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国内ETFはおすすめしない?デメリットはある?

読者のギモン

国内ETFに投資するのは止めた方がいいですか?

よく海外のETFは話題になっていますが、日本のETFも興味があったので利益が出せそうか気になります。

編集部が回答

国内ETFは以下3つのデメリットがあり、長期投資にはおすすめしません

  • 分配金が自動で再投資されない
  • 少額投資・クレカ積立ができない
  • 価格乖離の可能性がある

それぞれ詳しく見ていきましょう。

分配金が再投資されない

国内ETFの場合、分配金を自動で再投資する仕組みはありません

長期の積立投資の最大の魅力は、複利効果を利用できる点です。

分配金も投資資金として再投資するべきですが、ETFの場合は再投資を手動で行う必要があります。

投資信託は、設定で受取型と再投資型を選択することができるワン!

少額投資・クレカ積立ができない

  • 投資信託…金額単位での取引(100円から投資可能)
  • ETF…単元(口数)単位

ETFは株と同様、売買単位が定められており、投資信託ほど少額投資には向きません

例えば人気の国内ETF「NEXT FUNDS 日経225連動型上場投信」は売買単位1で市場価格は約4万円です。(2024年6月現在)

投資信託なら複数の銘柄に少額ずつ投資できるけど、ETFだとまとまった金額を1つの銘柄に投資しなきゃいけないんだね…。

また投資信託の場合、対象銘柄や積立額に応じてポイント還元がなされる制度がありますが、ETFは対象外です。

価格乖離の可能性がある

ETFには市場価格と基準価額という2種類の価格が存在します。

  • 市場価格…東証で売買する際の取引価格。市場の需給に応じてリアルタイムで変動。
  • 基準価額…ETF1口あたりの時価総額(純資産額)。1日1回算出される。
         国内ETFは、注文日の当日の国内マーケットの終値を基に算出。

基準価額は1日1回、閉場後にのみ算出されるため、売買時に市場価格と基準価額(本来の価値)に差(価格乖離)が生じる可能性があります

価格乖離がある場合、自身が売買時する時点で割安か割高か(損か得か)わからないことに。

ETFの基準価額の決まり方

これは割高の例で、865で購入した場合実際の価値より高い金額を支払っていて損、865で売却した場合、得したことになるワン!

  • 例)市場価格110>基準価額100 割高(プレミアム)…本来の価値より高い価格で売買されている
  • 例)市場価格100<基準価額110 割安(ディスカウント)…本来の価値より安い価格で売買されている

ETFは市場価格と基準価額という2つの価格を考慮して売買する必要がある上に、仕組みが少し複雑です。

筆者の見解まとめ

国内ETFは分配金を手動で再投資する必要があったり、2種類の価格があり少し仕組みが複雑であったりするのがデメリットです。

一方、投資信託の場合はプロが運用してくれるため、自身で価格を気にして売買する必要はありません。

投資判断を行うのはプロでも難しいため、自身で売買して短期的に利益を得ることは初心者なら更に厳しいのが現実。

投資信託に長期で積立投資を行い、確実に資産を増やしていくことがおすすめです。

執筆:いろはにマネー編集部
執筆:いろはにマネー編集部

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株式や投資信託などの投資経験があるメンバー、仮想通貨投資経験者、20枚以上のクレカ保有者、証券アナリスト試験合格者など、それぞれの記事領域に見識の深いメンバーが読者の疑問に答えます。
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