大手スーパーのイオンでは、AEON Pay(イオンペイ)とWAONの2種類の決済方法を提供しています。
ですが、2つも決済方法があると、「違いは何?」「一体どっちがお得なの?」と混乱する人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、AEON PayとWAONの違いや還元率・使い方を比較して紹介します。
どちらを使うべきか迷っている人は、ぜひ参考にしてください。
結論、今から使うならAEON Payの方がおすすめです!
執筆者から一言
AEON PayはWAONと異なり、スマートフォンがあればカード不要ですぐに始められます。
イオン系列店ならいつでも1%のWAON POINTが貯まってお得。クーポンやキャンペーン特典も満載です。
イオンカードとAEON Payを併用すれば、面倒なチャージも不要で毎日のお買い物がさらに便利になりますよ。
AEON PayとWAONとは?
AEON Payは、イオンが提供するQRコード決済です。
PayPayのようにバーコードを表示して決済する方法で、スマートフォンがあればいつでも簡単に使い始められます。
AEON Payというアプリはなく、「iAEON」または「イオンウォレット」アプリで使えるワン!
対してWAONは、イオン発の電子マネーです。
AEON Payが登場するよりも前からあるため、「WAONなら知っている」という人も多いのではないでしょうか。
「ワオン!」という鳴き声の決済音が有名だね。
今WAONを使っている人は、わざわざAEON Payを使う必要があるのか疑問に思うかもしれません。
ですが、実はAEON Payの方が便利な場合も多いのです。
お得に使いこなすため、AEON PayとWAONの違いを詳しく知っておきしょう。
AEON PayとWAONの違い
AEON PayとWAONは似ているように思えますが、実際はそれぞれ特徴が異なります。
それぞれの違いは、以下のとおり。
特徴 | AEON Pay | WAON |
---|---|---|
決済方法 | QRコード決済 | 電子マネー |
必要なもの | スマートフォン | WAONカード またはNFC・Apple Pay対応端末 |
手数料 | 不要 | 300円(税込) *モバイルWAONなら不要 |
チャージ | 不要 *チャージ払いも可 | 必要 |
残高送金 | ◯ | ✕ |
利用限度額 | 50万 | 5万 |
還元率 | 0.5%~1% | 0.5%~1% |
貯まるポイント | WAON POINT | WAON POINT 電子マネーWAONポイント |
アプリ | iAEONまたは イオンウォレット | モバイルWAON |
対応店舗数 | 順次拡大中 | 約146万か所 *2024年11月 |
同じイオンの決済なのに、異なる点が意外に多いね。
AEON PayとWAONは、還元率はほぼ変わりませんが、決済方法や対応店舗数など異なる点もあることがわかります。
それぞれの良い点、注意点を詳しく解説していきます。
AEON Payはスマホがあればすぐに始められる
AEON Payは、iPhoneやスマートフォンがあれば、アプリをインストールするだけですぐに使えます。
専用端末やカードを用意する必要がなく、お手持ちのスマートフォンから無料で気軽に始められますよ。
AEON PayはPayPayなどと同じように、バーコードを店員さんに提示して支払う決済方法だワン!
対してWAONは店頭で300円(税込)の発行手数料を支払い、WAONカードを発行する必要があります。
スマートフォンで使えば発行手数料は不要ですが、NFC(おサイフケータイ)またはApple Pay対応端末が必要です。
WAONは、全てのスマートフォンで使えるわけではないんだね。
AEON Payなら始めるのは簡単ですが、WAONは少しだけ手間がかかることを覚えておきましょう。
AEON Payはチャージしなくても使える
AEON Payはイオンカードがあれば、チャージ不要でお買い物に使えます。
利用分はイオンカードから直接引き落とされるため、イオンカードの限度額、または最大50万円までのお買い物に利用可能です。
お買い物のたびに残高を気にしなくていいね!
イオンカードを持っていない人は、現金や銀行口座からAEON Payにチャージもできるから安心してほしいワン!
一方でWAONの場合、使う前に店頭レジや店頭端末・アプリからチャージが必要です。
限度額も5万円までとAEON Payに比べ少ないため、高額商品の購入には向きません。
毎日の食料品の買い出しなら問題ありませんが、大型家電など大きな買い物でも使いたいならAEON Payの方が安心でしょう。
AEON Payは家族や友人に残高を送金できる
AEON Payは電話番号やQRコードを使って、友人や家族に残高を送金可能です。
2人で一緒にお買い物をしたときも、一方が支払ってもう一方が半額を送金すれば、わざわざ現金を用意して割り勘する手間がかかりません。
あらかじめAEON Payにチャージした残高から送金できるワン!
