このようなお悩みを解決します。
この記事の結論
- 在学中は年会費が無料で学生ならではの特典も充実しているため、発行条件を満たす人にはおすすめ
- 特によく旅行に行く人は、効率良くマイルを貯められるからおすすめ
- JCBは海外だと使えない地域があるため、国外での利用がメインの場合は他ブランドの方がおすすめ
日系航空会社のANA(全日空)は、「ANA JCBカード(学生用)」という学生専用のクレジットカードがあります。
近年ではマイル修行といった、お得に飛行機旅行をする話も耳にするため、まずはANAカードを作ってみたいと感じるかもしれません。
でもクレカ発行って少しハードルが高いし、学生の私がANAカードを作って大丈夫なの?
実のところANA JCBカード(学生用)は年会費タダで発行でき、社会人にはない学生だけの特典も充実した魅力的なクレカです。
この記事ではANAカードを学生時代から保有していた私が、ANA JCBカード(学生用)の特徴や卒業時の気になる対応まで解説していきます。
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初めてのANAカードなら年会費が安い一般カード(新規入会でもれなく1,000マイル)がおすすめです。
記事の信頼性|実際のANAカード会員が執筆しています
編集部メンバーの私はANA上級会員の証拠である、スーパーフライヤーズカード(SFCカード)を保有中。
大学時代から学生用のANAカードを発行しており、通算5年以上も利用しています。
旅行好きの私は、大学2年生でANAカードを発行しました。
学生カードは還元率も高く、卒業旅行はマイルだけでヨーロッパに行けました。
実際に航空会社の上級会員資格を保持している、私だからこそ語れる口コミ・評判を公開します。
ANA JCBカード(学生用)がおすすめな理由
ANA JCBカード(学生用)は、18歳以上の学生(大学・短大・専門学校・工業高専4、5年生・大学院生)が申し込めるカードです。
旅行好きな学生はぜひ発行してほしいクレカでして、おすすめポイントは以下の通り。
それぞれの項目について、詳しく見ていきましょう。
在学期間中は年会費無料
ANA JCBカード(学生用)は、在学中の年会費が無料となっています。
ANA JCB一般カードの場合、2,200円の年会費がかかるよ!
社会人と比べても収入の少ない学生にとって、年間費がかからないカードは必須条件という人も多いはず。
通常2,200円のカードを無料で利用できるのはお得ですね。
移行手数料無料でポイントをマイルに交換可能
買い物で得た様々なポイントを、移行手数料なしでマイルに移行することができます。
マイルへの換算率は1%(1000円で10マイル獲得)です。
実はこれ、非常にお得な制度になっています。
ANA JCBカード(一般用)では、マイルへの換算率は手数料なしの場合0.5%(1000円で5マイル獲得)です。
1%の換算率となる10マイルコースに変更したい場合は、年間5,500円支払う必要があります。
学生はこの5,500円を払わなくて良いなんて、とっても嬉しい学割だね!
毎年1,000マイルプレゼント
ANAカードへの新規入会時、毎年の継続時にそれぞれ1,000マイルがもらえます。
1マイル=1円相当として利用できるので、実質毎年1,000円プレゼントされるということ。
クレカだって年会費無料なのに、マイルも毎年もらえるなんてお得だね!
実際に保有していた私としても、年会費無料でマイルがもらえるため、卒業まで継続して損はないと思います。
ANAのフライト利用でマイルをお得にゲット
ANA JCBカード(学生用)でフライトの支払いをすることで、マイルの10%がボーナスとして加算されます。
年会費無料なのにマイルをボーナスしてくれるなんて、とってもお得!
さらに、『スマートU25』の利用時には、一般カードと比べて2倍のマイルをゲットできます。
『スマートU25』とは、搭乗当日のみ購入できる格安航空券のサービスです。
2倍になるって、どういうこと?
格安航空券が買える『スマートU25』では、マイル積算率は50%となっています。
安い代わりに、通常よりもマイル積算率が低くなっているんだね…
ですが、ANA JCBカード(学生用)ならこのマイル積算率がなんと2倍の100%です。
元々25歳以下の人しか買えない格安航空券で、さらにお得にマイルを貯めることができます。
『スマートU25』を使って、学生のうちにたくさん旅行したい!
