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ソフトバンクが潰れる可能性はある?

読者のギモン

ソフトバンク株への投資を検討しています。

ソフトバンクが潰れる可能性はどれくらいあるのでしょうか?

編集部が回答

結論、ソフトバンクが潰れる可能性は極めて低いと言えます。

前提として、企業が潰れる、すなわち倒産するのは資金繰りに行き詰った時

つまり、手元のキャッシュ(現金)が底をつき、必要な支払いに応じることができなくなった時だということです。

このキャッシュの動きを確かめるのはP/LやB/Sだけでは不可能であり、財務3表の残りの一つ、キャッシュフロー計算書(C/S)が必要になります。

財務3表について詳しく知りたい方は下記の記事をご覧ください。

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【理由①】正常に資金繰りされている

それでは、実際にソフトバンクのCFを見てみましょう。

下図には、過去6年分の営業CF・投資CF・財務CFとFCF、およびP/Lの純利益の推移をまとめました。

ソフトバンクのCFと純利益の推移
同社決算短信より作成

上図から、ソフトバンクは本業でしっかりと現金を稼ぎ、適切に投資に回していることが分かり、正常に資金繰りができています

高い配当性向により、財務CFもマイナスですが、本業の利益で十分に賄うことができていると言えるでしょう。

C/Sを見ることで、企業のお金の流れがよく分かるね!

【理由②】公益性の高い事業

また、ソフトバンクが潰れる可能性が低いもう一つの理由として挙げられるのが、事業の公益性です。

ソフトバンクは現在、日本の通信市場でシェア3位を誇る携帯事業を運営しています。

そのシェア率は20%を超えており、日本人のおよそ5人に1人がソフトバンクのサービスを利用している計算です。

そんなソフトバンクが潰れる事態となったら、どうなるでしょうか。

日本全体で混乱が起きそうだね…

2018年12月に発生したソフトバンクやワイモバイルなどの大規模な通信障害では、約3060万回線が4時間以上にわたり繋がりにくくなり、多くの人々の日常生活に支障をきたしました

このようにソフトバンクの携帯事業は、日本全土に影響を及ぼすほどの大規模な通信インフラであるということです。

つまり、もしもソフトバンクが潰れることになっても、かつてのJALへの支援のように、政府が何らかの形で支援を実施することが想像できるでしょう。

ソフトバンクは日本を代表する企業にまで成長したということだね!

筆者の見解まとめ

ソフトバンクが潰れる可能性は極めて低いです。

キャッシュ・フロー計算書を見てみても、資金繰りは正常に行われています。

また、ソフトバンクは今や日本中に影響力を持つほどの大規模な通信インフラを担っており、そう簡単に潰れることはないでしょう。

ただし、いざ投資をするとなると視点は変わってきます。

ソフトバンクの株価はなかなか上がらないと言われているように、購入には慎重な検討が必要です。

ここまでご覧になって、もっと安心して投資できる高配当株を知りたいという方も多いことでしょう。

おすすめの高配当銘柄について知りたい方は、ぜひ以下の記事も併せてご覧ください。

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執筆:いろはにマネー編集部
執筆:いろはにマネー編集部

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