アスターネットワークは、日本発のパブリックブロックチェーンを開発する仮想通貨プロジェクトです。
トヨタ・ソニー・博報堂・ドコモなどの大企業と提携しており、今後の将来性に期待が寄せられています。
今回は、アスターネットワーク(仮想通貨ASTR)の特徴や将来性・注意点、買い方を分かりやすく解説します。
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アスターネットワーク(仮想通貨ASTR)とは?
通貨名 | Astar Network(アスターネットワーク) |
---|---|
シンボル | ASTR |
現在価格 | 約7.3円 |
主な取引所 | GMOコイン・bitbank・ビットトレード |
時価総額 | 約380億円 時価総額ランキング:107位台 |
発行枚数 | 70億枚 |
ツイッター | https://twitter.com/AstarNetwork Twitterフォロワー数:35万人以上 |
公式HP | https://astar.network/ |
アスターネットワークとは、日本発の「パブリックブロックチェーン」を開発するプロジェクトです。
パブリックブロックチェーンとは、誰でも自由にネットワークに参加できるブロックチェーンのことだよ。
特定の管理者を持たず、透明性のある取引ができるんだ。
アスターネットワーク(仮想通貨ASTR)の特徴
アスターには、どんな特徴があるのかな?
アスターの特徴は以下の5つだワン!
ポルカドットに接続している
ポルカドットとは、異なるブロックチェーン同士をつなぐ「相互運用性」に特化した仮想通貨プロジェクトです。
ポルカドットは取引の処理を最適化するために「パラチェーン」という仕組みを採用しており、パラチェーンのスロット100個の枠のうちの1つにアスターネットワークが選ばれています。
パラチェーンはポルカドットにつながる独立したブロックチェーンで、ポルカドットの高いセキュリティを付与される特徴があります。
ポルカドットは時価総額ランキングで常に上位につけている仮想通貨だよ。
中央集権的な管理者がいない「web3.0」の実現を目指しているんだ。
ポルカドットの詳細は「【注目】仮想通貨ポルカドット(DOT)とは?特徴や将来性・今後の価格予想を解説」をご覧ください。
異なるブロックチェーン同士をつなぐ
アスターネットワークは様々なブロックチェーンとつながる「dAppハブ」を目指しています。
すでにイーサリアムとの接続が完了しており、今後はコスモスやアバランチなどの接続が想定されています。
アスター上ではイーサリアムと互換性のあるdApps(分散型のアプリ)や、ポルカドット基軸のdAppsが開発できるワン!
トヨタなど日本の大企業との事業展開を進める
アスターネットワークは日本の大企業との事業展開を進めており、トヨタ・SONY・ドコモなど様々な企業との関係性を深めています。
Astarと日本企業が関連する事業
- スターテイルラボ
→アスター創業者・渡辺創太氏がCEOを務めるWeb3.0テック企業。ソニー子会社と資本提携・約5億円を調達 - 博報堂キースリー
→アスターネットワークと博報堂が設立したWeb3.0事業プロデュース企業。トヨタ協賛でweb3ハッカソンを開催 - アスタージャパンラボ
→国内Web3.0事業者の交流・協業を促進するコンソーシアム。ソフトバンク・富士通・Googleクラウド・マイクロソフト・三菱UFJ信託銀行・セブン銀行・福岡市・渋谷区などが参加 - Web3 club
→電通グループが設立したWeb3領域の企業支援組織。渡辺創太氏がアドバイザーに就任
アスター創業者の渡辺氏は、自民党の河野太郎氏・平将明氏とのYoutube対談など様々な活動を行っているんだ。
なお、日本銀行のCBDC(中央銀行デジタル通貨)フォーラムのメンバーには、スターテイルラボが選出されているワン!
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EVMとWASMをサポート
アスターネットワークはポルカドットの中でも「EVMとWASMをサポート」している点に特色があります。
EVMとWASM
- EVM(イーサリアム仮想マシン)
→イーサリアムのスマートコントラクト(自動的に実行される契約)に関するプログラムのルールを提供 - WASM(WebAssembly)
→ウェブブラウザで動くプログラムのためのルール。WASMはJavaScriptよりもプログラムを高速で動かせる
ざっくり言うと、EVMはスマートコントラクトの実行に特化していて、WASMはウェブブラウザでの高速なプログラム実行に特化しているよ、
アスターは開発者によく利用されているツールやプログラミング言語をサポートしていて、開発への参入障壁を下げているワン!