『スマートU25』の詳細について次にまとめてみました。
対象者 | 12歳以上25歳以下 |
事前ネット予約 | × |
当日ネット予約 | ○ |
対応路線 | 国内線のみ |
購入期限 | 出発20分前 |
会員登録 | 必要 |
当日は空港内で航空券を購入することもできるよ!
国内・海外に行く時に安心できる保険
ANA JCBカード(学生用)には、国内外で使える保険が自動付帯されています。
保証金額は海外旅行損害保険で最高1,000万円と、万一の事態でも安心できる金額です。
具体的な保険の種類を確認してみましょう。
- 旅行傷害保険(死亡・後遺障害の場合):海外のみ、最高1,000万円
- 国内航空傷害保険:最高1,000万円
- ショッピングガード保険:海外のみ、最高100万円
年会費無料の学生カードにも色々な保険が自動で付くなんてありがたい!
ほとんどのクレカでは、そのカードを使って旅行代金を事前に支払っているなど、「利用付帯」であるのが基本。
ANA JCBカード(学生用)は決済に利用していなくても、持っているだけで保険適用になるため使い勝手が非常に高いです。
卒業時に2,000マイルプレゼント
卒業時にANA JCBカード(学生用)からANA JCBカード(一般用)へ移行することで、2,000マイルを貰うことができます。
卒業時は、2倍のマイルがもらえるってことだね!
学生だけの特権ですので、卒業時のマイル獲得のためにもぜひ、入会しておきましょう。
ANA JCBカード(学生用)は卒業後どうなる?変化を比較
ANA JCBカード(学生用)のメリットは分かっても、卒業後はどうなるのでしょうか。
もちろん、卒業とともに解約することは可能です。
でも社会人になってからANAを利用する機会もあるし、保有し続けたい場合はどうなるの?
ANA JCBカード(学生用)を解約しなければ、自動的にANA JCBカード(一般用)が自宅に送付され、新たなカードで利用し続けられます。
ここからは、学生カードと一般カードのサービスを比較していきましょう。
学生カードと一般カードのサービスを比較
学生カードと一般カードの違いとしては、主に以下のような点が挙げられます。
項目 | ANA JCBカード(学生用) | ANA JCBカード(一般用) |
---|---|---|
年会費 | 在学中無料 | 2,200円(税込) ※初年度無料 |
ポイント還元率 | 0.5〜1% | 0.5〜1% |
マイル移行手数料 | 無料(10マイルコース)※ | 無料(5マイルコース)※ 年間5,500円(10マイルコース) |
ボーナスマイル | 搭乗:10% ※『スマートU25』の利用でボーナス2倍 更新:1,000マイル | 搭乗:10% 更新:1,000マイル |
保険 | 海外旅行傷害保険:最高1,000万 国内航空傷害保険:最高1,000万 | 海外旅行傷害保険:最高1,000万 国内航空傷害保険:最高1,000万 |
Apple Pay Google Pay | 設定可能 | 設定可能 |
5マイルコースは1000円で5マイル
ANA公式サイトより
年会費の存在を除き、両者に大きなサービスの違いはありません。
学生カードから一般カードになるにあたり、マイナスの変化をまとめると以下の2つ。
- 『スマートU25』利用時のマイル積算率が100%から50%に半減してしまう
- 10マイルコースにするためには年間5,500円払う必要がある
しかし、年間2,200+5,500円=7,700円の出費なら、学生より収入の増える社会人になれば特段大きな負担とはならないでしょう。
学生の間カードを使ってみて、気に入ったら継続してみよう!
学生カードを保有していた方であれば、ANA一般カードへの切り替え変更もスムーズです。
社会人になったタイミングからカード審査に手こずることなく、スムーズにクレカ利用できるのは便利ですよ。
卒業後はどのANAカードがおすすめ?
また、卒業後はANA JCBカード(一般用)だけではなく、その他の色々な種類のANAカードを検討するのがおすすめです。
交通系カードと一体になったANAカードや、よりマイル還元率の高いゴールドカードなど、自分のライフスタイルに合わせたカードを選べます。
それなら、ANA JCBカード(一般用)に切り替えない方がいいの?
