毎週水曜日に更新する『仮想通貨の注目ニュース』では、いろはにマネー会員様に向けて、仮想通貨市場の出来事や筆者の投資体験談をお伝えします。
今週は、仮想通貨担当ライターの南茂がお届けします。
ビットコイン、年初価格216万円→600万円に到達
ビットコインの価格チャート
ビットコインは12月に入って600万円に到達し、年初価格216万円台から大きく上昇しています。
1BTC=40,000ドルを超えたのは1年半ぶりです。
マイクロストラテジー社のビットコイン買い増し(5億ドル超)や、ビットコイン現物ETFの承認に向けた動きなど、ビットコイン関連の明るいニュースが見られます。
イーサリアムも年始15万円台→33万円台を突破しており、仮想通貨相場の年末への動きに期待が寄せられています。
去年の11~12月頃は仮想通貨業界が非常に暗く、「どこまで下落するか」という雰囲気でした。
去年のことを思うと空気感が良いですが、市場に人が帰ってきたかというと、まだ熱気のようなものは薄い気もします。
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【110%?】仮想通貨の相続税に関するSNS投稿が話題に
仮想通貨の相続税について、国税庁の相談ダイヤルに電話して聞いてみました。
— びりある#全財産DeFi@𝐜𝐫𝐲𝐩𝐭𝐨𝐠𝐫𝐚𝐩𝐡𝐞𝐫 (@visvirial) December 1, 2023
結論から言うと、税率は110%で確定です。
仮想通貨の相続に関する税は110%になるので、相続放棄をするしかないhttps://t.co/SZZ1xzIrOj
X(Twitter)の仮想通貨界隈において、「仮想通貨の相続税は110%で確定」という発信がバズっています。
投稿者のびりある氏が国税庁の相談ダイアルにて問い合わせをしたところ、「仮想通貨を巨額の含み益を持ったまま亡くなった場合、相続人には約110%の税率が課せられることになり、相続をする仮想通貨の金額以上の税金が必要」という見解を伝えられられた模様です。
巨額な含み益を相続する場合、約55%の相続税+約55%の所得税(住民税を含む)=合計で110%の税金が発生する可能性があるとの情報に、仮想通貨ユーザーからは驚きの声が上がっています。
仮想通貨の税制は整備が追いついておらず、制度改正が待たれています。
ビットコインETFが承認された場合は、そちらにユーザーが流れる可能性もあるかもしれません。
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筆者の投資失敗談:SNSに影響を受けてトレードしてしまう
最後に、筆者の投資話を記して締めようと思います。
私の失敗を反面教師にしていただければ幸いです。
仮想通貨投資に興味を持ちだした初期の頃、Twitter(X)に影響を受けてトレードしてしまったことがあります。
「取りあえずフォロワーの多い仮想通貨関連の人を見て学ぼう」と思い、複数の仮想通貨インフルエンサーをフォローしたところ、「爆益が取れた」「事前に言った通りに暴落した」などのツイートが大量に視界に入るようになりました。
仮想通貨界隈はサロン誘導を目的とした発信者が多く、初心者ユーザーの集客を狙うインフルエンサーが散見されます。
タイムラインが盛り上がっていて「乗り遅れたくない」という気持ちから、天井で高値掴みをしてしまったこともあります。
また、危機感を煽る投稿に影響を受けて仮想通貨を手放してしまい、その後価格が上がっていったこともあります。
SNSの投稿に惑わされず、あくまでも相場の雰囲気をつかむためのツールとして利用することが大切だと痛感しました。
投資系の発信者の中でも、仮想通貨は特に買い煽りが多いように感じるため、これから始める方は注意してください。