サロン開催報告

2002年のサロン開催報告

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第9回ブリッジサロンが開催されました

12月15日(土)、2001年最後のブリッジサロンを赤坂・カナダ大使館ビルで開催しました。参加企業は(4709)インフォメーション・ディベロプメント、(8876)リロ・ホールディング、(2687)CVSベイエリアの3社でした。
14時より、各社約30分のプレゼンテーションを行いました。


交流会の様子

師走の忙しい中、約60名の個人投資家が集まりました。


インフォメーションディベロップメント
船越専務

リロ・ホールディング
佐々田社長

CVSベイエリア
泉澤社長

参加者数はいつもより若干少なかったものの、交流会では各企業に熱心な質問をぶつけていました。


交流会の様子

 

プレゼンテーションの要約(プレゼン順)

(4709)インフォメーションディベロップメント

  1. 2002年3月中間期決算
    運営管理、開発部門が貢献し売上高は9.1%増収となったものの、大型開発案件の採算低下で営業利益は74.2%のマイナス。
    最終利益は前期の退職給付債務の積み立て不足計上がなくなり黒字転換。
    下期の重点テーマは、「収益力の強化」で、そのためにプロジェクト採算管理の強化と海外生産など生産性の向上に注力。
  2. 今期業績見通し(連結)
    売上高
    11,100百万円
    前期比
    +14.0%
    経常利益
    650百万円
    前期比
    -11.5%
    当期利益
    360百万円
    前期比
    +48.5%
  3. 中期経営計画
    ①現状ビジネスの拡大
    川上から川下までシステムに関する業務全てがアウトソーシングの対象と捉え、トータルアウトソーシング戦略を進める。
    ②新マーケットの開発
    グループ戦略として営業チャネル拡大による新規顧客を獲得。(モバイルコマース、グローバルファイナンスサービス、キッズインターネットセーフティなど)
    ③プロダクト開発 競争力のある開発体制の強化。そのために、開発コストの削減、開発技術力の向上、新技術への対応をポイントに。国内外の子会社、関連会社を有効に活用。
    ④新規ビジネスの展開
    キッズインターネットセーフティにかかわる某大手ISPのコールセンターを10月に立ち上げ。e-CRMサービスの提供など高付加価値のコールセンターを目指す。
    2003年目標 売上高3―5億円、営業利益率15%。

    以上をベースに2004年3月期は、
    連結売上高  150億円
    連結経常利益  15億円
    ROE     15%を目指す。

 

(8876)リロ・ホールディング

  1. 今期(2002年3月期)業績予想
    売上高
    190億円
    経常利益
    15億円
  2. コアビジネス
    当社事業の強み・特徴
    企業福利厚生サービス分野に特化した日本で唯一の公開企業。
    新しいマーケットを作り出してきたパイオニア&リーディングカンパニー。
    顧客を組織化するストックビジネス。

    ①リロケーション事業
    転勤による留守宅に関して、金銭管理からテナント入居中の様々なトラブルや手続きまで総合的な管理を行なう。
    国内管理物件数 10,545件(2001年9月末)
    企業の「住宅制度問題」はいまだ未解決。改革をサポートする企業向け、従業員向けの「住宅総合サービス」が必要。そのための新たな制度改革ツールとして「リロ・ネット」を稼動するとともに、総合的な問題解決に対するニーズの高まりを受け、ラインアップを強化して制度改革のモデルケースを構築。
    ② 福利厚生代行サービス事業
    勤労者へより質の高い福利厚生制度を提供するための業務全般を企業に代わって運営するサービス。
    企業は従業員数によって入会金、月会費を同社に支払う。同社はメニュー提供会社(宿泊施設、スポーツクラブなど)に利用ごとに差額を補填。これにより従業員は幅広い福利厚生サービスを割安に利用可能。
    大手企業の相次ぐ入会、公務員への波及で2004年3月までに100万人突破を目指す (今期末 4500社、80万人予想)。

    今後は法人営業マーケット以外のマスマーケットもターゲットに。
    ・ シニア向け:ふろむな倶楽部(50歳以上対象。2003年3月には3万人へ)
    ・ クラブオフ:個人顧客を会員化している企業に対し、その顧客、会員にサービスを割安に提供。
  3. 組織戦略と長期ビジョン
    第1次オリンピック作戦によって「コア事業における圧倒的No.1の地位確立」と「グループ経営基盤の確立」を目指す。第2次オリンピック作戦における飛躍的成長のための基礎固めと位置付け。

    長期的には、ファイナンス、ビジネスアウトソーシングも加えた「生活総合支援サービス産業の創出」を目指す。

 

(2687)CVSベイエリア

  1. 事業概要
    ・ サンクスAAと企業フランチャイズ契約を結び、東京9区千葉10市にエリアフランチャイズとして店舗を出店。サンクスとは人的
    ・資本的関係はない。 今後の規模拡大のためには、出店エリアの拡大とサンクス以外のCVSのマルチブランド化で対応する。
    ・ 特徴としては、住宅地、繁華街のみでなく潜在化した需要を顕在化させることを目的とした出店を行っている。(例:品川埠頭)
    ・ 刺身や駄菓子、豚汁など地域の需要に合わせた個店対応も特色。
  2. 決算概要
    加盟店を含む売上高
    2001年2月期
    16,230百万円
    2001年8月中間
    10,127百万円
    経常利益
    2001年2月期
    722百万円
    2001年8月中間
    480百万円

    既存店の平均日販は業界No.1(2001年2月期 787千円)

    ・ 店舗数は年間20店前後の出店を予定。2002年 93店舗予想。
    ・ 株主還元は10月に1株を2株に分割。株主優待も検討中。
  3. 新規事業への取り組み 他チェーンとの差別化をはかり更なる日販アップのため、「コンビニを超えたコンビニ」を目指し、FA24を展開。アイデア全てが日常生活をベースに。
    ・FA24とは?
    街のお母さんをコンセプトにお客様がいつでも(24時間)、必要な時に安心なサービス(ファーストエイド)を受けられる複合施設を展開。
    ・FAヘアカット:10分1000円のヘアカット
    ・FAマッサージ:10分1000円の専門家によるマッサージ
    ・FAクリーニング:24時間対応のクリーニング取次ぎ
    ・ネットランドリー:特殊ネットを利用した下着クリーニング。独身者、単身赴任者のみでなく、老人ホーム、社員寮、病院、工事現場などにも広がる期待。
    ・ふとん丸洗いサービス:日本一安い料金設定に成功。 など