イオンカードで修行する方法8選！実際に50万円修行してゴールドカードになった方法を紹介

イオンカードの「修行」とは、イオンカードを年間50万円使ってゴールドカードへの昇格を目指すことです。

著者は実際に約7ヶ月かけてイオンカードで修行して、イオンゴールドカードを手に入れました。

本記事では、イオンカードで修行して上位のゴールドカードに切り替えた方法や、早く達成する裏ワザを紹介します。

電子マネーチャージが集計対象になるかについても詳しく調べたので、イオンカード修行の参考にしてください。

イオンカード修行前に知っておきたい注意点

対象のイオンカードを年間50万円使うと、上位の「イオンゴールドカード」に切り替えられます。

以前は年間100万円の利用が必要でしたが、現在では50万円に引き下げられて達成しやすくなりました。

達成ハードルはさほど高くないので気軽にイオンカード修行に挑めますが、始める前に把握しておくべき注意点が以下の2つです。

「気付かず始めたら、ムダな修行になっていた…」という悲劇を生まないためにも、それぞれ確認していきましょう。

1/11～翌年1/10までの利用分が集計される

イオンカードの修行では、1/11～翌年1/10の間の利用分が集計されます。

多くのクレカ修行は入会月から集計されますが、イオンカードは異なるので注意してください。

集計期間が変われば、それまで使っていた利用分は更新され、また最初からやり直しとなります。

年の途中でイオンカードに入会した人は、修行を始める時期をよく検討することをおすすめします。

一例として12月にイオンカードに入会した場合、1ヶ月間で50万使うのは大変なので、翌年の1/11を待ってから修行を開始したほうが良いでしょう。

修行できるイオンカードが限られている

全てのイオンカードで修行ができるわけでは無く、対象となる一部のみに限られます。

ゴールドカードに昇格できるイオンカードは、以下の6種類です。

修行したい人は、上記のイオンカードの中から好きなものを選んで発行しましょう。

また修行達成後に、イオンカードの種類やデザインを変えることはできません。

一例として、ミッキーマウスデザインのイオンゴールドカードセレクトが欲しい場合、「イオンカードセレクト（ミッキーマウスデザイン）」をあらかじめ発行する必要があります。

【修行できるカードを持ってない…】それなら2枚目を発行しよう！

ゴールドカードに昇格できるイオンカード以外を持っていた方は、追加でもう一枚昇格できるカードを発行しましょう。

イオンカードは異なる種類の券面を複数枚持ちできるため、今持っているカードを解約して昇格可のイオンカードに作り直さず両方持ち続けられます。

複数枚持ちできない組み合わせも一部存在するので、詳しくは「イオンカードは2枚持ちが正解！お得度MAXの最強コンボを大公開」を読んでみましょう。

実際にイオンカード修行した方法を公開！

著者も7ヶ月間かけてイオンカードの修行をして、イオンゴールドカードを手に入れました。

実際に50万円使った内訳は、大まかに以下のとおりです。

利用内容	1ヶ月目	2ヶ月目	3ヶ月目	4ヶ月目	5ヶ月目	6ヶ月目	7ヶ月目	合計
イオンで利用	20,000円	10,000円	10,000円	10,000円	20,000円	15,000円	10000円	95,000円
イオン以外で利用	15,000円	15,000円	15,000円	10,000円	20,000円	10,000円	–	85,000円
スマホ代	2,500円	2,500円	2,500円	2,500円	2,500円	2,500円	2,500円	17,500円
ガソリン代	–	–	3,000円	–	3,000円	–	–	6,000円
税金	–	10,000円	–	–	–	–	–	10,000円
au PAYチャージ	–	40,000円	50,000円	50,000円	50,000円	60,000円	10,000円	260,000円
車検	–	–	–	–	34,000円	–	–	34,000円
合計	37,500円	77,500円	80,500円	72,500円	129,500円	87,500円	22,500円	507,500円

