・ステーブルコインって何だろう?
・ステーブルコインの種類や仕組みが知りたいな…
・ステーブルコインの購入方法も知りたい。
このような悩みを解決します。
この記事の結論
ステーブルコインは実用性の高さから広く流通しており、銘柄によっては時価総額ランキングのトップ5に入るほどに需要を拡大しています。
日本でもメガバンクや大企業が開発に乗り出すなど、世界的に注目を集める分野の1つです。
今回は、ステーブルコインの仕組みや種類、購入方法を分かりやすく解説します。
この記事を読めば、ステーブルコインを買える日本の取引所が分かるワン!
ステーブルコインとは?特徴やデメリットを解説
ステーブルコインとは、価格が安定するように設計された通貨のことです。
※ステーブル(Stable)…「安定した」
米ドルや日本円などの資産と価格が連動しており、資産保有・運用や決済手段など様々な用途で利用されています。
仮想通貨と同じく、ブロックチェーン技術を用いている金融資産だよ。
ステーブルコインを3つのポイントから解説するワン!
ビットコインとの違い
ビットコインなどの仮想通貨は価格変動(ボラティリティ)が激しく、しばしば高騰や暴落を起こします。
一方、ステーブルコインは米ドルなどの資産と価格が連動(ペッグ)しており、価値が安定しているのが特徴です。
仮想通貨の暴落に対するリスクヘッジとして、価格の安定性があるステーブルコインが活用されています。
ビットコインは値動きの激しさから投機目的で購入されやすいけど、ステーブルコインは資産の保有を目的に利用されるケースが多いんだ。
ステーブルコインのメリット
ステーブルコインは資産としての安定性があり、海外取引所やDeFiを利用する際に有効活用できます。
ステーブルコインのメリット
- 資産の一時的な避難先にできる
→相場の暴落時に仮想通貨を法定通貨に換えずに済むため、海外取引所から資金を引き出さずにリスクヘッジできる - DeFiなどのサービスで運用できる
→レンディングやイールドファーミングで利回りを得られる - 国際送金に利用できる
→銀行を使うよりも手数料が安く済む
海外取引所を使う場合、資産の避難先としてステーブルコインは非常に便利だワン!
ステーブルコインのデメリット
ステーブルコインの価格連動が外れる「デペッグ」が起きると、取り付け騒ぎが発生するリスクがあります。
ステーブルコインのデメリット
- 発行元への信頼が必要
→中央集権的な組織が発行している場合、十分な担保を保有していない可能性がある - 過去に暴落事件が発生
→無担保型ステーブルコイン「UST」とTerraの大暴落 - 国の規制を受けるリスク
→メタ社のリブラは規制強化により撤退
その他、儲かる投資先を探している人にも向かないデメリットもあるワン!
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ステーブルコインの種類と仕組み
ステーブルコインにはどんな種類があるのかな?
4つの仕組みに分類して紹介するワン!
法定通貨担保型
法定通貨担保型とは、米ドルや円などの法定通貨を担保にしたステーブルコインのことです。
ステーブルコインの発行元は、発行枚数と同じ分の法定通貨や裏付け資産を保有して信用を担保しています。
法定通貨担保型のステーブルコイン
- USDT(テザー)
- USDC(USDコイン)
- BUSD(バイナンスUSD)
裏付け資産は法定通貨や国債の他、コマーシャルペーパー(短期の無担保約束手形)が用いられるステーブルコインもあるよ。
2022年3月時点、時価総額ランキングでトップ10入りしているステーブルコインはすべて法定通貨担保型だワン!
