いろはにマネー > NFT > 【図解】NFTとは?仕組みや始め方・買い方を初心者向けにわかりやすく解説 > NFTレンディングとは?デメリットや始め方・プラットフォームの使い方を解説
・NFTレンディングって何だろう?
・NFTレンディングができるサービスが知りたいな…
・NFTレンディングのやり方も知りたい。
このような悩みを解決します。
この記事の結論
仮想通貨を貸し出して利回りを得る「レンディング」が普及する一方で、NFTを使った「NFTレンディング」の開発も進んでいます。
保有中のNFTをうまく活用すれば、効率的な資産運用ができるかもしれません。
今回は、NFTレンディングの特徴やデメリット・始め方を分かりやすく解説します。
この記事を読めば、NFTレンディングを利用できるプラットフォームが分かるワン!
NFTレンディングとは?仕組みやメリットをわかりやすく解説
NFTレンディングとは、NFTを担保に仮想通貨を貸し借りできるサービスのことです。
仮想通貨取引所やDeFiで行われるレンディングは、仮想通貨を貸し借りするサービスが一般的です。
一方、NFT市場の拡大とともに、NFTを担保にできるサービスの開発も進んでいます。
NFTレンディングの主な特徴は以下の3つだワン!
NFTを担保に仮想通貨を借りられる
NFTレンディングを利用すれば、持っているNFTを担保に仮想通貨を借りられます。
NFTはブロックチェーンを活用して作られた「替えの効かないトークン(Non-Fungible Token)」で、仮想通貨に比べると流動性が低い(売買が成立しにくい)のが難点です。
貸し手側・借り手側の両方にメリットがあるNFTレンディングを使えば、持っている資産を有効活用できます。
NFTの売買・転売による値上がり益だけでなく、運用による収益化が狙えるようになったんだ。
仮想通貨の貸し手側は利息を得られる
NFTレンディングにおいて、仮想通貨を貸す側のユーザーは期間・コンテンツ等に応じた利回りを得られます。
分散型(非中央集権型)のプラットフォームであるため、銀行などの既存金融に比べて利回りが良いメリットがあります。
特別な資格がなくても、誰でも自由に利用できるワン!
貸し借りの条件を設定できる
NFTレンディングでは、貸し手・借り手となるユーザー間で貸し借りの条件を決められます。
自由度の高さからリスクがある一方で、うまく活用できれば効率的な資産運用につながります。
まだ新しい分野のサービスだから、ブロックチェーンやNFTに関する十分な知識をつけてから利用しよう。
NFTレンディングのデメリット・注意点
NFTレンディングの注意点も知っておきたいな。
NFTレンディングのデメリットは以下の通りだワン!
担保にしているNFTは売買できない
NFTを担保にして仮想通貨を借りた場合、ローンを完済するまではNFTを動かせなくなります。
NFTの急な価格変動に対応できない点に注意が必要です。
プラットフォームによっては、担保の評価額が下がると清算される仕組みもあるよ。
対象のNFTは限られている
NFTレンディングで担保にできるNFTは、ブルーチップNFT(優良銘柄のNFT)に限定されています。
資産価値の高いNFTを保有していない場合、借り手側ではNFTレンディングを利用できません。
X2Y2のレンディングに利用できるNFT(一例)
- Moonbirds
- Otherdeed for Otherside
- Art Blocks V1
- The Sandbox
- ENS: Ethereum Name Service
詐欺被害や大損のリスクに注意
NFTレンディングは分散型(非中央集権型)プラットフォームを利用するため、個々人がリテラシーを高めなければ大損する恐れがあります。
NFTレンディングの注意点
- NFTの適正価格を認識する
→適正価格を考慮せずに多額の仮想通貨を貸し出してしまうと、返済を受けられない可能性がある - 安易にオファーを受けない
→オファーに過剰な利息が設定されているケースがある - 詐欺対策を徹底する
→詐欺URLや秘密鍵の流出に注意
NFTは仮想通貨に比べ、適正価格を設定するのが難しい金融資産なんだ。
不安な人は仮想通貨レンディングから挑戦するのも手だワン。
「仮想通貨レンディングとは?始め方やおすすめの取引所・金利を比較!」をチェックするワン!
NFTレンディングができるプラットフォーム
NFTレンディングできるサービスが知りたいな。
ここからは、NFTレンディングできるプラットフォームを紹介するワン!
NFTfi
NFTfiは、NFTを担保にして仮想通貨を貸し借りできるプラットフォームです。
借り手側は持っているNFTを担保に、wETH※やDAIを借り入れできます。
一方、貸し手側は利回りが得られる他、借り手の返済が受けられなかった場合はNFTを取得できます。
※wETH…イーサリアム(ETH)と価格が連動するトークン。ETHをイーサリアムブロックチェーン上で利用するために用いられる
NFTfiはP2P型のレンディングプラットフォームだよ。
はじめに借り手が条件を設定して、貸し手からのオファーを承認すれば仮想通貨を借りられるんだ。
BendDAO
BendDAOはプールの仕組みをNFTレンディングに取り入れたプラットフォームです。
借り手はプール内にNFTを預け入れることで、NFTのフロア価格の最大30~40%にあたるイーサリアム(ETH)を即時借りられます。
借り手と貸し手が直接やり取りする手間を省いていて、すぐに仮想通貨を借りられるのが特徴だワン!