独自のステーキングを採用
Astar Networkは「dAppsステーキング」という独自の仕組みを採用しています。
ステーキングとは
仮想通貨を保有することで利回りが得られる仕組みのこと
dAppsステーキングの報酬の一部は、開発者に配分される仕組みです。開発者がAstar Networkで開発を行う動機付けになるため、優れたdAppが生まれる可能性があります。
dAppの開発者は、プロジェクトが軌道に乗るまで収入を得られにくいという課題を抱えているんだ。
dAppsステーキングの安定収入があれば、大ヒットするdAppを目指してじっくりと開発が進められそうだね!
ステーキングについて詳しくは「ステーキングとは?仮想通貨で利回りを得られる仕組みやデメリット・やり方をわかりやすく解説」を見ると良いワン!
アスターを簡単にステーキングできる!GMOコインの詳細を見る
→こちらから
アスターネットワーク (仮想通貨ASTR) の価格推移
アスターの今までの値動きが知りたいな。
ここからは、アスターの価格推移をチャートで見ていくワン!
※価格は2023年10月の為替レートで計算しています。
仮想通貨アスター(ASTR)の全期間チャートを確認
仮想通貨アスター(ASTR)は2022年1月にローンチしました。
最高値は2022年4月につけた38円台です。
2022年5月に急落しましたが、2023年の初頭は上昇傾向を見せています。
仮想通貨相場全体が上昇すれば、アスターの価格も上がるかもしれないね。
ASTRの2022年までの値動き
アスターは2021年1月にGato.ioなどの海外取引所に上場しました。
マイクロソフトとの提携やコインベースからの資金調達の発表に加え、仮想通貨市場の好況も重なり、3月下旬から4月上旬にかけて2倍以上に高騰しています。
最高値となる38円台を記録した後、5月以降は下落に転じます。
金融市場全体の急落や、ステーブルコインの「UST」とTerraの崩壊によって、ビットコインを筆頭にあらゆる銘柄が下落しました。
アスターも市況の悪さに影響を受け、11月には5円台まで価格を下げています。
4月は15以上の新プロジェクトが発表されて、Astar Networkの拡大に期待が集まった時期だワン!
ASTRの2023年の価格動向
2023年の年初には、ASTRの価格上昇傾向が見られました。
仮想通貨市場が全体的に上昇を見せており、ASTRも1か月で3倍近く高騰しました。
AstarCEOの渡辺創太氏が「Startale Labs」を創設、Wasm対応の「Wasm VM」をローンチするなど、アスターネットワークのエコシステムは成長を続けています。
韓国の大手仮想通貨取引所「Upbit」への上場など、ASTRを売買できる取引所も増えてきており、今後のプロジェクト展開にも注目です。
アスターネットワークの最新ニュース
- 2023年9月:アスターネットワークとみずほ銀行が提携、熊本県の自治体DX事業に活用
- 2023年9月:ポリゴンと協業、「Astar zkEVM Powered by Polygon」を共同開発
- 2023年7月:JR九州が手掛ける「JR九州NFT」にアスターネットワークが採用される
10月上旬時点では7円台をつけているんだね!
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アスターネットワークの将来性・今後の価格予想
アスターには、今後の将来性はあるのかな?
価格予想と合わせて、アスターの将来性をチェックしてみるワン!
大企業や個人投資家から出資を受けている
Astar Networkは、多くの大企業やプロジェクトから出資を受けています。
- Polychainなどが主導する戦略ラウンド
→約2,200万ドルを調達 - コインベース
→アメリカ最大手の仮想通貨取引所から資金を調達 - マイクロソフト
→web3.0企業を支援 - コインチェック
→web3.0関連のスタートアップ企業を支援 - Amazon AWS
→Astar Networkの育成プログラムを拡張
アスターには個人投資家も多く出資していて、本田圭佑氏やギャビン・ウッド氏(ポルカドット創設者)が出資しているよ。
有名な企業や投資家が出資しているのは安心感があるね。
十分な資金があれば、プロジェクトの開発も順調に進みそうだよ!