著者の場合、メインで使ったのはau PAYチャージです。

毎月1万～6万円程度チャージして、クレジットカードが使えない店舗での決済や、公共料金の請求書の支払いに利用しました。

ほかにも車検代や家族の食費などを払っていたので、思いのほか早く達成できたと思います。

イオングループ店舗以外で使ってもほとんどが50万円の集計対象になるので、とても修行がしやすかったです。

場合によってはイオンカード修行中に50万円に近づくと、イオンウォレットアプリに「ゴールドカード招待まであといくら？」という表示が出るようです。

アプリで明細を確認しながら、イオンカード修行を進めてみてください。

イオンカードで修行する方法8選

イオンカードで生活費を集中して支払うと、年間50万円の条件を達成しやすくなります。

効率良くイオンカード修行する、具体的な方法は以下の8つです。

①イオングループでお買い物する

イオンカードをイオングループ店舗で使うと、食料品や日用品などの購入でいつでも1％のポイント還元などお得な特典を受けられます。

ふだんからイオングループを利用している方なら、どんどんイオンカードを使いましょう。

イオンのキャッシュレス決済である、電子マネーWAON・AEON Payへのクレジットチャージも50万円の集計対象です。

ただし電子マネーWAON・AEON Payにクレジットチャージした場合、ポイント付与は無く50万円のカウントのみとなります。

②イオングループ以外でお買い物する

イオンカードの修行は、イオングループ以外のお買い物も集計対象となります。

そのため生活に必要なものを購入する際は、全てイオンカードで支払うのがおすすめです。

ただしイオンカードは、イオン系列店以外で使うとポイント還元率が0.5％に半減してしまいます。

ポイント還元率を維持したまま修行したい人は、毎月10日の「AEONCARD Wポイントデー」に使えば、イオングループ以外でも2倍の1％分還元を受けられますよ。

③公共料金や通信費を支払う

公共料金や通信料のクレジット決済も、イオンカード修行の集計対象となります。

イオンカードで支払える公共料金・通信料の例は、以下のとおり。

ライフラインである電気・ガス・水道代、携帯代など、イオンカードで支払えるものはたくさんあります。

上記のほかにもクレジットで支払えるものがあれば、イオンカードに集中して支払いましょう。

④税金や保険料を支払う

一部の税金や保険料も、クレジットカード払いに対応していればイオンカードで支払えます。

クレジットカードで支払える税金・保険料の例は、以下のとおり。

なお税金をクレジットカードで支払うと、所定の手数料が発生します。

手数料を抑えたい場合、ミニストップに請求書を持っていき、イオンカードからチャージした電子マネーWAONで支払う方法もあります。

⑤ウェルスナビで投資する

ウエルスナビとは、AIを活用した全自動の投資・積立サービスです。

イオンカードと提携する「WealthNavi for AEON CARD」なら、WAON POINTを貯めながら積立投資ができます。

毎月の積立額は毎月1万円～5万円から設定可能で、積立分はイオンカード修行の集計対象となります。

WealthNavi for AEON CARDを初めて利用する人は、口座開設後の初回入金が必要です。

ウエルスナビを実際に運用した結果については、「ウェルスナビの実績は？運用4年目の私が成績を毎月更新」を読んでみてくださいね。

⑥Amazonギフト券にチャージする

イオンカードで特に買うものがない人は、Amazonギフト券にチャージする方法もあります。

Amazonギフト券なら10年間も有効期限があるので、イオンカード修行を終えた後、ゆっくりと好きなものを購入できますよ。

チャージしたアマゾンギフト券は、「ふるなび」を利用したふるさと納税や、国税の支払いにも利用可能です。

早く修行を終えたい時や、修行の集計期間までに50万円使い切れそうもない場合、Amazonギフト券にチャージして素早く消化すると良いでしょう。

⑦au PAYにチャージする

イオンカードは、毎月5万円までau PAYにチャージできます。

au PAYチャージ分もイオンカード修行の集計対象となり、チャージ金額に対してWAON POINTも付与されます。

ただしau PAYにチャージできるのは、Mastercardブランドのイオンカードのみなので注意してください。

例外として、au・UQモバイルをお使いの人に限っては、auかんたん決済を利用して毎月最大8万円までチャージできます。

auかんたん決済を利用する場合、国際ブランドを問わず、Visa・Mastercard・JCBの全てのイオンカードでチャージ可能です。

⑧【裏ワザ】au PAYからnanacoにチャージする

Apple Pay対応のiPhoneをお持ちの方は、au PAYからさらにApple Payのnanacoにチャージ可能です。

Apple Pay nanacoがあれば、以下のような使い道ができます。

Apple Pay nanacoはセブンイレブンで請求書払いや、各種ギフトカードの購入に使えます。

イオンカードからチャージしたApple Pay nanacoで楽天ギフトカードを購入すれば、楽天証券の積立投資にも利用可能。

イオンカード修行しながら楽天証券で積立投資して、さらに楽天ポイント・WAON POINTも貯められるのです。

au PAYからApple Pay nanacoにチャージする具体的な手順は、以下のとおり。

Apple Pay nanacoは、iPhone 8またはiPhone SE(第2世代)以降で、iOS 15以上の端末で利用可能です。

手順②のau PAYプリペイドカードは発行時に600円（税込）の手数料がかかりますが、カードを半年間で5万円利用すれば、au PAY残高に手数料分がキャッシュバックされます。

最初に少し手間がかかりますが、設定しておけばいつでも簡単にチャージできるので、ぜひ裏ワザを使ってみてください。

修行してイオンゴールドカードになるメリット

イオンカードの修行をしてゴールドカードになると、以下のメリットを受けられます。

海外旅行保険が付帯する

イオンゴールドカードは補償がグレードアップし、国内・海外旅行の保険が付帯します。

補償内容を、一般カードであるイオンカード（WAON一体型）と付帯した表は以下のとおり。

補償内容	イオンゴールドカード	イオンカード （WAON一体型）
海外旅行保険	最大5,000万円	なし
国内旅行保険	最大3,000万円	なし
ショッピング保険	年間300万円	年間50万円