X2Y2
X2Y2は安い手数料設定が特徴的なNFTマーケットプレイスです。
NFTローンの仕組みが用意されており、保有中のNFTを担保にしてイーサリアム(ETH)を借りられます。
OpenSeaに迫る勢いでシェアを拡大しているNFTマーケットプレイスだよ。
日本語に対応していて、取引画面が見やすいんだ。
UnUniFi
UnUniFiはコスモスブロックチェーン上で開発されているNFTレンディングプラットフォームです。
国内取引所のコインチェックやWeb3.0事業を行うgumi Cryptos・MZ Web3 fundなどから資金調達を受けており、今後の拡大に期待が寄せられています。
日本人の木村優氏が創業したプロジェクトだワン!
NFTレンディングのやり方・始め方
NFTレンディングをやってみたい!始め方が知りたいな。
ここからは、人気プラットフォーム「X2Y2」を使ったNFTレンディングのやり方を紹介するワン!
NFTレンディングには仮想通貨が必要
NFTレンディングを行う際、多くのプラットフォームではイーサリアム(ETH)が用いられます。
まずは仮想通貨取引所でイーサリアムを購入し、仮想通貨ウォレットのMetaMaskに送金しましょう。
仮想通貨の買い方が不安な人は「仮想通貨(ビットコイン)の始め方・やり方まとめ」の記事をチェックするといいよ。
メタマスクの詳しい使い方は「メタマスク(MetaMask)とは?スマホ版・PC版の登録方法や使い方」をチェックするワン!
NFTレンディングで仮想通貨を貸し出す方法
X2Y2ではイーサリアムを貸し出して利息を得られます。
貸し出す方法は以下の通りです。
貸し手側の流れ
- NFT Loanのページより「貸す」を選択
- ローン金額・APR・期間・有効期限を設定
- 「オファー」を選択
マイページのウォレットを使えば、持っているETHを簡単にWETHにスワップ(交換)できるよ。
期限までに仮想通貨の返済が行われなかった場合、担保のNFTを取得できるワン!
NFTを担保に仮想通貨を借りる方法
X2Y2のホワイトリストに登録されているNFTコレクションを持っている場合、NFTを担保にして仮想通貨を借りられます。
借り手側の流れ
- NFT Loanのページより「借りる」を選択
- 借りたい金額・日数を入力して担保設定を行う
- 貸し手からのオファーが来たら内容を確認し、受諾するかを選択する
オファーを受け入れれば仮想通貨を借りられるワン。
期間内にローンを返済すれば、ウォレットにNFTが返ってくるワン!
NFTレンディングに関するQ&A
NFTレンディングについて、よくある質問集をチェックしておきたいな。
Q&Aを確認して、NFTレンディングの疑問を解消するワン!
NFTレンディングで仮想通貨が返済されないとどうなる?
仮想通貨を貸し付けた側は、期限までに返済が受けられなかった場合は担保のNFTを取得できます。
貸し手側でNFTレンディングを利用する際は、仮想通貨が返済されない可能性を考慮する必要があります。
利回りは得られるけど、リスクもある運用方法であることは覚えておこう。
NFTレンディングの手数料は?
プラットフォームによって手数料は異なりますが、仮想通貨の借り手側は手数料なしで利用できるケースが多く見られます。
NFTfiの手数料
- 借り手側:手数料0%
- 貸し手側:利息の5%をプラットフォームに支払う
ガス代も別途発生する点に注意するワン!
NFTレンディングの将来性は?
NFTレンディングを提供するプラットフォームは拡大を見せています。
今後、使いやすさや利回りなどに魅力あるサービスが登場すれば、NFTレンディングの普及が一層進む可能性があります。
NFTを金融分野で活用できるサービスとして、NFTレンディングの開発に期待が寄せられているよ。
NFTレンディングの注意点は?
NFTは1点物のトークンであり、適正な価格設定が難しい金融資産です。
NFT市場での適正価格を考慮せずに仮想通貨を貸し出してしまうと、返済を受けられずに損をする恐れがあります。
NFTレンディングを利用する際は、ブロックチェーンやNFTの知識を十分に身につけた上で、失っても良い余裕資金の範囲で行いましょう。
仮想通貨の危険性については、「ビットコイン投資のリスクとは?」を参考にするワン!
【まとめ】NFTレンディングとは
NFTレンディングについて、よく理解できたよ!
今回はNFTレンディングの特徴やデメリット・始め方を解説しました。
最後に、この記事の重要なポイントをまとめます。
- NFTレンディングはNFTを担保にして仮想通貨を借りられるサービス
- NFTfi・BendDAO・X2Y2などでNFTレンディングできる
- NFTレンディングを行う際はイーサリアムなどの仮想通貨が必要
イーサリアムを購入する取引所選びに悩む方には、初心者でも迷わずに利用できるコインチェックがおすすめです。
イーサリアムを準備して、NFTレンディング活用による利益拡大を目指しましょう!
取引所への無料登録は5分ほどで終わるから、サクッと登録しておくワン!
早ければ即日~翌日にイーサリアムを買えるワン!