品のことで、「金融派生商品」とも呼ばれます。
「デリバティブ取引」とは、上記のような派生商品を取引することを指します。
また、「金融派生商品」とは原資産の値動きに応じて理論価格が決まる商品のことです。
ここから具体例を見ていくワン!
デリバティブの種類
デリバティブ取引には、主に以下の3種類があります。
先物取引
先物取引とは、「将来の売買について、現時点で価格や数量を約束する取引」のことです。
まず取引する数量と価格を決定し、売りたい投資家と買いたい投資家の間で将来の売買を約束します。
この時点ではただの約束なので資金が動くことはありません。
その後、あらかじめ定めた期限に達したときに実際に売り買い・受け渡しが行われます。
なお、先物取引には株価指数先物や為替予約、商品先物などがあります。
コロナやロシアによるウクライナ侵攻によって、商品先物市場(コモディティ)には注目が集まっています。
先物取引については、以下の記事で詳しく説明しているワン!
オプション取引
オプションとは、ある金融商品をあらかじめ定められた期日に事前に定めた価格で売買できる権利のことです。
その権利を売買する仕組みをオプション取引と呼びます。
先物取引は将来絶対に取引しなければならないけど、オプション取引は将来取引しても良いし、しなくても良いんだったね!
オプション取引については、以下の記事で詳しく説明しているワン!
スワップ取引
スワップ取引とは、「将来発生するキャッシュフローを交換する」取引のことです。
ここでのキャッシュフローは、主に利息を指します。
例えば、同じ通貨で異なる種類の金利(固定金利と変動金利など)を交換する「金利スワップ」や異なる通貨を交換する「通貨スワップ」などがあります。
このスワップ取引は、金利変動リスクを回避するためなどに用いられます。
原資産の種類
「原資産」とは、デリバティブ取引の対象となる資産のことを指します。
原資産にはどのようなものがあるの?
原資産 | 概要 |
---|---|
株式 | 日系225やS&P500などの株価指数も対象 |
債券 | 国債や社債など |
金利 | 固定金利や変動金利など |
通貨 | 為替予約など |
コモディティ | 農産物や資源、貴金属など |
これらが主な原資産です。
デリバティブはこれら原資産の値動きに対応します。
デリバティブ投資のメリット
デリバティブ投資には、以下のメリットがあります。
それぞれのメリットについて解説していくワン!
レバレッジが効く
デリバティブ取引は、少ない元手で大きな取引が可能です。
証拠金を預けることでその何倍もの取引を行うことができ、資金効率が高まります。
この効果を「レバレッジ」と言います。(「てこ」を意味する英語「leverage」に由来します)
比較的ハイリスク・ハイリターンな取引にはなるので、投資に慣れてきてから挑戦するのがおすすめです。
大きな損失を出す恐れがあるから、レバレッジは慎重にね!
リスクヘッジできる
デリバティブ取引を活用することで、価格や金利、為替の変動リスクを抑えることができます。
原資産とデリバティブを組み合わせて運用することで、リスクをヘッジ(回避)した運用が可能になります。
価格変動のリスクを避けながら、資産運用したい方におすすめです。
夜間取引が可能
2022年7月現在、東京証券取引所は9:00から11:30、12:30から15:00と限られた時間しか開かれていません。
しかし先物・オプションなどの商品は夜間も取引することができます。
日中は取引の時間が取れない方におすすめです。
下落局面でも利益を狙える
株式を買うだけでは、相場の下落局面で利益を狙うことは困難です。
それに対しデリバティブは、買いと売り両方のポジションを持つことができるため、下落局面でも積極的に利益を狙えます。
常に利益を求め、アクティブな運用をされる方におすすめです。
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デリバティブ投資のデメリット
デリバティブ投資には、以下のデメリットがあります。
それぞれのデメリットについて解説していくワン!
仕組みが複雑
デリバティブ投資は取引が複雑で、リスク管理が困難になりがちです。
そのため内容を理解せず取引し、想定外の損失が生じる危険性もあります。
デリバティブ投資の際には、その仕組みをよく理解することが大切です。
大きな損失が出るリスク
デリバティブ投資は何倍、何十倍ものレバレッジをかけられることから、その損失も大きくなる傾向があります。
自身の投資資金、許容リスクを考えながら、適切なリスク管理が必要です。
取引の内容、特性をよく理解することが大事なのね!
デリバティブ取引の活用方法
ここまでデリバティブのメリット、デメリットをご紹介してきました。
でも、どうやって活用すれば良いのかな?
以下では、デリバティブ取引の活用方法を4つ解説します。
ヘッジ
まず一つ目は、ヘッジ(回避)です。
先物やオプションで反対のポジションを立てることにより、相場の変動リスクを回避します。
「株式の配当や債券の利息目的で運用しているが、変動リスクは負いたくない」といった場合に用います。
スペキュレーション
次は、スペキュレーションです。
スペキュレーションとは、リスクを伴う投機的な取引になります。
キャピタルゲインの獲得を目的とし、レバレッジを活かして大きな売買益を狙います。
アービトラージ
最後に、アービトラージ(裁定取引)をご紹介します。
同一の価値である商品のうち、高い方を売り、安い方を買うことでそのサヤを取る取引です。
日経平均と日経平均先物の間に価格差があった場合、組み入れ銘柄を買い、先物を売るといった行為になります。
資金力や売買速度に優れた機関投資家が主に行なっていて、個人投資家には馴染みのない取引とも言えるでしょう。
個人投資家での活用方法
では、個人投資家はデリバティブ取引をどう活用すれば良いのでしょうか?
扱いやすい商品に、株価指数先物・オプションがあります。
またCFD(差金決済)といった、より少額で取引できるデリバティブも存在します。
相場上昇局面で株価指数を買うことで大きな利益が狙えたり、現物を保有する際に株価指数を売ることで変動リスクを低減することができます。
自分の目的にあった商品、取引方法を見つけよう!
デリバティブ取引を始めるためには?
先物・オプションなどのデリバティブを取引するには、以下の2ステップを行う必要があります。
- 証券会社で証券口座を開設する。
- その後、先物・オプション取引口座を開設する。
※IG証券などCFD取引口座の場合、口座開設のみで先物取引が可能。
先物・オプション取引をするならどの証券会社がいいのかな?
オプション取引を今すぐ始めたい人は、大手ネット証券の楽天証券とIG証券がおすすめです。
両者とも夜間取引ができるネット証券であるため、先物・オプション取引の申込がすぐに完了するなど様々なメリットがあります。
楽天証券
楽天証券は「iSPEED 先物OP」という先物取引やオプション取引のためのツールが揃っていることから、初めてでも始めやすい環境が整っています。
無料の動画セミナーもあるから始めやすいね!
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IG証券
IG証券はオプションの入門編から実践編までウェブサイトや動画が充実しているため、オプション取引の知識が少なくても学びながら取引できます。
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ただし先物・オプション取引口座の開設には、20歳以上であることや一定額の金融資産を保有していることなどの条件があります。
先物取引を始めてみたい方は、まずご自身が口座開設の基準を満たしているかどうかを確認してみましょう。
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デリバティブ取引とは?まとめ
デリバティブ取引の仕組みや種類、始め方などを説明してきました。
最後に、本記事の重要なポイントを3つにまとめます。
- デリバティブとは「金融派生商品」とも呼ばれ、通貨、株式、債券などの原資産から派生した取引の総称。
- デリバティブ取引には「先物取引」「オプション取引」「スワップ取引」などの種類がある。
- デリバティブ取引を活用することで、リスクやリターンの管理ができる。
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