対してWAONは送金には対応しておらず、チャージ分はお買い物で使い切る必要があります。
二人以上で買い物することが多い人は、AEON Payの方がおすすめです。
AEON Payだけのお得な特典も満載
iAEONアプリでAEON Payを使えば、店舗ごとのお得なクーポンを利用できます。
利用する場合、あらかじめお気に入り店舗のクーポンを選択しておきましょう。
上記のように「AEON Pay支払い」をONにしておけば、会員コードを1回スキャンするだけでクーポンとAEON Pay決済が同時に適用されます。
また、店舗によっては、AEON Payだけのお得なキャンペーンを定期的に開催している場合も。
ポイント倍増や、ルーレットでポイントが当たるといったキャンペーンにも参加できるので、お買い物の際はチェックしてみましょう。
iAEONアプリを入れておけば、お気に入り店舗のキャンペーンの確認ができるよ!
対応店舗数はWAONの方が多い
WAONは2007年から使われているため、後発のAEON Payよりも多くの店舗で利用できます。
2024年11月時点で、対応店舗数はなんと約146万か所。
WAONには約18年の長い歴史があるため、その分知名度も高く使える店舗も多いんだワン!
対してAEON Payは対応店舗がだんだん増えてきましたが、WAONに比べるとまだまだ少なめです。
イオン系列店以外でも使いたい人は、WAONの方が使いやすいと言えるでしょう。
ただ、イオン系列店ならWAONもAEON Payも両方使えるので、どちらを持っていても問題ありませんよ。
【どっちが得?】AEON PayとWAONの還元率を比較
AEON PayとWAON、お得なのはどっち?
AEON PayとWAONの違いを紹介しましたが、一番気になるのは「どちらがお得なのか」という点だと思います。
そこで、AEON PayとWAONの還元率を比較したところ、結果は以下のとおりでした。
AEON Pay | WAON | |
---|---|---|
還元率 | イオン系列店:1% 上記以外:0.5% | イオン系列店:0.5%~1% 上記以外:0.5% ※条件を満たせば1.5% |
貯まるポイント | WAON POINT | WAON POINT 電子マネーWAONポイント |
ポイントの使い道 | お買い物 | お買い物 WAONにチャージ |
AEON PayとWAONはどちらもイオン系列店で1%還元、それ以外では0.5%還元ですが、条件によって少し異なります。
WAONの場合、WAON POINTの他に「電子マネーWAONポイント」という別のポイントも貯まります。
イオンのポイント還元率は少し複雑なので、1つずつわかりやすく解説していきますね。
AEON Payはイオンの利用でいつでも1%還元
AEON Payは、全国のイオン系列店で200円(税込)利用ごとに2円分のWAON POINTが貯まります。
1%相当のWAON POINTが貯まるため、イオン系列店の利用はAEON Payがおすすめです。
スシローやドトールなどイオン系列店舗以外で使った場合、還元率は半分の0.5%となります。
イオン系列店で1%、イオン系列点以外で0.5%還元だと覚えてね!
なお、AEON Payは、イオンカード払いでもチャージ残高からの支払いでも還元率は同じです。
イオンカード払いで利用しても、イオンカードとAEON Payで重複してポイント還元はない点に注意しましょう。
AEON Payはどの支払い方法を使っても、還元率は変わらないんだワン!
WAONは会員登録すればイオンで1%還元
WAONの還元率はAEON Payと同様で、イオン系列店で1%のWAON POINTが貯まります。
ただし、WAONカードやモバイルWAONの場合、1%還元を受けるためには電子マネーWAON会員(所有者情報登録)が必要です。
イオンカード付帯のWAONなら、所有者情報登録をしなくても1%還元だワン!
イオン系列店以外で使った場合、所有者情報登録の有無に関係なく0.5%還元となります。
WAONは2種類のポイントが貯まりややこしい
WAONを利用すると「WAON POINT」の他に、「電子マネーWAON POINT」も貯まります。
それぞれの違いは以下をご覧ください。
2種類のポイントの違い
- WAON POINT…WAON POINT加盟店の利用で貯まる
- 電子マネーWAON POINT…WAON POINT加盟店以外での利用、イオンカードセレクトのオートチャージなどで貯まる
WAON POINT加盟店で利用すると「WAON POINT」が貯まりますが、WAON POINT加盟店以外で使った場合、0.5%の「電子マネーWAON POINT」が貯まります。
ポイントの名前が似ていてややこしいので、混乱しないように注意が必要です。
「WAON POINT」と「電子マネーWAONポイント」、すごく似ているね。
2種類のポイントの違いを知りたい人は、「イオンカードのポイントの貯め方・使い方・還元率は?使える店や電子マネーWAONポイントとの違いも解説」を読んでみてください。
また、貯まったポイントはそのままでは使えないため、事前にWAONにチャージする必要があります。
WAONはポイントの仕組みがややこしいので、AEON Payに比べると難しいと感じるかもしれません。
ポイントの管理が苦手な人は、AEON Payの方がおすすめです。
イオンカードセレクトでオートチャージすれば1.5%の高還元
イオンカードセレクトに付帯するWAONにオートチャージした場合、イオン系列店のお買い物が1.5%の高還元となります。
WAONの還元率は通常0.5%~1%ですが、この方法に限っては1.5%となり、AEON Payよりも還元率を上げられます。
いつでも高還元でお買い物したい人は、イオンカードセレクトがおすすめだワン!