仮想通貨担保型
仮想通貨担保型とは、特定の仮想通貨を担保にしたステーブルコインのことです。
中央機関に依存する必要がなく、仮想通貨の分散性(非中央集権性)を保てるメリットがあります。
担保の量を増やしたり、金利を変動したりして、仮想通貨による担保の仕組みを維持しています。
無担保型(アルゴリズム型)
無担保型とは、法定通貨や仮想通貨などの担保なしで発行されるステーブルコインのことです。
設定されたアルゴリズムによって供給量を調整し、価格を安定させています。
無担保型は価格のコントロールが難しく、かつて人気を集めていたUST(テラUSD)は2022年に大暴落を起こしました。
無担保型ステーブルコインはFRAX(フラックス)や、Tron基盤のUSDDが知られているよ。
USTの暴落について詳しくは「Terra(LUNA)とは?大暴落した仮想通貨は今後どうなる?」をチェックするワン!
商品担保型(コモディティ型)
商品担保型とは、金(ゴールド)などの価格に連動したステーブルコインのことです。
金連動ステーブルコインの場合、同等の価値となる金を保有することで価格の安定を図っています。
商品担保型ステーブルコインは、金連動のテザーゴールド(XAUT)やパックスゴールド(PAXG)が有名だワン!
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ステーブルコインは儲かるのか?利益を出す方法を紹介
ステーブルコインは価格が安定しているみたいだけど、持っていて儲かるのかな?
ステーブルコインで利益を上げる方法を紹介するワン!
イールドファーミング・ステーキング
イールドファーミングやステーキングは、DeFi(分散型金融)で利用できる仮想通貨の運用方法です。
保有中の仮想通貨やステーブルコインを預け入れると利回りが得られます。
ステーブルコイン同士をペアにすることで、比較的リスクの低い運用が可能です。
ステーブルコインを運用したい人は「【7選】DEXとは?分散型取引所のおすすめ一覧や始め方を解説!」をチェックしよう。
アービトラージ
アービトラージ(裁定取引)とは、取引所間の価格差を活用した取引のことです。
何らかの理由でステーブルコインの価格差が発生した場合、「ある取引所で安く買い、別の取引所で高く売る」という取引を行えば利益が生まれます。
利益は少なめだけど、比較的リスクの小さい取引手法だワン!
レンディング
レンディングとは、仮想通貨を貸し出して利回りを得る運用方法のことです。
DeFiや海外取引所で利用できる他、国内のサービスでもステーブルコインのレンディングが可能です。
日本企業の提供するレンディング
- GMOコイン
→DAI(年率1~3%) - HushHubレンディング
→USDC・DAI(年率3%) - BitLending
→USDT・USDC・DAI(年率10%)
※2023年3月上旬時点
レンディングの詳細は「仮想通貨レンディングとは?始め方やメリット・金利を比較!リスクはある?」を確認しよう。
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【一覧】人気のステーブルコイン4選
人気のステーブルコインが知りたいな!
時価総額ランキング上位のステーブルコインを紹介するワン!
USDT(Tether)
USDT(Tether/テザー)は米ドルに価格が連動した、法定通貨担保型のステーブルコインです。
2015年から発行を開始しており、ステーブルコインの中でも非常に時価総額が大きい銘柄です。
最も広く使われているステーブルコインですが、担保となる裏付け資産の透明性が指摘されることもあります。
USDTとは
- テザー社が運営する法定通貨担保型ステーブルコイン
- 多くの海外取引所で基軸通貨として利用されている
- テラUST暴落時にペッグが外れたが、価格を戻している
裏付け資産について、コマーシャルペーパーの比率の高さが問題視されていた時期があったんだ。
現在はコマーシャルペーパーを削除したと発表されているよ。
USDTの詳細は「テザー(USDT)とは?注意点・危険性や仮想通貨取引所での購入方法を解説」を参考にするワン!
USDC(USDCoin)
USDC(USDCoin)はUSDTと同じく、米ドルに連動した法定通貨担保型のステーブルコインです。
USDCとは
- サークル社が運営する法定通貨担保型ステーブルコイン
- 2018年に発行を開始し、シェアを拡大している
- DAIの担保にUSDCが採用され、DeFi上での活用が広まる
USDCとの違いとして、裏付け資産の構成が異なる点が挙げられるよ。
USDCは裏付け資産を現金と短期米国債のみに限定すると発表していて、透明性が高いと言われているんだ。
2023年3月にはシリコンバレー銀行破綻などが原因で、USDCの価格は0.97ドルまで一時乖離したワン!