まずは自動的に切り替えられる、ANA JCBカード(一般用)を持っておいて全く問題ありません。
社会人になった忙しいタイミングでカード選びに時間をかけるのはもったいないので、余裕ができた段階で他のカードへの切り替えも検討してみましょう。
具体的に社会人で発行できるANAカードの種類を知りたい方は、以下の記事に一覧でまとめました。
まだANA JCBカード(学生用)を持っていない人でも、この記事を読めばANAカードの魅力を発見できますよ。
ANAカードを徹底比較!
ANA JCBカード(学生用)のマイルはどう貯める?何ができる?
マイルとは
そもそもマイルって何?
基本的には、「マイル=ポイント」です。
普段クレジットカードやキャッシュレス決済で買い物をした際にもらえるポイント。
あなたも貯めたポイントを、買い物のときに使ったり商品やサービスと交換したりして活用した経験があるでしょう。
マイルも同じです。
貯めたマイルを、様々なことに役立てることができます。
マイルの貯め方
マイルの貯まり方には、主に次のようなものがあります。
- フライトの飛行距離に応じた付与
- 航空券の運賃に応じた付与
- 買い物の金額に応じた付与
「マイルは飛行機を使わない人には意味がない」という印象を持っている方もいるのではないでしょうか。
たしかに、フライトの利用がマイルを貯める上で重要です。
ですが、ANAはフライトに囚われない、活用しやすいマイルの仕組みづくりに力を入れています。
ふるさと納税でもマイルを貯められるワン!
こちらの記事を読んで、マイルのお得な貯め方について確認してみましょう。
ANAマイルのお得な貯め方を知りたい人必見!
え、こんな貯め方あったんだ!僕でもたくさん増やせるかも…!
国内旅行・海外旅行でマイルはどれくらい貯まる?
ところで、実際にフライトでどれくらいのマイルを貯めることができるのか、気になりますよね。
今回は、東京発の以下の4地点に旅行すると仮定し、シミュレーションしてみたいと思います。
- 東京ー札幌
- 東京ー那覇
- 東京ー台北(台湾)
- 東京ーバンコク(タイ)
区間 | 基本マイル(100%) | ボーナスマイル(10%) | 合計マイル |
---|---|---|---|
東京ー札幌 | 510 | 51 | 561 |
東京ー那覇 | 984 | 98 | 1,082 |
東京ー台北 | 1,330 | 133 | 1,463 |
東京ーバンコク | 2,869 | 287 | 3,156 |
合計マイル | 5,693 | 569 | 6,262 |
4回のフライトで片道6,000マイル以上、往復だと12,000マイル以上も貯まりました。
10,000マイル以上あると、何ができるのかな?
10,000マイル貯まると、ANA国内線特典航空券を往復で購入することができます。
- ANA国内線特典航空券1区間(片道):5,000マイル〜予約可
- ANA国内線特典航空券2区間(往復):10,000マイル〜予約可
例えば、10,000マイルで東京ー大阪間の往復航空券と交換が可能です。
通常、東京から大阪までANA便に往復搭乗する場合だと2万6,000円程度かかるため、マイルを使えば実質「1マイル=2.6円」の価値に。
特典航空券の購入にマイルを利用することで、他の使い方をするよりも1マイルあたりの価値を高められます。
12,000マイルあれば、時期によっては韓国ソウルの往復航空券とも交換できるワン!
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ANA JCBカード(学生用)の注意点
ここからは、ANA JCBカード(学生用)の発行にあたって注意するべき点をいくつか紹介します。
JCBが使えない国・地域がある
非常に便利なJCBカードですが、一部の国・地域では使えない場合があります。
結論から言うと、欧米ではほとんど使えないのが現状です。
それでは、JCBカードを使える国・使えない国を整理してみましょう。
こちらは、JCBカードを使える主な国です。
- ハワイ
- 台湾
- 韓国
- グアム
- オーストラリア
- ニュージーランド
- カナダ
ここで、阪急交通社が2023年に行った「初めての海外旅行で行きたい国・地域ランキング」調査の結果に注目してみたいと思います。
- ハワイ
- 台湾
- 韓国
日本人観光客に人気の国では、JCBカードを使うことができるんだね!