日本のプロジェクトと提携している
Astar Networkは日本のプロジェクトと多数提携を結んでいます。
様々な分野で日本企業との提携を進めており、Astar Networkのさらなる拡大が見込まれています。
Astar Networkの渡辺創太CEOはweb3.0の普及活動に積極的で、自民党の議員と対談したYouTube動画もアップされているワン!
今後の価格は?アスターの将来価格を予想
2025年 | 2029年 | |
---|---|---|
Digital Coin Price | 0.22ドル | 0.45ドル |
Price Prediction | 0.17ドル | 0.80ドル |
海外の仮想通貨AI価格予想サイトによる、ASTRの価格予想は上記の通りです。
今後の価格上昇を見込んだ、ポジティブな予想が出ています。
2023年の年初に0.03ドル台だったアスターが、6年後には11~21倍に高騰する予想が出ているんだね!
アスターの今後の価格は、プロジェクトの成功だけでなく市場全体の動向に左右されるんだ。
AI価格予想はあくまでも参考程度にして、冷静に投資判断を行おう。
また、GMOコインが行った「2023年、一番価格上昇に期待している銘柄は」というアンケートによると、アスターがBTC・XRP・ETHに次いで4番目に価格上昇を期待されていることが分かります。
日本での注目度が高く、将来性に期待する投資家が多い銘柄の1つです。
日本発ブロックチェーンとして、日本での盛り上がりが期待される銘柄だワン!
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将来性あり?アスターネットワーク(仮想通貨ASTR)の活用事例
アスターネットワークの具体的な活用事例が知りたいな。
Astarのブロックチェーンが使われたプロジェクトを紹介するワン!
AstarFarm(アスターファーム)|カルビーとコラボしたGameFi
AstarFarm(アスターファーム)は仮想通貨ASTRをステーキングしつつ、畑で野菜の栽培や収穫を楽しむブロックチェーンゲームです。
カルビーとコラボしており、アスターファーム上でじゃかいもを収穫したユーザーにカルビーのポテトチップスが送付されるキャンペーンが実施されました。
運営元のCryptoGamesは、カルビーや博報堂とともに「NFTのおまけ付きポテトチップス」の販売を始めているよ。
PENTA(ペンタ)|Listen to Earnアプリ
PENTAは音楽を聴くだけで仮想通貨を稼げる「Listen to Earn」の分散型アプリです。
ヘッドホンNFTを購入し、音楽配信サービスと仮想通貨ウォレットを接続して音楽を聴けば、再生時間に応じたPENTAトークンが得られます。
PENTAの詳細は「PENTA(ペンタ)とは?音楽を聴いて仮想通貨を稼げるアプリの始め方・使い方や将来性を解説」を確認するワン!
HEALTHREE(ヘルスリー)|ヘルスケアNFTゲーム
HEALTHREE(ヘルスリー)はヘルスケアとブロックチェーン技術を結び付けた「Health to Earn」アプリです。
運動・睡眠・食事に関する活動を行うことで、ゲーム内トークンを稼げます。
2023年にα版がリリースされていて、現在も開発が行われているよ。
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100円から手軽に始められる!
口座開設申込から最短10分でビットコイン購入可能
仮想通貨Astar(ASTR)はどこで買う?【購入できる取引所】
アスターはどこで買えるのかな?
アスターネットワークは国内取引所のGMOコイン・bitbank・ビットトレードで買えるワン!
GMOコイン【2023年3月より取扱い開始】
取扱い暗号資産(26銘柄)の詳細(タップで開きます)
- BTC(ビットコイン)
- ETH(イーサリアム)
- XRP(リップル)
- ライトコイン(LTC)
- ビットコインキャッシュ(BCH)
- ステラルーメン(XLM)
- テゾス(XTZ)
- エンジンコイン(ENJ)
- ベーシックアテンショントークン(BAT)
- モナーコイン(MONA)
- ネム(XEM)
- クアンタム(QTUM)
- シンボル(XYM)
- エイダコイン(ADA)
- ポルカドット(DOT)
- コスモス(ATOM)
- メイカー(MKR)
- DAI
- チェーンリンク(LINK)
- FCRコイン
- ドージコイン(DOGE)
- ソラナ(SOL)
- アスターネットワーク(ASTR)
- ファイルコイン(FIL)
- チリーズ(CHZ)
- サンド(SAND)
アスターはオリコン顧客満足度調査No.1のGMOコインで購入できます。
手数料のほとんどが無料となっており、取引や送金にかかるコストを減らせます。
積立・レンディングなど、多彩なサービスで資産運用できるのも特徴です。
Astarのステーキングにも対応を開始しており、誰でも簡単にステーキング報酬をもらえます。
2つのアドレス形式(AstarとAstarEVM)に対応した、国内初の取引所だよ。
GMOコインについて詳しくは「GMOコインの評判はやばい?手数料・キャンペーンや買い方を解説」を確認するワン!