BUSD(BinanceUSD)
BUSD(BinanceUSD)とは、海外取引所のバイナンスとPaxos社が共同開発するステーブルコインです。
2023年2月にSEC(米証券取引委員会)より指摘を受け、BUSDの発行停止が命じられています。
BUSDとは
- バイナンスが手掛ける法定通貨型の米ドルステーブルコイン
- SECは「BUSDが有価証券にあたる」と主張
- コインベースがBUSDの取引中止を発表
Paxos社はSECのBUSD有価証券主張に対して、訴訟を起こす用意があると発表しているよ。
今後の展望を注視しよう。
国の規制によって、利用者の多いステーブルコインに影響が出てしまうこともあるんだね。
DAI
DAIはイーサリアムなどを担保に発行されている、仮想通貨担保型の米ドルステーブルコインです。
非営利団体の「MakerDAO」が開発した通貨で、DAO(自律分散型組織)によって運営されています。
DAIとは
- Makerプロトコルで発行できるステーブルコイン
- ETH・BATなどの複数の仮想通貨が担保資産となる
- 価格の安定性を保つために仮想通貨メイカー(MKR)を用いられる
1万円相当のDAIを発行するには、1.5~2万円相当の仮想通貨を担保にする必要があるんだ。
DAIについて詳しくは「DAI(ダイ)とは?仕組み・将来性や日本で買える仮想通貨取引所を解説」を参考にするワン!
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日本円ステーブルコイン4選
日本円のステーブルコインも知りたいな!
円に連動している通貨を4つ紹介するワン!
JPYC
JPYCとは、日本円に価格が連動する日本円ステーブルコインです。
前払式支払手段(プリペイド)の仕組みを採用しており、累計発行額は15億円を超えています。
JPYCとは
JPYC公式サイトで購入手続きをすれば、MetaMaskにJPYCが送られてくる仕組みだよ。
取引所の口座がいらないから、未成年でも購入できるんだ。
GYEN
GYENとはアメリカの規制に準拠した日本円ステーブルコインです。
日本国内居住者は販売対象外となっているものの、すでに27億円以上のGYENが流通しています。
GYENとは
- 海外取引所のCoinbaseに上場されている日本円ステーブルコイン
- 発行元はGMOトラスト(GMOインターネットの連結会社)
- イーサリアム上で流通しており、ステラへのマルチチェーン展開も行われている
Binanceに上場した際、取引が殺到してペッグが外れる事件が起きたワン。
現在はBinanceでの取扱いは停止しているワン!
現在の法律上、日本の居住者は買えない通貨なんだね。
日本への逆輸入に期待したいな!
Progmat Coin(プログマコイン)
Progmat Coin(プログマコイン)は次世代プラットフォーム「Progmat」で開発される日本円ステーブルコインです。
3大メガバンクを含む巨大企業が多数参加しています。
Progmat Coinとは
- 三菱UFJ信託銀行・みずほ信託銀行・三井住友信託銀行・三井住友ファイナンシャルグループ・SBI PTSホールディングス・JPX総研・NTTデータの7社が参加
- ブロックチェーン「Corda(コルダ)」を基盤としたデジタル資産
- 将来的にはパーミッションレス型※に進出予定
※イーサリアムなど、誰でも許可なく参加できるブロックチェーンのこと
巨大企業が多数参加しているなら、日本で広く普及するかもしれないね!
