毎週水曜日に更新する『仮想通貨の注目ニュース』では、いろはにマネー会員様に向けて仮想通貨市場の出来事をお伝えします。
今週は、仮想通貨担当ライターの南茂がお届けします。
ビットコイン現物ETF上場間近か
ビットコインの価格チャート
2023年下旬から続くビットコイン現物ETF上場への期待が高まっており、仮想通貨界隈ではビットコインETFの話題で持ちきりです。
米資産運用会社大手のブラックロックやビットワイズなど、各社がビットコインETFに課す手数料を発表し、すでにシェア獲得競争が始まっています。
ETF上場に向けた文書提出などが進んでおり、「10日承認か」「週内の承認が見込まれる」など様々な憶測が飛び交っています。
ETF承認で急騰すると考える投資家もいれば、すでに織り込み済みとして逆の値動きをすると考える投資家もいます。
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メルカリがビットコイン決済導入へ
フリマサービス「メルカリ」は、アプリ上の商品購入にビットコイン決済を実装する計画を発表しました。
メルカリでは売上金やポイントをビットコインに換えるサービスがすでに行われており、6月までにビットコイン決済も実装される見込みです。
メルカリは月間利用者数2,200万人を誇り、メルカリのビットコイン取引サービスもすでに利用者数100万人を超えています。
日本でのビットコインが普及するきっかけとして、メルカリが存在感を示していく可能性はあります。
ビットコインの新たな活用事例として、海外のメディアでも報じられています。
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北朝鮮のハッカー、最大7億ドルをハッキング
North Korean hackers stole USD 600 million in crypto in 2023, TRM Labs research shows. Read the story now: https://t.co/dyNmTcVzcP
— TRM Labs (@trmlabs) January 5, 2024
2023年に発生した仮想通貨のハッキング事件において、北朝鮮のハッカーが最大7億ドルの仮想通貨を盗んだ可能性があることが分かりました。
参考:TRM Labs
北朝鮮に関連したグループによる犯行は、2023年のハッキング被害額の約33%にのぼる模様です。
近年は取引所だけでなくDeFi(分散型金融)が狙われる事件が増えており、今後もサイバー犯罪による混乱が危惧されています。
仮想通貨は保管方法に注意が必要であり、過去には日本の取引所が数百億円規模のハッキングを受けたこともありました。
資産を保管する取引所やウォレットを分散させ、万が一のリスクに備えるようにしましょう。
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