イオンカードセレクトのオートチャージ設定は、イオン銀行ATMまたはWAONステーションでの設定が必要です。
なお、イオンカードセレクト限定の方法なので、他のイオンカードでWAONにオートチャージしても1.5%にはならない点に注意しましょう。
イオンカードの種類の違いについては、「イオンカードは作るべき?おすすめカードの種類やお得な使い方や特典・デメリットを紹介」を読んでみてください。
AEON PayとWAONは結局どちらを使うべき?
AEON PayとWAONは結局どっちがいいの?
AEON PayとWAONを比べると、AEON Payの方が利便性に特化しています。
クーポンが使いやすくポイントの仕組みもわかりやすいため、今から始めるならAEON Payがおすすめです。
AEON Payは以前まで、イオンカードがないと使えないデメリットがありましたが、銀行口座や現金でのチャージに対応したことからデメリットはほぼなくなりました。
ただし、イオンカードセレクトに付帯するWAONにオートチャージした場合に限っては、AEON Payよりも多くポイントが貯まります。
そのため、イオンカードセレクトを持っている人は、カード付帯のWAONを利用した方がお得です。
ポイント還元率重視の人は、イオンカードセレクトがおすすめだワン!
どっちが良いか決められない人は、両方持っておいて使い分けるのもおすすめですよ。
AEON PayとWAONに関するよくある質問
AEON PayとWAONについてもっとよく知りたい!
最後にAEON PayとWAONに関するよくある質問を紹介します。
AEON Payでポイント二重取りできる?
AEON Payは支払い方法が違っても還元率は変わらないため、二重取りはできません。
イオンカード払いでAEON Payを利用しても、重複してポイントは付かないので気をつけましょう。
また、イオンカードからAEON Payにチャージしても、チャージ時にはポイント還元はありません。
AEON Payは支払い方法に関係なく、イオン系列店で1%、イオン系列店以外では0.5%還元だよ!
AEON PayとWAONは紐づけできる?
モバイルWAONなら、iAEONアプリ上でAEON Payと紐づけ可能です。
WAONの残高と、AEON Payの残高を合算することはできません。
WAONカードの人はモバイルWAONに移行できないから、新たにモバイルWAONを発行する必要があるワン!
AEON PayにWAON POINTでチャージできる?
AEON Payでは、アプリで設定すればWAON POINTを利用できます。
ポイントを利用する場合、以下の画像のように、AEON Payのバーコードの下にある「WAON POINT」のスライダーをONにしましょう。
上記の設定をすれば、お買い物の際に貯まったポイントが優先して利用されるよ!
AEON Payとイオンカードの違いは?
AEON Payは、スマートフォンでバーコードを提示して支払うQRコード決済です。
全国のイオン系列店や、対応店舗でお買い物に利用できます。
対してイオンカードは、イオン銀行が発行するクレジットカードです。
世界中の国際ブランド加盟店で利用可能で、公共料金などの毎月の支払いにも使えます。
イオン系列店で使うならどちらでもお得ですが、AEON Payならカードを持ち歩かなくてもスマートフォンで気軽に決済できますよ。
AEON Payとイオンカードを併用すれば、さらに便利に使えるよ!
【まとめ】今から始めるならAEON Payがおすすめ
AEON PayとWAONの違いがよくわかった!
AEON PayとWAONの違いについて解説しました。
最後にこの記事の重要な点を3つにまとめます。
- AEON PayとWAONは決済方法と使い方が異なる
- 今から始めるなら利便性の高いAEON Payがおすすめ
- イオンカードセレクトを持っている人ならWAONの方が高還元
AEON PayとWAONはそれぞれ特徴が異なりますが、AEON Payの方が便利で多くの特典を受けられます。
WAONは貯まったポイントをチャージする手間がかかりますが、AEON Payならアプリ1つでポイント管理も楽々です。
AEON Payは、WAONをすでに使っている人も利用できます。
ぜひこの機会に、お得なAEON Payを始めてみてくださいね。
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