楽天ペイとは？楽天カード・楽天Edyとの違い、一番お得なチャージ方法を利用ユーザーが解説

楽天が提供するQRコード決済である「楽天ペイ」。

ですが楽天カード・楽天Edyといった決済方法もあり、「ほかの決済との違いは？」「わざわざ使うメリットは？」という疑問もあるかと思います。

本記事では楽天ペイの使い方やほかの決済方法との違い、使うメリットについても解説します。

楽天ペイとは

楽天ペイは、スマホからQRコードを提示して支払う決済方法です。

「PayPay」など他社のQRコード決済と似ていますが、楽天カードと併用すればいつでも最大1.5倍還元にアップする特徴があります。

コード決済では通常0.5％程度しか貯まらないのが一般的で、還元率を上げるためには厳しい条件が設定されていることも。

その中で楽天ペイは、楽天カードと併用するだけで簡単に1.5％のポイントが貯まるため、楽天ポイントを貯めている人に最適です。

楽天カードをまだ持っていない人は、「【楽天カードの入会キャンペーン攻略】8,000ポイントもらえる時期・受け取る手順も解説」で、ポイントを大量に獲得して入会できますよ。

楽天Edyや楽天カードとの違い

楽天カード・楽天Edyと楽天ペイの違いは、以下の表をご覧ください。

種類	楽天ペイ	楽天カード	楽天Edy
決済方法	QRコード	クレジット	電子マネー
還元率	チャージ0.5％ 決済：1％	1％	チャージ0.5％ 決済：0.5％ （一部加盟店のみ1.5％）
使える店舗数	約500万か所	国内外の 国際ブランド対応店舗	約120万か所
スマホ決済	どのスマホでもOK	Apple Pay Google Pay	Google Pay