DCJPY
DCJPYとは、日本円の価格と連動したデジタル通貨のことです。
日本の銀行・企業・自治体など100社以上が参加しており、実用化が進められています。
DCJPYとは
- 三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行・セブン銀行・NTTグループ・KDDIなど多数の企業が参加
- オブザーバーに金融庁・総務省・財務省・経済産業省・日本銀行が参加
- パーミッション型※のブロックチェーンが活用されている
※参加に管理者の許可が必要なブロックチェーン
国や企業が一丸となって、次世代のWeb3.0事業を推進しているんだね!
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金連動のステーブルコイン2選
ゴールドの価格に連動したステーブルコインも知りたいな。
金連動のステーブルコインを2つ紹介するワン!
PAXG(パックスゴールド)
PAXG(パックスゴールド)とは、Paxos社が開発する金連動ステーブルコインです。
レートがゴールドとほぼ連動しており、仮想通貨暴落のリスクヘッジとして注目されています。
PAXGとは
- ニューヨーク州のステーブルコイン発行企業Paxosが運営
- イーサリアムチェーン上に流通しており、DeFiなどで活用できる
- Binance・KuCoinなど、多数の海外取引所で取引されている
2019年に発行が始まっていて、知名度が高い金連動ステーブルコインだよ。
ジパングコイン
ジパングコインとは、国内初の「デジタルゴールド」を目指す仮想通貨のことです。
金価格と連動しており、1ZPGが金1グラムと同じ価値を持つように設計されています。
ジパングコインとは
- 三井物産の子会社が発行している
- Miyabiブロックチェーンを採用
- 国内取引所のビットフライヤーで購入可能
ジパングコインについては「ジパングコインの買い方・評判は?デメリットや将来性・チャート動向を解説」をチェックするワン!
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ステーブルコインの買い方・購入方法
ステーブルコインを買ってみたい!
購入方法が知りたいな。
DAI・ジパングコイン・USDTの買い方をそれぞれ解説するワン!
DAIの購入方法【日本の取引所で買える】
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ステーブルコインに関するQ&A
ステーブルコインのよくある質問集をチェックしておきたいな。
Q&Aを確認して、ステーブルコインへの疑問を解消するワン!
金融庁によるステーブルコインの規制とは?
金融庁は仮想通貨市場の法整備を進めており、アルゴリズム型(無担保型)ステーブルコインへの規制を強化する可能性を示唆しています。
また、米ドルステーブルコインなどの海外発行コインについて、国内流通の解禁が決定しました。
海外発行コインについては、発行元ではなく流通業者に資産保全が義務付けられているワン。
普及のハードルはかなり高そうだワン。
ステーブルコインの安全性は?
ステーブルコインは仮想通貨に比べて価格が安定しており、資産保全の観点から見ると安全性が高いと言えます。
ただし、銘柄によっては法定通貨との連動が外れてしまい、価値が失われる恐れもあります。
ステーブルコインの安全性を過信せず、万一の際には別の資産に換えられるように備えておきましょう。
人気ステーブルコインのUSTが暴落したように、何が起きるか分からないのが仮想通貨業界だよ。
最新のニュースはできるだけチェックしておこう。
ステーブルコインの取引に税金はかかる?
ステーブルコインと仮想通貨を交換した際など、ステーブルコインの取引にも税金は発生します。
損益計算を行う際は、課税対象となる取引の抜け・漏れに注意しましょう。
便利な損益計算ツールを知りたい人は「【確定申告】クリプタクトの評判はどう?使い方や料金を解説【DeFi対応】」をチェックするワン!
【まとめ】ステーブルコインとは?種類や仕組みを解説
ステーブルコインについて、よく理解できたよ!
今回はステーブルコインの仕組みや種類、人気のステーブルコインや購入方法を解説しました。
最後に、この記事の重要なポイントをまとめます。
- ステーブルコインとは価格が安定するように設計された通貨のこと
- USDT・USDC・DAIなどの米ドルステーブルコインが広く知られている
- DAIは国内取引所のGMOコインで購入できる
ステーブルコインを購入したい方には、DAIの取扱いがあるGMOコインへの口座開設をおすすめします。
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