イオンカードは旅行保険が付いていませんが、イオンゴールドカードなら海外旅行で最大5,000万円、国内旅行なら最大3,000万円の補償を受けられます。

旅行に行く予定がある人は、イオンゴールドカードを保有しておくと良いでしょう。

イオンのお買い物がさらにお得になる

イオンゴールドカードになると、お買い物の特典がイオンカードよりも豪華になります。

ゴールドカードだけの特典は、主に以下のとおり。

イオンゴールドカードがあれば、イオンモール内にある専門店で毎月20日・30日に5％引きでお買い物できます。

イオンカードの場合20日・30日は食料品・衣料品・暮らしの品が5％引きですが、イオンゴールドカードなら専門店も5％引きの対象です。

なおイオンモール専門店の中でも、一部対象外店舗もあるので注意しましょう。

そのほかにもイオンのネットショッピングや旅行の予約などで、ゴールドカードだけの特別な特典を受けられます。

国内6か所の空港ラウンジが無料

イオンゴールドカードを持っていると、国内6か所の空港ラウンジを無料で利用できます。

利用できる具体的な空港は、以下のとおり。

ラウンジ内ではゆったりしたソファーが置かれており、飲み物など自由に飲むことができます。

同伴者は有料ですが、家族カードを発行すれば同行する家族も無料でラウンジに入店可能です。

修行以外でイオンゴールドカードを手に入れる方法

イオンゴールドカードは修行する以外にも、イオン銀行で住宅ローンを組んで発行する方法もあります。

住宅ローンで発行する「イオンセレクトクラブカード」は、通常のイオンゴールドカードと異なり、ローン完済までイオングループのお買い物がいつでも5％引きとなります。

イオンセレクトクラブカードを発行する条件は、以下の3つです。

通常のイオンゴールドカードよりもお得なので、住宅ローンを組む予定がある人はイオン銀行を検討してみましょう。

ただ住宅ローンを組む人は限られるので、多くの人はイオンカード修行をしてゴールドカードを手に入れるほうが簡単です。

イオンカードの修行に関するよくある質問

最後に、イオンカードの修行に関するよくある質問を紹介します。

年間50万円の集計対象について詳しく調べたので、ぜひ読んでみてください。

WAONチャージは50万円の集計対象になる？

イオンカードから電子マネーWAONへのクレジットチャージは、50万円の集計対象となります。

ただしチャージ分のWAON POINTは付与されません。

イオンカードセレクトに限っては、チャージ分はイオン銀行口座から引き落とされるので、50万円の集計対象になりません。

Kyashチャージは50万円の集計対象になる？

イオンカードからKyashへのクレジットチャージは、50万円の集計対象となります。

WAON POINTの付与対象で、10日にチャージすれば2倍の1％還元を受けられます。

モバイルSuicaチャージは50万円の集計対象になる？

イオンカードからモバイルSuicaへのクレジットチャージは、50万円の集計対象となります。

WAON POINTの付与対象ですが、通常の半分の0.25％分しか貯まりません。

FamiPayチャージは50万円の集計対象になる？

イオンカードからFamiPayへのクレジットチャージは、50万円の集計対象となります。

ただしチャージできるのは、JCBブランドのイオンカードのみです。

WAON POINTの付与対象で、10日にチャージすれば2倍の1％還元を受けられます。

50万円の集計対象外になる場合はある？

イオンカード修行の集計対象外になる場合はあるのか問い合わせたところ、ショッピング利用は全て対象とのことでした。

電子マネーチャージを含め、ショッピング利用として処理されたものは全て集計され、年間50万円に達すれば一定の審査の上でゴールドカードを発行するそうです。

基本的に、イオンカード修行の集計対象外となる利用はほぼ無いと考えて良いでしょう。

50万使ってなくてもいきなりゴールドになる？

年間50万円使っていなくても、利用期間や状況によっていきなりゴールドカードに昇格する場合があります。

著者の母はイオンカードを20年近く使っていたところ、年間50万円も使わないのに、ある日いきなりイオンゴールドカードが送られてきました。

ですがイオンゴールドカードがいきなり送られてくる条件は非公開なので、年間50万円使う方が確実です。

ゴールドカードになるとカード番号は変わる？

イオンゴールドカードに切り替えても、カード番号やセキュリティコードは変わりません。

公共料金等の引き落としに設定している人も、手続き不要で今までどおり使い続けられます。

ただしカードの切り替えによって有効期限が変わった場合、引き落とし先で変更手続きが必要です。

イオンゴールドカードから降格されることはある？

イオンゴールドカードから通常のイオンカードに降格することはあるのか調べたところ、「降格した」という口コミは見つかりませんでした。

著者はイオンゴールドカードを毎月数千円くらいしか使っていませんが、今のところ降格していません。

ただ年会費無料クレカなので、長期間全く使わないと更新が停止されることは十分に考えられます。

イオンカードで修行してゴールドに昇格しよう

イオンカードの修行について解説しました。

最後にこの記事の重要な点を3つにまとめます。

イオンカード修行では、イオングループ以外のお買い物や電子マネーチャージも、ほぼ全ての利用が50万円の集計対象となります。

短期間でサクッと終わらせたい人は、au PAYやAmazonギフト券にチャージするのもおすすめです。

修行できるイオンカードをまだ持っていない人は、この機会にぜひ発行して、ゴールドカードへの昇格を目指してくださいね。