※2024年より、つみたてNISAはNISA(つみたて投資枠)に変更されました。
読者のギモン
NISAのつみたて投資枠とiDeCoの両方を利用する場合、同じ口座で開設すべきですか?
編集部が回答
「NISA(つみたて投資枠)」の口座と「iDeCo(個人型確定拠出年金)」の口座はそもそも別の口座で、同じ口座では管理ができません。
また、NISA口座とiDeCo口座は同じ証券会社で開設しなければならないという縛りもないです。
加えてNISAとは異なり、iDeCoは積立額に応じたポイントなどは付与されません。
そのため、どの証券会社で開設してもお得さは変わらず、同じ証券会社でも違う証券会社でも好きに選べます。
利便性で考える
同じ証券会社で口座開設をすると連携ができ、サイトでのパスワード入力などの手間は省けます。
例えば楽天証券では、NISA口座とiDeCo口座が1つのサイトで管理でき、資産状況の確認から各種手続きまで同じサイトで完結します。
手続きまで1つのサイトで行えるのは、楽天証券だけなんだワン!
その他、松井証券は投信アプリで資産状況が確認できます。
SBI証券なら、総合口座とアカウント連携をすれば、iDeCoサイトへ入る際にパスワードの入力は不要です。
iDeCoの取り扱い銘柄で選ぶ
例えばNISAでの積立投資でも、圧倒的人気を誇るのがeMAXIS Slimシリーズです。
iDeCoでも投資したいと思う方は多いのではないでしょうか。
しかし、楽天証券はiDeCoでのeMAXIS Slimシリーズの取り扱いはありません。
人気の銘柄だから取り扱っていると思っていたけど、よく確認しなきゃだね。
一方でSBI証券や松井証券などのネット証券では取り扱いがあります。
NISAの取り扱い銘柄は、主要な銘柄は証券会社でもさほど変わりません。
しかしiDeCoの銘柄はNISAの取り扱い銘柄と比較するとかなり少なく、ラインナップも証券会社で異なるのが特徴です。
そのため自身が投資したい銘柄があるかをまず確認してから開設しましょう。
筆者の見解まとめ
私は楽天証券のつみたて投資枠を使っていますが、ほとんど運用状況も確認することなく「ほったらかし投資」の状態です。
NISA同様に、iDeCoも頻繁にサイトを開かないのであれば、あえて利用する証券会社を分ける必要はありません。
管理の手間を減らすうえでも、証券会社をどうするか迷ったらNISAもiDeCoも同じ証券を利用できるように申し込みするのが良いでしょう。
証券口座を他社にするのがおすすめな人は、例えば「今は楽天証券でNISAをやってるけど、iDeCoはeMAXIS Slimシリーズが良かった」という方ですね。
eMAXIS Slimシリーズがないのであれば、私はiDeCoを楽天証券では開設しないかもしれません。
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