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bitbank(ビットバンク)【アスターを国内初上場】
取扱い仮想通貨(38銘柄)の詳細(クリックで開きます)
- ビットコイン(BTC)
- リップル(XRP)
- イーサリアム(ETH)
- ライトコイン(LTC)
- ビットコインキャッシュ(BCC)
- モナコイン(MONA)
- ステラルーメン(XLM)
- クアンタム(QTUM)
- ベーシックアテンショントークン(BAT)
- オーエムジー(OMG)
- シンボル(XYM)
- チェーンリンク(LINK)
- メイカー(MKR)
- ボバネットワーク(BOBA)
- エンジンコイン(ENJ)
- POL(ポリゴン)
- ポルカドット(DOT)
- ドージコイン(DOGE)
- エイダコイン(ADA)
- アスター(ASTR)
- アバランチ(AVAX)
- アクシーインフィニティ(AXS)
- フレア(FLR)
- ザ・サンドボックス(SAND)
- ガラ(GALA)
- チリーズ(CHZ)
- エイプコイン(APE)
- オアシス(Oasys/OAS)
- MANA(Decentraland)
- The Graph(GRT/ザ・グラフ)
- レンダートークン(RNDR)
- BNB(ビルドアンドビルド)
- アービトラム(ARB)
- オプティミズム(OP)
- ダイ(DAI)
- クレイトン(KLAY)
- イミュータブルエックス(IMX)
- MASK(マスクネットワーク)
アスターネットワークは国内取引所のbitbank(ビットバンク)で購入できます。
仮想通貨の取引量国内No.1※を誇り、高い流動性で快適なトレードが可能です。
※2021年4月末日時点、一般社団法人日本暗号資産取引業協会(JVCEA)統計データ調べ
Play to Earnの元祖「Axie Infinity」の仮想通貨AXSや、人気メタバース「THE Sandbox」の仮想通貨SANDなどのアルトコインが買える取引所です。
スマホアプリからアスターを板取引できる、使いやすい取引所だよ。
bitbankについて詳しくは「bitbank(ビットバンク)の口コミ・評判はどう?特徴・手数料・スプレッドを徹底比較!入金方法も解説」を参考にするワン!
\最短即日取引可能/
スマホで本格的なテクニカル分析も可能!
「スマホで本人確認」なら最短1日で取引開始できます。
BitTrade(ビットトレード)|取扱い銘柄数の多い取引所
BitTrade(ビットトレード)は国内でもトップクラスの取扱い銘柄数を扱う仮想通貨取引所です。
IOST・ジャスミーなど、多種多彩なアルトコインを取引できます。
BitTradeについては 「BitTrade(ビットトレード)の口コミ・評判は?手数料やキャンペーン情報を徹底解説」 の記事をチェックするワン!
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2円から始められる!万全のセキュリティ対策で安心です。
メールアドレス登録で簡単口座開設!
ビットトレードでは11/20~12/3まで「ジャパンオープンチェーントークン(JOC)」先行優先販売購入申し込みを実施中。
購入数量の20%分のJOC追加付与キャンペーンも実施中。 ※一般販売購入申し込みは12/4~12/17に実施。
【実際に買ってみた】 アスター(ASTR)の買い方・購入方法
アスターの購入方法を詳しく知りたいな。
bitbankを使って、実際にアスター(ASTR)を1万円分買ってみたワン。
買い方とあわせて紹介するワン!
アスター(ASTR)の買い方・購入方法
アスター(ASTR)は以下の手順で購入できます。
アスター(ASTR)の買い方
- 国内取引所で口座開設する(無料)
- 取引所の口座に日本円を入金する
- アスター(ASTR)を購入する
取引所への無料登録は5分程度で終わるから、サクッと登録しておくといいよ。
最短で即日~翌日には口座が開設されて、取引を始められるワン!