JCBは実は日本のクレジットカード会社です。
日本唯一の国際ブランドだワン!
そのため、日本人観光客に人気な国やアジア地域での利用が充実していることは納得ですね。
また、オーストラリア、ニュージーランド、カナダの3か国については、利用可能に至るまでに異なる経緯がありました。
JCBカードがAmerican Express International, Inc.と提携したことで利用可能となったのです。
逆にJCBカードを利用できない国は、上記リストに挙げていない国ということになります。
そのため、海外旅行に行く際には、JCBカード+他社のカードと複数のカードで対応することがおすすめです。
VisaやMastercardといった国際ブランドのカードも併用すれば、世界中どこに行くにも安全だね!
空港ラウンジは利用できない
残念ながら、ANA JCBカード(学生用)では空港ラウンジを無料で利用することはできません。
期待していたから、ちょっとショックだな……
「空港ラウンジ無料の最強クレジットカード」の記事にも記載のとおり、空港ラウンジは搭乗前に優雅な時間を過ごせる空間です。
ANAカードの中で上位のグレードを誇るANAカード プレミアムの保有者は、国内線の空港ラウンジを無料で利用できます。
もちろん、料金を支払えば学生でも利用可能なので、安心してください。
国内線ラウンジの利用料は、1回3,000円程度が相場だよ!
他に2種類のブランドから選択できる
ANAカード(学生用)は、JCBの他にも2つのブランドから選択可能です。
- Visa
- Mastercard
両方とも、海外のほとんどの国で利用できるため、これから海外旅行をしようと思っている人にはおすすめ。
Visaは、世界シェアNo.1の国際ブランドとなっています。
他の航空会社のカードと比較するとどうなのかな?
JALカード naviと比べてどっちがおすすめ?
ANAの他に日本を代表する航空会社といえばJAL。
JALが発行する学生向けのクレジットカードにはJALカード naviがあります。
2つのカードを比較してみましょう。
内容 | JALカード navi | ANAカード〈学生用〉 |
---|---|---|
航空会社 | JAL | ANA |
年会費 | 在学中無料 | 在学中無料 |
還元率 | 1%相当 | 0.5%~1%相当 |
ボーナス | 搭乗:100% 継続:1,000マイル | 搭乗:10% 継続:1,000マイル |
主なサービス | 独自ボーナスマイル 減額マイル | スマートU25で100%ボーナス JCB10マイルコースが無料 |
ブランド | Visa/Mastercard/JCB | Visa/Mastercard/JCB |
限度額 | 最大30万円 | 最大30万円 |
付帯補償 | 国内・海外旅行 最大1,000万円 (自動付帯) | 国内航空・海外旅行 最大1,000万円 (自動付帯) |
公式サイト | https://jalcard.jal.co.jp/ | https://www.ana.co.jp/ja/jp/amc/anacard/ |
サービスに大きな違いはないんだね!
両者に差はほとんどないため、ANAカードに興味がある人はANAカード(学生用)を発行すれば良いでしょう。
あえて細かい違いを挙げるなら、次のようになります。
- マイルの有効期限
→JALは在学中無期限、ANAは3年 - 還元率
→JALは常に1%、ANAはANAカードマイルプラス加盟店の利用で還元率アップ
JALカード naviについての詳しい情報は、こちらの記事で確認してみましょう。
JALカード(学生用)とANAカード(学生用)を比較!
【まとめ】ANA JCBカード(学生用)はこんな人におすすめ!
ANA JCBカード(学生用)がおすすめな人をまとめてみると、
- 発行条件を満たしている人
- 旅行が好きな人
- 国内での利用がメインの人
ANA JCBカード(学生用)を発行するには、18歳以上の学生(大学・短大・専門学校・工業高専4、5年生・大学院生)である必要があります。
在学中は年会費無料で、かつ10マイルコースや『スマートU25』といった豪華サービスも利用できるため、持っていて損はないでしょう。
特に、旅行が好きで国内外によく行く人は、お得にマイルを貯めることが可能です。
ただし、JCBは利用できる国・地域に限りがあるため、海外で利用する頻度が高い場合はJCBが使えるかどうか注意した上で申し込みましょう。
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