各種類の一番の違いは決済方法で、楽天ペイはスマホにQRコードを表示して支払うのに対し、楽天カードはクレジットカード、楽天Edyは非接触の電子マネーです。

楽天EdyはGoogle Pay対応端末または専用カードの購入が必要ですが、楽天ペイはスマホがあればどなたでもすぐに使い始められます。

楽天カード・楽天Edyは基本的に1％還元ですが、楽天ペイはほとんどの利用で最大の1.5％還元に。

ふだんのお買い物で1.5％還元はかなりお得なので、楽天ユーザーなら楽天ペイがおすすめです。

楽天ペイの使い方

楽天ペイは公式サイトからアプリをインストールし、楽天会員でログインすればすぐに使い始められます。

著者も実際に楽天ペイを利用しており、以下のようなホーム画面になります。

支払い方法はクレジットカードや楽天銀行などが利用できますが、後ほど解説する楽天カードからチャージする方法なら、最大1.5％のポイント還元を受けられます。

「お支払い元」の下の「ポイントを使う」にチェックを入れておけば、いつも貯めている楽天ポイントも支払いに利用可能。

アプリを起動すればホーム画面にQRコードが表示されるので、店員さんに提示して「楽天ペイで」と伝えれば支払いできますよ。

楽天ペイが使える店

楽天ペイが使える場所は全国に500万か所以上あり、主に以下の店舗で利用できます。

コンビニや大手ショッピングモールのほか、地元のスーパーや飲食店でも対応している場合があるので、立ち寄った店舗で使えないか確かめてみてください。

実店舗だけでなく、マクドナルドのモバイルオーダーなどネットでも利用できます。

さらに多くの対応店舗を知りたい人は、公式サイトの「楽天ペイ 使える店」で確認しましょう。

いつでも最大1.5％還元で使う手順

楽天ペイは普通に使うだけでは最大の1.5％還元は受けられません。

1.5％のポイント還元にするには、少しコツが必要です。

楽天ペイを1.5％還元で利用する手順は、以下のとおり。

①楽天カードから楽天キャッシュにチャージ

まず楽天カードから、楽天キャッシュにチャージします。

楽天キャッシュとは楽天専用のオンラインマネーで、楽天ペイアプリから以下の手順でチャージできます。

まず楽天ペイアプリの「楽天キャッシュ」をタップし、「チャージ」を選択します。

「チャージ方法」にお手持ちの楽天カードを設定し、チャージしたい残高を入力して「チャージする」をタップします。

楽天キャッシュの残高が増えれば、チャージは完了です。

チャージした金額の0.5％分のポイントが付与されます。

②楽天ペイの支払い元を楽天キャッシュに設定する

次に、楽天ペイの支払い元を楽天キャッシュに設定します。

設定方法は以下のとおり。

ホーム画面中央あたりの「お支払い元」をタップし、楽天キャッシュを選択、「設定する」をタップします。

「お支払い元」に楽天キャッシュと表示されたら完了です。

この設定で、楽天ペイの利用分がチャージした楽天キャッシュから支払われます。

楽天カードから楽天キャッシュにチャージで0.5％、楽天ペイを利用して1％還元されるため、合計の還元率は1.5％に。

ちなみに楽天キャッシュはコンビニATMなどからもチャージできますが、ポイント還元がなく手間もかかるため、楽天カード以外を使う意味はあまりないでしょう。

他社のクレカでも楽天ペイは使える

楽天ペイは楽天カードだけでなく、他社のクレジットカードも利用可能です。

使えるのはVisa・Mastercard・JCB・American Expressの4ブランドで、3Dセキュアに対応している必要があります。

他社クレカは楽天キャッシュのチャージができないため、楽天ペイの支払い元に設定して直接支払う形で利用します。

ただし他社クレカの場合、楽天ペイ利用分の1％還元は受けられないため注意してください。

設定したクレカの決済ポイントなら貯められるので、還元率が高いものを使うのがおすすめです。

還元率が高いクレカは、「ポイント還元率が高いクレジットカードランキング！おすすめの15種類を徹底比較」で探してみてくださいね。

楽天ペイを使うメリット

楽天ではいくつかの決済方法を提供していますが、楽天ペイを使うメリットは以下の4つが挙げられます。

還元率が高い

楽天ペイは、楽天カード→楽天キャッシュ→楽天ペイという手順を踏むことで、チャージと利用分のポイントを二重取りできます。

さらに加盟店で楽天ポイントカードを提示すれば、2～2.5％分のポイントを三重取り可能。

楽天ポイントカードは楽天ペイアプリからすぐ提示できるので、その都度持ち歩く手間もかかりませんよ。

ふだんのお買い物で最大2.5％貯まるのは、楽天ペイの最大のメリットと言えるでしょう。

キャンペーンが多い

楽天ペイは、キャンペーンを定期的に開催しています。

直近では、以下のようなキャンペーンを開催していました。

期間	過去のキャンペーン
2023年8/1～10/2	楽天カードもしくは楽天キャッシュでのコード・QR払いで最大20％還元
2023年9/1～10/2	2人に1人当たる、最大1,500％還元
2023年9/1～10/2	楽天ペイアプリ内の楽天ポイントカード限定！毎日だれでも楽天ポイント2倍
2023年9/1～10/2	楽天ペイにお友達・ご家族を招待して700ポイント
2023年9/1～10/2	【iPhone限定】はじめて楽天ペイにSuicaを連携すると100ポイント
2023年9/1～10/2	楽天ペイからSuicaにチャージすると還元ポイントが2倍！

毎月開催する定番のキャンペーンもあるので、アプリ内の「キャンペーン一覧」から確認してみてください。

期間限定ポイントが使える

楽天ペイはホーム画面の「ポイントを使う」にチェックを入れておくだけで、今貯めている楽天ポイントを利用できます。

通常ポイントだけでなく、期間限定ポイントも利用可能。

期限の短いものから自動的に使われるため、使い道に困りがちな期間限定ポイントの消化に最適です。

Suicaチャージや連携が可能

楽天ペイアプリは、Suicaカード・モバイルSuicaと連携できます。

連携しておけば、楽天ポイント（期間限定ポイントを除く）を使ってSuicaチャージや、登録している楽天カードからのチャージも可能。

モバイルSuicaに楽天カードから普通にチャージしてもポイント付与対象外ですが、楽天ペイアプリからチャージすることで、0.5％のポイント還元を受けられます。

ふだんの移動で電車を使う人や、Suicaでお買い物をする人は、楽天ペイからSuica連携がおすすめです。

なおiPhone・Android両方とも連携できますが、iPhone版に限ってはSuicaアプリが必須となるため注意しましょう。

楽天ペイの注意点

楽天ペイは還元率が高く、利便性にも優れていますが、以下の2点に注意してください。

ポイント付与対象外が増えた

楽天ペイを利用すると基本の1％ポイントが貯まりますが、ここ最近でポイント付与対象外が増えました。

主なポイント付与対象外店舗は、以下のとおり。

ポイント付与対象外の店舗で楽天ペイを使うと、1％の決済ポイントが付かず、0.5％のチャージポイントのみとなります。

よく使う店舗でポイントが貯まるか、事前に確認をおすすめします。

楽天カードに比べると対応店舗が少ない

楽天ペイは国内500万か所以上で利用できますが、楽天カードと比べると対応店舗は少なめです。

楽天カードは国際ブランド加盟店であれば使えるため、国内だけでなく海外でも幅広く対応しています。

ほとんどのコンビニやドラッグストアは楽天ペイに対応していますが、個人の店舗などでは使えない場合も多いです。

楽天ペイ非対応の店舗では楽天カードで支払うなど、うまく使い分けて効率良くポイントを貯めると良いでしょう。

楽天ペイにおすすめのクレジットカード

楽天ペイを使うなら、以下の3枚の楽天カードがおすすめです。

どれも楽天キャッシュにチャージした時の還元率は0.5％ですが、それぞれ機能が大きく異なります。

自分に合いそうなものを探してみましょう。

①楽天カード

年会費	永年無料
還元率	1％
ブランド	Visa/Mastercard/JCB/American Express
旅行保険	海外：最大2,000万円
公式サイト	https://www.rakuten-card.co.jp/