アスター(ASTR)を実際に買ってみた【10,000円分】
上記画像は実際にbitbankを利用し、アスターを約10,000円分購入*した際の画像です。
bitbankの取引所は0.0001ASTRから購入できるため、数十~数百円といったアスターの少額購入も問題なく行えます。
*いろはに投資編集部メンバーまたは担当ライター個人による投資実績
アスターを買ってみた感想
- 販売所形式だけでなく、取引所形式でも買えるのが良い
- 主要銘柄よりも流動性が低く、価格が動きやすいと感じた。仮想通貨投資の初心者には、ボラティリティ(値動きの幅)が小さいビットコインなどで取引に慣れた上での投資判断を推奨したい
- 暴落時・急騰時の取引は指値注文が通りにくい可能性があるので注意
板取引はちょっと難しそうだけど、販売所スプレッドのコストを避けられるのは嬉しいね。
手数料を抑えるためにも、少しずつ板取引に挑戦してみるよ!
板取引の詳細は「【仮想通貨】板取引の見方・やり方|板読み・手数料やアプリで板取引できる取引所を紹介」を確認するワン!
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仮想通貨アスター(ASTR)の投資リスク・注意点
アスターに投資するリスクも知っておきたいな。
仮想通貨ASTRへの投資リスク・注意点を解説するワン!
DeFiの市場シェア率は高くない
現在のアスターネットワークの主力DappsはDeFiプラットフォームですが、他のブロックチェーンとAstarのDeFiを比較すると、TVL(預かり資産)でかなりの差がついています。
2023年7月時点、Astarのシェア率は0.06%にとどまっています。
アスターは190種類のチェーンのうち、44位なんだね。
今後の拡大に期待したいな!
ちなみに、ポルカドットのパラチェーンで比較すると、AstarはMoonbeam・Parallel・Acalaに次いで4番目のTVLシェアとなっているよ。
他のパラチェーンとの立ち位置の違い
ポルカドットのパラチェーンで最もTVLが大きいMoonbeamは、イーサリアムとの強い互換性を持ち、イーサリアムの開発者がポルカドット上で簡単にDApps開発できる取り組みが行われています。
CurveやLidoなどの有名なイーサリアムプロジェクトはMoonbeamに構築され、Uniswapの導入も決まりました。
一方、アスターネットワークはイーサリアムのEVM互換とWASMをサポートしており、様々なプログラミング言語でのDApps開発ができる環境を整えています。
開発のしやすさに特色があるアスターネットワークにおいて、魅力あるDAppsが登場するかどうかに注目です。
開発者にとってメリットの大きいdAppステーキングが用意されているから、優秀な開発者やプロジェクトをアスターに誘致できるかもしれないね!
AstarはSONYなどの日本の大企業を、ポルカドット経済圏に呼び込む役割も期待されているワン!
dAppsステーキングは新プロジェクトが恩恵を受けにくい
開発者に報酬が還元されるDAppsステーキングは、初期プロジェクトがステーキング先に選ばれやすく、新規プロジェクトが恩恵を受けにくい側面があります。
特に「Arthswap」や「Starlay」はガバナンストークン上場時の混乱によって批判を集めたものの、現時点でもステーキング先として多く選ばれています。
アスターDEX「Arthswap」のARSW暴落
- ARSWはIDO価格0.5ドルで販売(後に補填され約0.1666ドル)
- 海外取引所への初上場時、公式からの事前アナウンスは0.25ドル
→上場価格は0.06ドル、翌日には0.01ドルに下落 - Arthswapで表示されていたAPRとはかけ離れたトークン価格となる
※ARSWは2023年7月時点では0.001ドル前後を推移
StarlayのIDO「LAY」の炎上
- Starlayの2度目のIDO(オークション形式)は入札が少なく、想定の10分の1程度の価格(約0.03ドル)となった
- オークション終了後、運営が大口投資家の入札受け入れを発表
→トークン価格が約2倍の0.059ドルに引き上げ - ルール外購入による大口投資家への優遇によって、オークション参加者のトークン配布量が半減し、入札者からの批判が殺到
→後に大口投資家の入札を認めないと発表
※LAYは2023年7月時点では0.001ドル前後を推移
Astarの名を冠したNFTがラグプル(資金を持ち逃げ)する事件も複数起きているから、Astarのプロジェクトだからと言って完全に信用するのは危険だよ。
暴落やトラブルが起こるのはAstarだけじゃないけど、Astarは新しいプロジェクトだからリスクは高めかもしれないね!
なお、新たに発表されたAstar2.0のスーパーノヴァ(超新星)アップデートでは、dAppステーキングのシステム再構築も言及されているワン!
ポルカドットの将来性は未知数
アスターはポルカドットのパラチェーンの1つですが、ポルカドットが今後どのように発展するかは未知数です。
ブロックチェーン業界は競争が非常に激しいため、ポルカドットの開発が遅れた場合はアスターの開発や運用にも影響が及ぶ可能性があります。
なお、ポルカドットのパラチェーン上位10チェーンのTVL(預かり資産)を合計すると約$140.68mとなり、他のブロックチェーンと比較して17位前後の規模だと考えられます。※2023年7月時点
ポルカドットではパラチェーンオークションの仕組みが見直されるなど、「Polkadot2.0」の取り組みが進められているよ。
値動きの大きさに伴う損失リスク
仮想通貨ASTRはビットコインなどの主要銘柄と比較すると、時価総額が小さくボラティリティ(価格の値動き)が高いアルトコインです。
高騰する可能性がある一方で下落幅も大きいため、投資タイミングによっては大損につながる恐れがあります。
時価総額の小さい銘柄への集中投資はリスクが高いため、投資予算のすべてをASTRに回すのは控えるのが望ましいです。
仮想通貨投資に慣れていない方には、ビットコインやイーサリアムなど時価総額の大きい銘柄に分散投資をした上で、アスター投資の検討をおすすめします。
2022年の高値でアスターを8万円分買っていた場合、2か月後には2万円以下になっている計算なんだね。
購入タイミングには気を付けた方が良さそうだよ。
仮想通貨は短期間での爆上げが注目されやすいけど、その一方で暴落が起きているのも忘れてはいけないよ。
分散投資について知りたい人は「【仮想通貨】ポートフォリオの作り方とは?おすすめの管理アプリ5選や取引所も紹介」をチェックするワン!
【筆者の独自見解】仮想通貨アスターは買い?他の銘柄と4項目を比較
結局のところ、仮想通貨アスターは買いなのかな?
取引量や騰落率などの観点を踏まえた上で、筆者の個人的な見解をお伝えします。
騰落率
騰落率とは、一定期間内にどれだけ値上がり・値下がりしたかを表す指標のことです。
BTC・ETH・ASTRを比較すると、ASTRは価格の変動が大きいことが分かります。
騰落率の比較(1か月ごと)
- BTC:+39.9% ~ -37.9%
- ETH:+57.7% ~ -45.1%
- ASTR:+52.4% ~ -61.3%
騰落率の比較(4半期ごと)
- BTC:+72.3% ~ -56.7%
- ETH:+52.4% ~ -67.6%
- ASTR:+63.9% ~ -74.5%
ASTRはリスクもあるけど、リターンも大きそうだね。
安い時期に買って、上昇したタイミングで売ればいいんじゃないの?
「安い」と思って買ったとしても、その後も下落が続く可能性もあるんだ。
価格チャートの右側がどうなるかは、熟練のトレーダーでも予想が難しいことを覚えておこう。
2022~2023年Q3の期間では、1か月ごとの上昇率が最も高かった記録はETH(2023年1月)、4半期ごとではBTC(2023年Q1)でした。
「ビットコインやイーサリアムの上昇率は小さい気がする」と考えている方は、アスターとのデータを比較してみると良いかもしれません。
取引量・アドレス数
取引量(24時間) | ホールディングアドレス数 | |
---|---|---|
ビットコイン(BTC) | 約1.2兆円 | 約4,900万 |
イーサリアム(ETH) | 約6,100億円 | 約2.4億 |
アスターネットワーク(ASTR) | 約8.5億円 | 約53万 |
仮想通貨ASTRはBTC・ETHに比べて取引量が小さく、価格変動が大きい特徴があります。
また、BTCやETHは世界各国の取引所で扱われており、新しい投資家が参入しやすい市場が形成されつつあります。
ホールディングアドレス数
- 特定の仮想通貨を保有しているウォレットアドレス数。CoinCarpを参考
- アドレス数が多いと市場での流動性が大きくなり、価格の安定性が高まりやすくなる
- アドレス数が少ない場合、一部の大口投資家の売却によって価格が大きく動く恐れがある
取引量が小さく、保有者が限られている銘柄は、大口の売買によって価格が左右されやすいんだ。
ちなみにビットコインの場合は、個人ウォレットによる1億円規模のBTCの移動が毎日のように起きているワン!