楽天カードは楽天のスタンダードなクレカです。

年会費無料で還元率が高く、100円（税込）利用ごとに1円分の楽天ポイントが貯まります。

Visa・Mastercardなど4つの国際ブランドに対応しており、どれを選んでも楽天キャッシュのチャージに利用可能。

楽天市場で5と0のつく日に使えば、最大5％のポイント還元も受けられます。

実際の評判を知りたい人は、「楽天カードは評判が悪い？やばい・やめたほうがいいと言われる理由やデメリットを徹底解説」も読んでみましょう。

②楽天ゴールドカード

年会費	2,200円（税込）
還元率	1％
ブランド	Visa/Mastercard/JCB
旅行保険	海外：最大2,000万円
公式サイト	https://www.rakuten-card.co.jp/

楽天ゴールドカードは、年会費2,200円（税込）で持てる格安のハイステータスカードです。

持ちやすい年会費ですが、空港ラウンジが年間2回無料、海外トラベルデスクが利用できるゴールド特典が付帯。

通常年会費550円（税込）の楽天ETCカードが無料で持てるため、高速道路を利用する人にもおすすめです。

お誕生月には、楽天市場・楽天ブックスのお買い物で＋1％のポイント加算も受けられますよ。

詳しくは、「楽天ゴールドカードのメリット・デメリットは？」も読んでみましょう。

③楽天プレミアムカード

年会費	11,000円（税込）
還元率	1％
ブランド	Visa/Mastercard/JCB/American Express
旅行保険	海外：最大5,000万円 国内：最大5,000万円
公式サイト	https://www.rakuten-card.co.jp/card/

楽天プレミアムカードは、楽天カードの最高峰と言われるクレカです。

楽天市場で使った場合の還元率が高く、一般の楽天カードで支払うよりも2％多くの楽天ポイントが、特典分としていつでも加算されます。

プレミアム特典が充実しており、国内外1,300ヵ所以上の空港ラウンジなどが利用できるプライオリティパスが付帯。

国内・海外旅行保険は一部自動で付帯するため、仕事や旅行で海外に行く人にもおすすめです。

詳細は、「楽天プレミアムカードのメリット10個がすごい！損益分岐点や切り替え方法を大公開」で解説しています。

楽天ペイに関するよくある質問

楽天ペイについて、よくある質問をまとめました。

楽天ペイの還元率は？

楽天ペイは100円（税込）利用につき1ポイント貯まるため、基本の還元率は1％です。

楽天キャッシュにチャージにして使うことで、さらに0.5％分の還元を受けられます。

楽天ペイは請求書払いできる？

楽天ペイは、自動車税や公共料金の請求書払いに対応しています。

利用できるのは楽天ポイントと楽天キャッシュで、他社クレカなどを登録した状態では請求書払いはできないため注意してください。

楽天ペイは請求書払いでポイントが貯まる？

楽天ペイの請求書払いは、残念ながら1％ポイント還元の対象外となります。

ですが、楽天カードから楽天キャッシュにチャージ分の0.5％還元は受けられます。

楽天ペイのチャージ方法は？

楽天ペイは、楽天専用マネー「楽天キャッシュ」にチャージした残高から、お買い物などで利用できます。

楽天キャッシュのチャージ方法は、楽天銀行やセブン銀行ATM、ラクマの売上金などがありますが、0.5％ポイント還元される楽天カードが一番おすすめです。

他社のクレカからチャージできる？

他社のクレカから楽天ペイの残高に直接チャージはできません。

ですが他社クレカを登録して、支払い元として利用することはできます。

【まとめ】楽天ペイは楽天ポイントユーザーにおすすめ

楽天ペイを最大1.5％還元で使う方法や、ほかの決済方法との違いも解説しました。

最後にこの記事の重要な点を3つにまとめます。

楽天ペイがあれば、ふだんのお買い物やSuica利用で効率良く楽天ポイントを貯められます。

楽天カードと併用が一番お得なので、まだ持っていない人は楽天カードも発行しておきましょう。