日本のWeb3.0市場ではアスターネットワークの話題が多く出ますが、世界的に見るとビットコイン・イーサリアムの規模感より大分小さいことを念頭に置く必要があります。
分散性
ノード数 | |
---|---|
ビットコイン | 16,800 |
イーサリアム | 7,262 |
アスターネットワーク | 179 (ポルカドット:1,969) |
ノードとは、ブロックチェーンネットワークの一部を形成するコンピューターやサーバーのことです。
ノードが多いほどネットワークが分散され、中央集権的な問題が発生しにくくなります。
アスターネットワークは比較的新しいプロジェクトであり、現時点でのノード数は少ないと言えます。
※アスターネットワークがパラチェーンとしてポルカドットに接続されている場合、ポルカドットのノード数に連動してアスターネットワークの分散性も向上する可能性がある(アスターネットワーク自体のノード数も必要)
ノード数が多いほどデータの改ざんが難しくなる上に、災害や紛争などの地理的なリスクも下がるんだ。
ちなみに、ソフトウェア開発プラットフォームの「GitHub」における各プロジェクトのStars(お気に入りに追加しているユーザー数)は、ビットコインが約7万・イーサリアムが約4万・アスターネットワークが約670だワン!
ロックアップとインフレ率
ETHとASTRはプロジェクトの初期段階に資金調達を行っており、初期投資家(投資ファンドなど)にトークンを配布しています。
初期投資家に配布されたトークンはロックアップ(一定期間は売却不可)が設けられており、徐々に市場に放出される仕組みです。
ロックアップ
- ETH:初期投資家や開発チームに割り当てられたトークンのロックアップは、すでに全て解除されている
- ASTR:今後数年間かけて段階的にロックアップが解除される。トークンの売り圧(売り注文の増加→価格下落の可能性)を考慮する必要がある
でも、ロックアップが解除されたとしても、初期投資家がガチホ(長期保有)することもあると思うけど…。
初期投資ラウンドでトークンを入手した投資家は、格安で仕入れているためロックアップ解除後にすぐに売却するケースもあります(例:ASTRのシリーズAラウンドは0.0125ドル)。
全ての投資家が一斉に売却するわけではありませんが、利益が出せるうちに売却し、他の有望な投資先に資産を回す戦略の投資家もいます。
また、インフレ率は市場に流通するトークンの量が増えると上昇します。
ASTRの場合はロックアップが解除されると循環供給量が増加し、インフレ率も上昇する可能性があります。
過去1年間のインフレ率
- BTC:1.75%
- ETH:-1.92%(バーン量が増えるとデフレ資産になる)
- ASTR:46.37%
coincodex参照(2023年9月30日調査)
インフレが急速に進むと通貨の価値が下がりやすくなり、価格にも影響を与えるケースがあるんだ。
アスターネットワークの運営元は、Astar2.0(超新星/スーパーノヴァ)でインフレ改善を掲げているワン!
【筆者の見解】仮想通貨アスターは買いなのか
個人的な見解ですが、ASTRに投資資金の大半を使うのはリスクが高いと思います。
値動きが非常に大きいため、投資に慣れていない人が十分な知識なしに購入するのはおすすめできません。
アスターネットワークは日本国内での知名度や活用事例は広がりつつありますが、世界的な規模で見ると、ビットコイン・イーサリアムに比べて知名度・活用事例ともに限定的と言えます。
「日本発の銘柄を応援したい」という理由で購入する場合でも、資金の一部を投入するに留め、リスクを分散することを推奨します。
筆者の見解
- BTC:安定性・長期的な上昇が期待される銘柄
- ETH:イーサリアムステーキングによる運用が可能。広い分野で活用されている
- ASTR:リスクをとってリターンを狙う投資家に向けた選択肢の1つ
大企業と多く提携している点は魅力だけど、取引量の少なさやインフレ率の高さなど、リスクがある点もおさえておこう。
購入するなら余剰資金(無くなっても生活に影響のないお金)の範囲で買うのを心掛ける必要があるね!
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アスターネットワーク(仮想通貨ASTR) に関するQ&A
アスターのよくある質問集をチェックしておきたいな。
Q&Aを確認して、アスター購入の参考にするといいワン!
アスターのNFTはどこで買える?
アスターネットワーク上のNFTは、「TofuNFT」で購入できます。
購入できるNFT(一例)
- AstarDegens
- AstarCats
- Astar Sign Witch
TofuNFTはマルチチェーン対応のNFTマーケットプライスだよ。
海外展開している日本発のNFTマーケットなんだ。
NFTの始め方については「【図解】NFTとは?特徴や将来性をわかりやすく初心者向けに解説!」をご覧ください。
アスター(ASTR)と株価は関係がある?
ティッカーシンボル(銘柄の略称)の「ASTR」は、アスターネットワークだけでなく「アストラ・スペース」という企業も用いています。
アストラ・スペースはアメリカのロケット打ち上げ企業で、アスターネットワークとは別のプロジェクトです。
アスターネットワークに投資したい場合は、株のASTRではなく、仮想通貨のASTRを購入しましょう。
うっかり間違えないように気をつけよう!
アスターでステーキングをする方法は?
アスターでステーキングするには、Astarネットワークに直接参加する他、GMOコインのステーキングサービスを使う方法があります。
- GMOコインのステーキング報酬
→ASTR:約3.0~3.8% - Astar Network上のステーキング
→dApp stakingの年利は約10%
※2023年7月時点
Astarネットワークに直接参加するには、暗号資産(仮想通貨)ウォレットやDAppsに関する知識が求められるワン。
初心者にはGMOコインのステーキングがおすすめだワン!
アスターネットワークの最新ニュースを確認する方法は?
アスターネットワークに関する最新ニュースは、以下のサイトからチェックできます。
アスターのニュースを確認できるサイト
ホワイトペーパーは「Astar Docs | Astar Docs」で確認できるワン!
仮想通貨ASTRの現在価格は日本円でいくら?
仮想通貨ASTRの価格情報
- ASTRの現在価格
→上記リアルタイムデータを参照 - ASTRの最高値
→約38円(2022年4月) - ASTRの最安値
→約5円(2022年11月)
※コインマーケットキャップ参考(データは2023年4月下旬時点)
ASTRが安い時期に、何枚か買っておくのも良いかもしれないね!
【まとめ】アスターネットワークの将来性・買い方
アスターについて、よく理解できたよ!
今回はアスターネットワークの特徴や今後の将来性、買い方について解説しました。
最後に、この記事の重要なポイントをまとめます。
- アスターネットワークは日本発のパブリックブロックチェーンを開発するプロジェクト
- 異なるブロックチェーン同士をつなぐシステムを構築している
- アスターはGMOコインやbitbankで購入できる
日本発の暗号資産(仮想通貨)アスターは、手数料の安さで人気のGMOコインで手軽に購入できます。
様々な銘柄をチェックして、暗号資産(仮想通貨)投資による値上がり益の獲得を目指しましょう!
取引所への無料登録は5分ほどで終わるから、サクッと登録しておくワン!
早ければ即日~翌日にはアスターを買えるワン!
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あわせて読みたい
【消費者庁・金融庁提供】暗号資産投資に関する注意喚起
- 消費者庁提供
→暗号資産にご注意ください 注意喚起 詐欺 詳細版 (caa.go.jp) - 金融庁提供
→無登録で暗号資産交換業を行う者の名称等について - 警察庁提供
→暗号資産(仮想通貨)に関するトラブルにご注意ください! - 国税庁
→仮想通貨の税務上の取扱い-現状と課題- - デジタル庁
→Web3.0 研究会報告書~Web3.0 の健全な発展に向けて~ - 経済産業省
→ブロックチェーンのイノベーションに対する価値とグローバルな視点で推進のための注力すべきこと - 日本銀行
→暗号資産(仮想通貨)とは何ですか?
- 国民生活センター
→暗号資産に関する消費者トラブル - 政府広報オンライン
→暗号資産の「必ずもうかる」に要注意!マッチングアプリやSNSをきっかけとしたトラブルが増加中 - 日本暗号資産取引業協会(JVCEA)
→暗号資産に関するトラブルにご注意ください!